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イランの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】

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更新日 2025年07月24日
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●パキスタンとの国境地帯、ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●首都テヘラン含む、上記地域を除く全地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き下げ)

【ポイント】
●6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しましたが、6月24日に米国により停戦合意が発表され、25日以降は双方の間で攻撃の応酬は発生していないことから、パキスタン、イラク及びアフガニスタン国境地帯等を除き、首都テヘランを含む全地域を「レベル3:渡航中止勧告」に引き下げます。

●イラン・イスラエル間では、引き続き一定の緊張状態は継続するとみられ、不測の事態が発生するおそれは否定できず、そうした状況においては直ちに出国できなくなる可能性もあることから、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、やむを得ず滞在する特段の事情がない場合は、速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じ、今後不測の事態が生じた際は、出国することを含めた速やかな安全な地域・場所への退避等、自らの安全確保に努めてください。

●パキスタン、イラク及びアフガニスタン国境地帯等では、治安部隊と反政府組織との衝突等がみられます。どのような目的であっても同地域への渡航は止めてください(一部地域には退避勧告が発出されています)。

詳細

【詳細】
1 概況
6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しましたが、6月24日に米国により停戦合意が発表され、25日以降は双方の間で攻撃の応酬は発生していません。ただし、イラン・イスラエル間では、引き続き一定の緊張状態は継続するとみられ、不測の事態が発生するおそれは否定できません。

2 地域情勢
各地域の情勢は上記1に加え、以下のとおりです。
(1)パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

パキスタンとの国境地帯においては、イラン治安当局と麻薬密輸組織・テロ組織との衝突・交戦が頻繁に発生しており、治安情勢が極めて不安定です。

(2)ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯においては、イラン治安部隊とクルド系分離主義組織「クルド自由生活党」(PJAK)等との間で衝突が発生しているほか、ISIL関係者の摘発も複数報じられています。また、両州と国境を接するイラク側にも危険レベル4(退避勧告)が発出されています。イラク国内の不安定な治安情勢がイラン側の治安にも悪影響を及ぼす可能性があることから、イラク情勢についても十分に警戒する必要があります。

(3)首都テヘラン他、上記地域を除く全地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き下げ)

 上記1のとおり、6月25日以降は、イランとイスラエルの双方の間で攻撃の応酬は発生していないことから、上記(1)及び(2)を除き、首都テヘランを含む全地域を「レベル3:渡航中止勧告」に引き下げますが、双方の間では、引き続き一定の緊張状態は継続するとみられ、不測の事態が発生するおそれは否定できず、そうした状況においては直ちに出国できなくなる可能性もあることから、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、やむを得ず滞在する特段の事情がない場合は、速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じ、今後不測の事態が生じた際は、出国することを含めた速やかな安全な地域・場所への退避等、自らの安全確保に努めてください。

3 安全確保のための注意事項
(1)やむを得ず滞在する場合には、渡航期間に応じ在留届またはたびレジの登録を行い、かつ出国について在イラン日本国大使館と緊密に連絡を取るようにしてください。また、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。

(2)これまでイランでは、首都テヘランを含む各地で国際テロ組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)によるテロが発生しているほか、イラン南東部や西部・北西部のイラク・トルコ国境付近において、分離主義組織がイラン治安当局と交戦する事案が発生しています。これまでに、イランにおいてテロ事件による日本人の被害は確認されていませんが、日本人・日本権益がテロ等の標的となる可能性は否定できません。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
詳細は、「テロ・誘拐情勢」( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_046.html )も併せてご確認ください。

4 その他
隣国のイラク、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、アフガニスタン及びパキスタンにも「危険情報」が発出されていますので、併せて参照してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住 所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電 話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (フィーチャーフォン版)

(現地大使館連絡先)
○在イラン日本国大使館
住 所:NO.162, Moghadas Ardebili Street, Tehran, Iran
電 話: +98-21-2266-0710     
F A X : +98-21-2266-0747
Email :consular@th.mofa.go.jp
ホームページ: http://www.ir.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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