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※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 ブルネイは一般市民の大多数が敬虔なイスラム教徒(ムスリム)であり,豊かな地下資源(石油,天然ガス)を経済基盤として,国民は等しく医療,教育,その他の公共サービスでの優遇措置を享受していることから,従来,凶悪犯罪の発生率が低く,平和で安全な国と言われてきました。しかし近年,犯罪は増加傾向にあります。2017年の犯罪件数は6,329件(前年比+116件)で,在留邦人の方々が警戒すべき「家屋侵入・窃盗」については増加しており,また,「身体に対する犯罪」は昨年に比べると件数としては少ないものの,依然として例年より多いことから,決して治安が改善しているわけではないと言えます。犯罪の約半数を占めるのが車上荒らし,家屋侵入といった盗難犯罪となっています。特定の危険地域は存在しないものの,独立家屋,特に人通りが少なく,空き地に隣接している家屋は比較的標的となりやすいため,入居家屋の選定時に留意が必要です。時期としては,毎年イスラムの断食明け大祭(ハリラヤ)や中国正月の前後に,犯罪の発生率が高くなるとされています。

2 日本人の被害例
 近年は,邦人が巻き込まれる事件は報告されていませんが,家宅侵入等への備えは必要です。

3 犯罪被害危険地域
 特定の危険地域と指定されるような場所はありませんが,銀行,ATMの周辺,ホテル,ショッピング・モール,レストラン等では,スリ,ひったくり,置き引きなどに注意する必要があります。また,件数自体は少ないものの,女性を狙った強姦殺人・傷害事件が近年発生していることから,人目のつきにくいような場所(トレッキング・コース,森林公園,映画館のトイレ等)での単独行動(特に女性)や肌を著しく露出する服装は避けてください。更には,通学・帰宅途上の児童を狙った誘拐未遂事件も時折発生しており,保護者による送迎は必須となっています。

4 防犯対策
(1)旅行中の基本的な防犯の心構えとして,次の点に注意する必要があります。
ア 多額の現金や多くの貴重品を持ち歩かない。
 イ 現金や貴重品の入ったバッグは必ず手元に置き,目を離さないようにする。
 ウ 空港や市内両替所で多額の両替・換金をしない。
 エ 目立たない行動や服装を心がける。
 オ 銀行又はATMで現金を引き出した後は周囲に注意を払う。
 カ 生命と身体の安全を最優先し,強盗等に遭っても抵抗しない。
 キ 見知らぬ相手に対し,宿泊先,旅行日程,旅券の記載内容,クレジットカード等に関する情報を教えない。
(2)ブルネイにおける生活上の安全・防犯対策についての主な留意点は次のとおりです。
 ア 2014年5月にシャリア刑法(イスラム法に基づく刑法)が施行され,同法に基づく逮捕事例が発生しています。日本では法律違反とならないようなケースでもブルネイのシャリア刑法では罰せられることがありますので,注意が必要です。シャリア刑法の概要については,大使館のホームページ等で最新の状況を確認してください。
在ブルネイ日本国大使館HP(関連ページ): http://www.bn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/sharia.html
 イ 犯人は何らかの行動を起こす前に事前に下見をすることが多いといわれることから,常に住居・自家用車の周辺には気を配るようにし,不審者を見かけた場合は直ちに警察等に通報する。
 ウ 報道等によれば,戸締まりを忘れた台所のドア等からの侵入が多いところ,戸締まりには十分注意する。
 エ 訪問者を十分に確認し,安易にドアを開けないようにする。
 オ 家族の行動・居場所等を常に把握し,変更が生じる場合は必ず連絡を取り合うようにする。
 カ 普段から不審な電話に注意を払い,電話機の近くには緊急連絡先リストやメモ等を常備する。
 キ 夜間外出する場合は室内の照明を点灯させておくなど,不在であることを気付かれないようにする。
 ク 在室・在宅中,何者かの侵入に気付いたときは,できるだけ速やかに,また静かに警察(管理者又は警備会社)に通報するとともに,身を隠して侵入者との接触を避けるようにする。(空き巣は,騒ぎ立てることで居直り強盗(殺人)に急変する例が多いので,遭遇してしまった場合はいきなり大声を出したり抵抗したりしないように注意する。)
 ケ 車は,常にドアの施錠,窓の全閉を心がけ,また外から見えるところにバッグ等を置かないようにする。また,駐車の際は,暗い場所,ひと気のない場所を避ける。

5 テロ対策
 これまでに,ブルネイにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

査証、出入国審査等

(手続きや規則等に関する最新の情報については,駐日ブルネイ大使館や各国のブルネイ大使館等にお問い合わせください。)
駐日ブルネイ大使館 電話番号:03-3447-7997
同ホームページ:http://www.bruemb.jp/visiting-brunei/

