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危険情報
ニューカレドニアの危険情報(危険レベルの一部引き下げ)
更新日 2025年11月18日
危険レベル・ポイント
【危険レベル】
●ニューカレドニア全域
レベル1:十分注意してください。
・グランテール(Grand Terre)島の北部、東側沿岸部、同島内陸部とリフー島を除くその他の島嶼(引き下げ)
・グランテール島の西側沿岸部の一部(ヌメアからコネまでの沿岸部)及びリフー島(継続)
【ポイント】
●2024年5月13日、独立派による抗議活動が激化し、その後の期間を含めて、道路の封鎖、略奪、建物・車両等への放火等が発生しました。同日から1年半が経過し、治安情勢は相当程度回復しています。一方、依然として独立派と反独立派の対立等を背景とした一定の緊張が続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の事案が予期せず発生する可能性がありますので、十分注意してください。
●治安状況の一定の改善が認められるので、ニューカレドニア全域の危険情報をレベル1(十分注意してください)に引き下げます。(既にレベル1であった地域は継続)。
●ニューカレドニア全域
レベル1:十分注意してください。
・グランテール(Grand Terre)島の北部、東側沿岸部、同島内陸部とリフー島を除くその他の島嶼(引き下げ)
・グランテール島の西側沿岸部の一部(ヌメアからコネまでの沿岸部)及びリフー島(継続)
【ポイント】
●2024年5月13日、独立派による抗議活動が激化し、その後の期間を含めて、道路の封鎖、略奪、建物・車両等への放火等が発生しました。同日から1年半が経過し、治安情勢は相当程度回復しています。一方、依然として独立派と反独立派の対立等を背景とした一定の緊張が続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の事案が予期せず発生する可能性がありますので、十分注意してください。
●治安状況の一定の改善が認められるので、ニューカレドニア全域の危険情報をレベル1(十分注意してください)に引き下げます。(既にレベル1であった地域は継続)。
詳細
1 概況
(1) フランスからの独立派と反独立派が対立するニューカレドニアでは、2021年に行われた3回目の住民投票で独立が否決された後も、独立派が抵抗を継続しています。
(2) 2024年1月、仏政府は、ニューカレドニアの住民投票の選挙人を10年以上ニューカレドニアに居住している全ての住民に拡大することを規定する選挙制度改正に関する憲法改正法案を国会に提出し、同年5月15日(仏時間)、国民議会本会議で可決されました。有権者に占める独立派の割合が減ることを危惧する独立派はこれに強く反発しました。
(3) 5月13日以降、ニューカレドニアの中心都市ヌメアとその周辺で独立派による抗議活動が激化しました。道路の封鎖、商店・車両等への放火、略奪、襲撃等があり、銃撃戦や憲兵隊員2名を含む14名の死亡事案が発生しました。この影響により、公共交通機関の停止、学校の休校、空港の閉鎖、夜間外出禁止令等の措置がとられました。商店、交通インフラ等の機能の停止により、食料・燃料等の調達、医療機関への移動等が困難となり、社会生活にも影響が生じました。5月15日(仏時間)、仏政府は、治安当局の権限を強化する内容の非常事態宣言を発出しました(5月28日夜に解除)。
(4) 2025年7月12日にパリ郊外のブジヴァル市で仏政府、独立派及び反独立派による政治的合意(ブジヴァル合意)がなされ、今後、憲法改正手続等を経て、2026年6月頃に地方選挙が実施される予定です。しかしながら、一部独立派が、ブジヴァル合意からの離脱を表明するなどしていることから、今後の政治状況を注視する必要があります。
(5) 激しい抗議活動が始まってから1年半が経過し、治安情勢は相当程度回復しています。一方、依然として独立派と反独立派の対立等を背景とした一定の緊張が続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の事案が予期せず発生する可能性があります。
2 地域別情勢
ニューカレドニア全域
レベル1:十分注意してください。(一部は引き下げ、一部は継続)
大きな暴動等の発生が見られず、治安状況は相当程度改善したと認められるので、ニューカレドニア全域を危険レベル1(十分注意してください)とします(一部はレベル引き下げ、一部は同レベルを継続)。ただし、依然として一定の政治的な緊張は続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の状況が予期せず発生する可能性があります。報道等により最新の情報を入手の上、デモ・集会等の現場には近づかない、万一不測の事態に遭遇した場合は速やかにその場を離れるなど、十分注意してください。
3 渡航・滞在に当たっての注意
(1) ニューカレドニアへの渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」も併せて参照してください。
安全対策基礎データ:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_299.html
(2) 一般犯罪情勢
自動車の窃盗、車上荒らし、住居侵入が発生しています。所持品には十分注意し、自動車や宿泊施設には必ず鍵をかけてください。犯罪発生率は低い傾向にありますが、スリやひったくりなどの財産犯罪は発生しています。日本人観光客は、一般的に裕福とみられており、犯罪のターゲットとなりやすいことに注意が必要です。
(3) ニューカレドニアでは、日本人を含む外国人を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍事基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数の者が集まる場所(いわゆる「ソフトターゲット」)を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
詳細は、ニューカレドニアのテロ・誘拐情勢も併せてご確認ください。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_299.html)
(4) ニューカレドニアに3か月以上滞在される方は、在ヌメア領事事務所が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
オンライン在留届:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ヌメア領事事務所からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
