1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

バーレーンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

「危険情報」とは?別ウインドウが開きます

更新日 2023年07月12日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
 全土 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
 シーア派住民居住区では,過激化した若者と治安部隊との衝突が時折発生しています。2021年2月には爆弾テロ未遂事件が発生し、過去には、実際に死傷者を伴う爆発物によるテロ事件も発生していることから、同地区には近づかないでください。

詳細

1 概況
(1)バーレーンでは、2011年、政治改革を求めるシーア派住民を中心とする大規模なデモが発生し、死傷者を伴う騒じょう事案に発展しましたが、現在は概ね落ち着いており、治安の急激な悪化が懸念されるような状況ではありません。また、一般犯罪(強盗、窃盗、暴行等)の発生も少ない状況にあります。
 ただし、シーア派住民の居住区内において、一部の過激化した若者達が、タイヤを燃やして道路を封鎖する、火炎瓶を投てきするなどの暴力的活動を散発的に行っており、治安部隊との衝突も発生しています。特に、2020年9月にバーレーンがイスラエルと国交正常化に合意して以降、イスラエルとの国交正常化反対を訴える集会デモが断続的に行われており、一部地域では、治安部隊が催涙ガスを使用してデモ隊を解散させる状況も発生しています。
 また、同地区では、2021年2月に爆弾テロ未遂事件が発生しており、過去には、実際に手製爆発物の爆発により、死傷者が出るテロ事件も起きていることから、こうした事案に巻き込まれないよう十分に気を付けてください。
 こうした衝突やテロ事件は、シーア派地区(下記2(1)の地区等)内で発生することが多いことを踏まえ、昼夜を問わず、シーア派地区へ立ち入ることは避けてください(交通渋滞等により迂回路として利用することも避けてください)。デモ隊や群衆との遭遇や、爆発音、あるいは、不審者、不審物、不審車両を発見した場合には、直ぐにその場から離れ、不測の事態に巻き込まれないよう安全対策に留意してください。

(2) 現在のところ、バーレーンにおいて日本人・日本権益を直接標的とした事件は確認されていませんが、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。また、バーレーンのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_053.html) も参照してください。

2 地域別情勢
 全土:「レベル1:十分注意してください。」

(1) シトラ(Sitra)地区、エクル(Akr)地区、ヌウェイドラード(Nuwaidrat)地区、マーミール(Maameer)地区、ナビ・サーレハ(Nabih Saleh)地区、ビラード・アル・カディーム(Bilad al Qadeem)地区、サナビス(Sanabis)地区、デイエ(Ad Daih)地区、ジドハフス(Jidhafs)地区、バニ・ジャムラ(Beni Jamrah)地区、ディラーズ(Diraz)地区、アブ・サイビ(Abu saybi)地区、ムクシャ(Al Muqsha)地区、カラーナ(Karrhnah)地区、カルババード(Karbabad)地区、ドミスタン(Damistan)地区、カルザカン(Karzakkan)地区、マルキーヤ(Malkiya)地区、デイル(Dair)地区周辺
 上記を含むシーア派地区(黒い旗が掲げられ、古い建物及び落書きが多いのが特徴となります。)では、治安部隊と一部の過激化した若者達との間で度々衝突が発生しています。衝突の際には、火炎瓶や石の投てきが行われるのに対し、治安部隊は催涙ガス弾やショットガン(散弾銃)が使用するケースが多く、負傷者も出ています。また、治安かく乱のためにタイヤを燃やしたり、瓦礫を放置したりすることによって道路が通行不能となることもあります。
 こうした事案に巻き込まれないよう、シーア派地区への立ち入りは避け、また、シーア派地区周辺でも主要道路以外は近づかない等、自らの安全確保に努めてください。

(2) 上記以外の地域
 現時点において特段の大きな危険はありませんが、デモ活動等が散発的に発生しております。また、2017年までは警戒中の警察官を狙った爆発物テロ事件が発生していましたので注意が必要です。
 つきましては、バーレーンへの渡航・滞在を予定されている方は、引き続き現地の情勢に留意し、シーア派住民が多数居住する地区やデモ集会等や、警戒中の警察官には近づかないなど、自らの安全確保に努めてください。また、滞在中も常に関連情報の収集に努めるなど、安全対策に十分留意してください。

3 滞在にあたっての注意
 バーレーンへ渡航・滞在される方及び既に滞在中の方は下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在バーレーン日本国大使館、欧米各国関係機関、現地関係機関等を通じて最新情報を入手するよう努めてください。

(1) 現地に3ヶ月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく「在留届」の届出を行ってください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )からできます。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、在留届電子届出システムにて、その旨を届け出てください。
 在留届の提出義務のない3ヶ月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む。)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )への登録をお願いします。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると、滞在先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

(2) デモ活動が起きそうな場所に近づくことは避けるとともに、万一、デモ集会等に遭遇した場合には、直ちにその場から離れて安全な場所へ退避してください。また昼夜問わず、シーア派住民が多数居住する地区へ近寄ることは避けてください。

(3) 外出される場合には、軍・警察関係施設、石油関係施設や多くの人々が集まっている場所には近づかない等の安全対策に十分留意するとともに、必ず身分証明書を携行してください(身分証を携行していない場合、300BD以下の罰金の罰則があります)。

(4) これまでのところ、日本人を直接の対象とした犯罪の発生は確認されておりませんが、外国人を狙った強盗、窃盗、暴行等の事件発生が確認されていますので、外出時や就寝時には十分に注意してください。

(5) 緊急に国外退避が必要となる場合に備え、パスポートやビザの有効期限、すぐに持ち出せる十分な額の現金やクレジットカード等を準備してください。
なお、日本大使館においてパスポートを更新する場合は申請から交付まで約3週間の日数を要します。また、バーレーンの滞在許可証をお持ちの方については、パスポート更新後、同国の内務省国籍・旅券・居住局(NPRA:Nationality, Passport and Residence Affairs)にて滞在許可証を更新する手続きを行う必要がありますので、ご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在バーレーン日本国大使館
 住 所:Bldg. 55 Salmaniya Ave.
     Block 327, Manama
     P. O. Box 23720, Kingdom of Bahrain
 電 話:1771-6565
     国外からは(国番号973)1771-6565
 FAX  :1771-5059
     国外からは(国番号973)1771-5059 
 ホームページ:http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/japanMain.htm
 メールアドレス:nippon@bh.mofa.go.jp
page TOP