1 査証(ビザ)
 日本とブルネイでは,査証免除取極が締結されています。日本旅券所持者が,観光を目的に14日以内の滞在を予定している場合,ブルネイの入国に際し査証を取得する必要はありません。その他の入国目的の場合は,日本や海外にあるブルネイ大使館で入国前に査証取得が必要です。例えば就業の場合,ブルネイ国内の受入企業代表者又は身元引受人が事前に労働許可,帯同する家族については扶養家族滞在許可を取得しておく必要があり,それに基づき,査証を取得することになります。

2 出入国審査
 不法入国・不法滞在に対する警戒が厳しく,出入国審査は厳格に行われます。14日以内の観光目的で入国する場合の条件は,(1)旅券(パスポート)の有効期限が6か月以上であること,(2)査証欄の余白(入国スタンプなどを押すページ)が2ページ以上あること,(3)予約済みの出国するための航空券を所持していること,とされています。このため,旅券の残存有効期間や査証欄の余白等は十分か,常に確認するよう心がけ,必要に応じ早めに切り替え手続き又は査証欄の増補手続き等を行っておくようにお勧めします(旅券に関する諸手続については最寄りの旅券事務所(パスポート・センター)又は日本国大使館・総領事館までお問い合わせください。)。

3 外貨申告
 ブルネイ入国時に,15,000ブルネイ・ドル相当以上の外貨を持ち込む場合は,税関で申告が必要になります。
なお,現地通貨のブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと等価交換されており,ブルネイではシンガポール・ドルも流通しています。
 

4 通関
 入国時の通関審査は厳しく,持込手荷物について開披検査される場合があります。特に,酒・タバコ類については規制があり,イスラム教徒は酒類の持込みが禁止されています。非イスラム教徒は,入国時に1人につきウイスキーやワイン等ボトル2本(最大計2L),及びビール330ml缶12缶まで個人用としての持込みが認められますが,入国時に申告する必要があります。タバコについては,2010年11月1日から課税対象になり,1本につき50セントの関税支払いが求められます。
 なお,主な持込禁止品目は,火器・銃器類,麻薬,ポルノ雑誌などですが,一般の雑誌,ビデオ,DVDでも水着姿等,性的刺激の強いものや政治的要素の強いものは検閲が行われ,没収されることがあります。また,銃火器,麻薬の所持者には極刑が科されることがあります。詳細は,以下のウェブサイトを参照ください。
●ブルネイ財務省ホームページ(「Passengers Concession」,「Customs Import Duty」等
http://www.mof.gov.bn/Customs/Passengers-Concession.aspx
http://www.mof.gov.bn/Customs/Custom-Import-Duty.aspx
 また,空港搭乗ゲートセキュリティチェックでは機内持ち込みの荷物にプリンター(インクカートリッジ)が含まれている場合は,機内持ち込みできませんので,出国の際に注意してください。これは,欧州の空港でプリンターカートリッジを用いたテロ行為があったことに関係しています。
以下の関連ウェブサイトも併せてご参照ください。
●ブルネイ民間航空強ホームページ(液体物の機内持込みに関する案内)
http://www.mincom.gov.bn/dca/Site%20Pages/Information%20TAB/LAGs.aspx

滞在時の留意事項

1 長期滞在者向けの注意事項
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ブルネイ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在ブルネイ日本国大使館まで送付してください。

2 短期滞在者向けの注意事項
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在ブルネイ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

3 滞在許可
 観光以外の目的で入国し長期滞在を希望する場合は,入国時に入国管理(審査)官から認められた仮入国期間内(通常14日)に,出入国管理局に対し必要書類を提出の上,旅券に正規の滞在許可証印をスタンプしてもらう必要があります。その後,再度,出入国管理局において,身分証カード(ICカード)の発行申請手続きを行い,同カードを取得します(ブルネイ国内では,身分証カードの所持が義務づけられています。)。

4 写真・ビデオ撮影の制限
 空港,軍事施設,宗教色の強い場所(例えばモスクの内部)等,特に規制のある場所以外は一般的に写真撮影が可能です。ただし,公共の建物・施設等では,念のため事前に関係者から許可を得ることを心がけてください。

5 各種取締法規
(1)2014年5月1日から,ブルネイではイスラム教に基づくシャリア刑法が施行されました。これに伴い,アルコール関係の罰則等が強化(下記(3)参照)された他,ラマダン月の断食時間中に公共の場で飲食または喫煙した者は,国籍や宗教に関係なく4,000ブルネイ・ドル(約3,000米ドル)以下の罰金若しくは1年以下の懲役,またはそれらが併科されます。滞在期間中は十分に注意してください。
詳しくは大使館ホームページをご確認下さい。
在ブルネイ日本国大使館HP(関連ページ):http://www.bn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/sharia.html