「たびレジ」:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関係課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地公館等連絡先)
○ 在ヌメア領事事務所 BUREAU CONSULAIRE DU JAPON A NOUMEA
住所:Immeuble Le Norwich,11 rue Georges Baudoux,98800 Noumea Nouvelle-Caledonie France
電話:24-18-55
ニューカレドニア外からは(国番号687)24-18-55
E-mail: consulatjapon.noumea@nm.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/noumea.html
〇在フランス日本国大使館
住所:7 Avenue Hoche 75008 Paris, France
電話:01-4888-6200
国外からは(国番号33)1-4888-6200
ホームページ: https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(1) フランスからの独立派と反独立派が対立するニューカレドニアでは、2021年に行われた3回目の住民投票で独立が否決された後も、独立派が抵抗を継続しています。
(2) 2024年1月、仏政府は、ニューカレドニアの住民投票の選挙人を10年以上ニューカレドニアに居住している全ての住民に拡大することを規定する選挙制度改正に関する憲法改正法案を国会に提出し、同年5月15日(仏時間)、国民議会本会議で可決されました。有権者に占める独立派の割合が減ることを危惧する独立派はこれに強く反発しました。
(3) 5月13日以降、ニューカレドニアの中心都市ヌメアとその周辺で独立派による抗議活動が激化しました。道路の封鎖、商店・車両等への放火、略奪、襲撃等があり、銃撃戦や憲兵隊員2名を含む14名の死亡事案が発生しました。この影響により、公共交通機関の停止、学校の休校、空港の閉鎖、夜間外出禁止令等の措置がとられました。商店、交通インフラ等の機能の停止により、食料・燃料等の調達、医療機関への移動等が困難となり、社会生活にも影響が生じました。5月15日(仏時間)、仏政府は、治安当局の権限を強化する内容の非常事態宣言を発出しました(5月28日夜に解除)。
(4) 2025年7月12日にパリ郊外のブジヴァル市で仏政府、独立派及び反独立派による政治的合意(ブジヴァル合意)がなされ、今後、憲法改正手続等を経て、2026年6月頃に地方選挙が実施される予定です。しかしながら、一部独立派が、ブジヴァル合意からの離脱を表明するなどしていることから、今後の政治状況を注視する必要があります。
(5) 激しい抗議活動が始まってから1年半が経過し、治安情勢は相当程度回復しています。一方、依然として独立派と反独立派の対立等を背景とした一定の緊張が続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の事案が予期せず発生する可能性があります。
2 地域別情勢
ニューカレドニア全域
レベル1:十分注意してください。(一部は引き下げ、一部は継続)
大きな暴動等の発生が見られず、治安状況は相当程度改善したと認められるので、ニューカレドニア全域を危険レベル1(十分注意してください)とします(一部はレベル引き下げ、一部は同レベルを継続)。ただし、依然として一定の政治的な緊張は続いており、道路封鎖、投石、発砲等により、主要道路の通行が困難となる等の状況が予期せず発生する可能性があります。報道等により最新の情報を入手の上、デモ・集会等の現場には近づかない、万一不測の事態に遭遇した場合は速やかにその場を離れるなど、十分注意してください。
3 渡航・滞在に当たっての注意
(1) ニューカレドニアへの渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」も併せて参照してください。
安全対策基礎データ:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_299.html
(2) 一般犯罪情勢
自動車の窃盗、車上荒らし、住居侵入が発生しています。所持品には十分注意し、自動車や宿泊施設には必ず鍵をかけてください。犯罪発生率は低い傾向にありますが、スリやひったくりなどの財産犯罪は発生しています。日本人観光客は、一般的に裕福とみられており、犯罪のターゲットとなりやすいことに注意が必要です。
(3) ニューカレドニアでは、日本人を含む外国人を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍事基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数の者が集まる場所(いわゆる「ソフトターゲット」)を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
詳細は、ニューカレドニアのテロ・誘拐情勢も併せてご確認ください。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_299.html)
(4) ニューカレドニアに3か月以上滞在される方は、在ヌメア領事事務所が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
オンライン在留届:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ヌメア領事事務所からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
「たびレジ」:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関係課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地公館等連絡先)
○ 在ヌメア領事事務所 BUREAU CONSULAIRE DU JAPON A NOUMEA
住所:Immeuble Le Norwich,11 rue Georges Baudoux,98800 Noumea Nouvelle-Caledonie France
電話:24-18-55
ニューカレドニア外からは(国番号687)24-18-55
E-mail: consulatjapon.noumea@nm.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/noumea.html
〇在フランス日本国大使館
住所:7 Avenue Hoche 75008 Paris, France
電話:01-4888-6200
国外からは(国番号33)1-4888-6200
ホームページ: https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


