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アルメニアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2023年04月04日
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●アゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチバン自治共和国との国境地域を含む。)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(継続)
●アララト州、ゲガルクニク州、ヴァヨツ・ゾル州、シュニク州、タヴシュ州
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記以外の地域(首都エレバンを含む。)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2020年9月27日、ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域におけるアゼルバイジャンとアルメニアとの大規模な軍事衝突が勃発し、同年11月9日、ロシアの仲介により停戦合意が成立しました。しかしながら、アゼルバイジャンとの国境周辺地域では、停戦合意後も両国軍部隊間による発砲事案等が断続的に発生していることから、目的を問わず、アゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチバン自治共和国との国境周辺地域を含む。)への渡航は止めてください。また、滞在している方は直ちに退避してください。
●上記以外の地域(首都エレバンを含む。)については、停戦合意後、情勢は比較的安定していますが、状況に応じて十分な安全対策を講じるように心掛けてください。

詳細

1 概況
(1)アルメニアとアゼルバイジャンは、長年、アルメニア人が多く居住するナゴルノ・カラバフの帰属をめぐり対立しており、2020年9月27日、同地域において、1994年の停戦後最大規模となる軍事衝突が勃発しました。2020年11月9日、ロシアの仲介による停戦合意の成立後も、アゼルバイジャンとの国境周辺地域では、国境画定をめぐりアルメニア軍とアゼルバイジャン軍との発砲事案等が散発しています。

(2)これまでに、アルメニアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 詳細は、「テロ・誘拐情勢」もあわせてご確認ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_152.html

2 地域別情勢
(1)アゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチバン自治共和国との国境周辺地域を含む。)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

 2020年9月に発生した大規模な軍事衝突後、同年11月、ロシアの仲介により停戦合意が成立しました。しかしながら、国境の画定を巡りアルメニア軍とアゼルバイジャン軍の間で発砲事案やアゼルバイジャン軍の侵入事案等が継続して発生し、死傷者が出ています。また、現在アルメニア政府は、国境周辺における写真、録画撮影等への罰則を強化しています。

 ついては、アゼルバイジャンとの国境周辺地域への渡航は、目的を問わず止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。

(2)アララト州、ゲガルクニク州、ヴァヨツ・ゾル州、シュニク州、タヴシュ州(アゼルバイジャン(ナヒチバン自治共和国を含む。)と国境を接している地域)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 2020年9月に発生した大規模な軍事衝突後も、アゼルバイジャン(ナヒチバン自治共和国を含む。)と国境を接する州においてはアルメニア軍とアゼルバイジャン軍による発砲事案が散発しているため、引き続き不要不急の渡航は止めてください。

(3)上記以外の地域(首都エレバンを含む。)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

 上記以外の地域(エレバンを含む。)については、現時点においては比較的治安は安定していますが、軍事衝突の結果、家族を失った人や傷痍軍人を家族に抱えることになった人等、反体制派等によるデモ集会等も散見されていることから、最新の治安情勢の情報収集に努めるなど、不測の事態に巻き込まれることのないよう、十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は以下の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。
(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 アルメニアに3か月以上滞在する方は、在アルメニア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。 (https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在アルメニア日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
 
(2)アルメニアは地震が多い地域であり、1988年には約2万5千人の死者を出したとされる大地震(いわゆるスピタク地震)が発生しており、2011年10月の隣国トルコにおける大地震や2012年12月の黒海地域での地震などの際には、アルメニア領内でも地震が観測されています。平素より10日分程度の食料・飲料水等の備蓄をお勧めします。

4 その他
 隣国のアゼルバイジャン、ジョージア、トルコ及びイランにも各々危険情報が発出されていますのでご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在アルメニア日本国大使館
  住所:Babayan street 23/4, Yerevan, 0037, Republic of Armenia
  電話:(市外局番011)-52-30-10
   アルメニア国外からは(国番号374)- 11-52-0-10
  ホームページ: http://www.am.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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