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ボスニア・ヘルツェゴビナの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2023年07月07日
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危険レベル・ポイント

●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域等(地雷が残存している可能性のある地域):
レベル1「十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域等においては、過去の紛争時に埋設された地雷がいまだに残存しており、十分注意する必要があります。
●公共機関・施設で爆破予告事案が度々発生しています。爆破予告に遭遇した際は、警察等の指示に従いつつ、その場所から退避を優先してください。

詳細

1 概況
(1)ボスニア・ヘルツェゴビナでは、1995年に紛争が終結して以来、和平が定着し、紛争で破壊された経済・社会インフラも国際社会の支援もあって相当程度回復してきており、政治的にも民主主義体制確立のための改革が進められています。しかしながら、最新の調査では未だに国土の1.7%以上に約17.5万個の紛争時に埋設された地雷が残存しており除去作業は現在も継続しています。
 また、最近の傾向として、国内の学校、病院、警察署、裁判所等に対する爆破予告事案が度々発生しています。現時点で実際に爆発物が設置された、当該不審物が爆破したという情報はありませんが、今後の情勢次第では実際に爆発物が設置される可能性もあるため、政府や公共の施設、人が集まりやすい駅、バスターミナル、ショッピングセンター等を利用する際は注意してください。爆破予告に遭遇した際は、警察等の指示に従いつつ、その場所からの退避を最優先とし、現場にとどまるなどの不用意な行動を避けてください。

(2)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、ボスニア・ヘルツェゴビナのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_191.html )も参照してください。

2 地域別情勢
 ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域等(地雷が残存している可能性のある地域):
 レベル1:「十分注意してください。」(継続)

 現在では地雷の除去も進み、通常の生活や観光において、サラエボ市等の主要都市で地雷の被害に遭う可能性はほとんどないと言えますが、2023年3月には、北部の都市ドボイ近郊で地雷により1名が死亡、2名が怪我を負う事故が発生しています。上記の主体境界周辺地域等を中心にいまだ国土の1.7%以上が地雷原とされており、約17.5万個の地雷が残っています。当該地域においては、地雷除去作業が継続しており、地雷の多くは既に埋設場所が確認され、「ドクロ・マーク」、「MINE」及び「立入禁止を示すテープ」で標示されていますので、こうした場所には絶対に近づかないでください。また、標示のない場合や標示が外されてしまった埋設場所もありますので、草むらや未舗装の道路、廃墟や廃村、果樹園等には、現地事情に詳しいガイドを伴わずに立ち入ることは避けてください。万一、埋設エリアに誤って入ってしまった場合は、絶対にその場を動かず、周囲に助けを求めるなどして、駆けつけた作業員等の指示に従ってください。
 なお、地雷埋設エリアについては、EU部隊(EUFOR)が作成した地雷埋設地図 (https://www.euforbih.org/index.php/bih-minefield-maps )を参考にしてください。

3 滞在にあたっての注意
 滞在中は、行動に注意し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館、現地関係機関等から最新の情報を入手するように努めてください。
 当地に滞在する際の防犯対策及び一般的留意事項については、「安全対策基礎データ」ページの「犯罪発生状況、防犯対策」及び「滞在時の留意事項」の項目をご覧ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_191.html
海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ボスニア・ヘルツェゴビナに3か月以上滞在する場合は、在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

4 隣国のクロアチア及びセルビアにも別途「危険情報」が発出されているのでご留意ください。
(問い合わせ窓口)
○外務省海外安全相談センター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地大使館連絡先)
○在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館:
 住所:Bistrik 9, 71000 Sarajevo, Bosnia and Herzegovina
 電話:(市外局番033)-277-500
  国外からは(国番号387)-33-277-500 
 メール:japanbih@sx.mofa.go.jp
 ホームページ:https://www.bosnia.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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