(2)麻薬犯罪は,マレーシア,シンガポール等と同様に厳しく処罰されます。刑罰は,麻薬の種類や量,さらに所持,不法な輸出入,取引,使用した場合などランク分けして定められています。麻薬の種類によっては,一定量以上の所持で死刑,それ以外の場合であっても刑罰は重く,20~30年の実刑および鞭打ち刑が科されます。

(3)宗教(イスラム教)上の理由により,国内ではアルコール(酒)類の売買と,レストラン等公共の場所での飲酒が禁止されています。非イスラム教徒に限り,公共の場以外(ホテルの自室内等)のみでの飲酒が可能となっていますが,イスラム教徒に勧めたり,贈呈することは禁じられていますので十分に注意してください。また,喫煙も公共の場所(ホテルを含む)では禁止されていますので,宿泊先等で喫煙の可否につき十分確認してください。

(4)1962年に発出された非常事態宣言は,現在も有効であり,事前に当局の許可を得ずに多数で集会(パーティ)等を催したりすると,場合によっては懲役5~7年及び7,000ブルネイ・ドル(約5,000米ドル)以上の罰金が科せられます。また,不法に銃火器等を所持している者は死刑となることもあります。

6 交通事情
(1)日本と同じく車は右ハンドルで左側通行ですが,日本ではまれなラウンド・アバウト(環状交差点)での右側からの車優先,また左折車は左折専用レーンより直進の信号が赤でも右からの車がなければ左折可能といった交通ルール等がありますので,慣れるまでは注意が必要です。運転中の携帯電話の使用は違法行為です。

(2)王族関係の車が一般道路を走行する場合は,先導の警護オートバイ数台がかなりのスピードで走行しつつ,前方の車に対し道を空けるよう要求します。まれに対向車線へ進入してくることもありますので,走行中にそのような車列に出会った場合は,対向車線であってもスピードを落とし,道路際に寄るよう心がけてください。

風俗、習慣、健康等

1 風俗,習慣
 国王をはじめ国民の多数がイスラム教徒であるため,イスラム教の戒律が厳しく守られています。モスク等を見学するとき,特に女性は肌を露出した服装は避けること,また,飲酒等戒律に反する行為をイスラム教徒の前で行うことは禁じられています。極端な場合にはイスラム教上の品位にもとる行為としてシャリア刑法上の罰則を科される可能性もあるので十分注意が必要です。更に会議などで年長者や政府高官と同席する場合,足を組むことや人や物を指すときに人差指を使う(通常は親指を使う)のは非礼な行為とされています。

2 衛生事情,病気,医療事情
(1)ブルネイ政府当局によると,マラリアや肝炎等の風土病はないとされていますが,隣接するマレーシア領では時折これらの病気が発生しています。また,近年はブルネイでもデング熱の症例が増加しています。デング熱への予防対策等については,以下のアドレスからご確認いただき,必要な対応策を講じるようにしてください。また,義務付けられている予防接種はありませんが,破傷風,狂犬病あるいはA型・B型肝炎,日本脳炎等の予防接種をお勧めします。近年世界的に流行したジカウイルス感染症については,現時点では発症例は確認されていません。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp

(2)飲料水は安全を期して市販のミネラルウォーターを利用することをお勧めします。また,一般的にブルネイ料理は油分・糖分が多く高カロリーのものが多いので,健康管理上留意してください。

(3)ブルネイでは,これまでのところ鳥インフルエンザは発生していません。国際空港を含め陸路,水路等入港地点においては,鳥インフルエンザ等感染症上陸防止の監視体制が常に敷かれています。

(4)24時間体制・完全看護の総合病院もありますが,近隣諸国からの出稼ぎの医師が多く,日本と同レベルの医療水準は期待できません。難しい手術や精密検査を要する場合は,ブルネイ人でもシンガポール等の病院に行っているので,事情の許す限りシンガポールや日本等での診察をお勧めします。また,病気や事故に遭ったときの治療費や緊急移送にかかる費用は相当高額になることが予想されますので,万一の場合を想定し,医療・移送費をカバーする十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

(5)「在外公館医務官情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/brunei.html )において,ブルネイ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

緊急時の連絡先

[ブルネイ国内から]
◎警察:993(日本の110番)
 ブルネイ警察本部:(国番号673)245-9500
◎救急車:991
◎消防署:995
◎在ブルネイ日本国大使館:(国番号673)222-9265(代表)
※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。

問い合わせ先

○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5145
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047


○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp (PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ブルネイ日本国大使館
  住所:House No. 33, Simpang 122, Kampong Kiulap, Bandar Seri Begawan BE1518, Negara Brunei Darussalam
  電話:222-9265
   国外からは(国番号673)-222-9265
  FAX:222-9481
   国外からは(国番号673)-222-9481
  ホームページ: http://www.bn.emb-japan.go.jp/ja/index.html

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