1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

ガボンの危険情報(内容の更新)

「危険情報」とは?別ウインドウが開きます

更新日 2023年03月06日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2023年8月に大統領選挙をはじめとする各種選挙が予定されています。前回(2016年)の大統領選挙の際には各地で暴動が発生しており、今回の選挙においても同様の事態に発展する可能性があります。選挙期間中及びその前後には、特に治安情勢に注意し、デモ、暴動、略奪等から身を守る行動に努めてください。
●ガボンでは、刃物等を使用した殺人、誘拐事件などが多発しています。また、デモや集会等が予定されている地域には近寄らず、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。昼夜を問わず、邦人を対象とした強盗、ひったくり、スリなどの事件が頻発しています。外国人は狙われやすいという認識を持って、日中であっても周囲の警戒を怠らず、危機感を持った行動に努めてください。

詳細

1 概況
(1)2023年8月に大統領選挙、議会選挙及び地方選挙等が予定されていることから、今後、与野党の対立が激化し、各地でデモ等が発生する可能性がありますので、十分注意してください。前回(2016年)の大統領選挙時には、暫定結果発表直後に僅差で敗れた野党候補支持のデモ隊と治安部隊との間で激しい衝突が起き、放火や略奪が多数発生したほか、複数の死傷者も出ています。こうした情勢を踏まえ、現地報道や大使館等から発信される安全情報を参考にし、デモや集会等が予定されている地域には近寄らず、不測の事態に十分注意してください。

(2)2019年1月に発生したクーデター未遂事件以降、空港、国営放送局前、上院議会及び国民議会前などの街頭の要所に治安部隊が配置されていますが、貧困問題を背景に、依然として刃物等を使用した犯罪が頻発しています。また、近年、特に乳児・未成年者を含む誘拐、殺人事件の発生について現地で報道されています。郊外の長距離バス乗り場や市場、夜の繁華街等、多くの人が集まる場所では犯罪が発生しやすく、夜間の住宅や車両を狙った窃盗事件も多発していますので、十分注意してください。

(3)邦人を対象とした事案としては、強盗、ひったくり、スリ、空き巣、車上ねらいなどの犯罪が多発しています。日中、交通量の多い場所であっても、被害が発生していますので、防犯意識を高め、常に危機感を持った行動が必要となります。

(4)大麻、コカインなどの薬物使用の低年齢化が問題となっており、高校、大学構内においても使用される等、ガボン全土で薬物の蔓延が深刻化しています。大麻の多くは近隣国から陸路で持ち込まれますが、ガボン国内にも栽培プラントが存在します。また空路によりコカインなどが密輸される場合もありますので、空港等で荷物の運搬依頼を受け、意図せず禁止薬物の運び屋となってしまわないよう注意してください。

(5)依然として、ギニア湾では武装集団による誘拐、強盗等の海賊等事案が多発しています。2021年9月には、ガボン沖に停泊中の船舶が襲撃され、複数名が負傷し、1名が拉致される事案が発生しました。海路での移動には十分な警戒が必要です。

2 地域情勢
 全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)首都リーブルビル市
ア 2019年1月7日、10人ほどの軍人がリーブルビル市の国営放送局を襲撃・占拠する事件が発生しました。襲撃の首謀者は、ラジオを通じて重要施設の占拠を呼びかけクーデターを謀りましたが、治安当局によって直ちに制圧され、未遂に終わりました。今後も、現政治体制に不満を持つ勢力による同種の事件が発生するおそれがあります。
イ 賃金や奨学金の未払いに抗議する労働者や学生などによるデモや抗議行動が頻繁に行われており、放火や破壊行為に発展する場合があります。これらに対し、治安部隊が催涙ガスなどを使用して鎮圧するケースもしばしば発生しています。
ウ 貧困世帯が居住する地域では、路上強盗、ひったくり、侵入窃盗等の犯罪が日常的に発生していますので、これらの地域に立ち入らないように注意してください。

(2)アカンダ市
 アカンダ市(リーブルビル市の北側に隣接)は、日中リーブルビル市内へ出勤する労働者が多数在住していることから、日中の空き巣犯罪が頻発しています。

(3)その他の地域
 ガボン全土において、各種一般犯罪が頻繁に発生していますので、十分な警戒が必要です。 

 つきましては、ガボンへの渡航にあたっては、在ガボン日本国大使館、現地関係機関及び報道等から最新情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
 ガボンへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、外務省海外安全ホームページ内のガボンの「安全対策基礎データ」( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_097.html )も併せて参照してください。
 滞在中は、十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在ガボン日本国大使館、現地関係機関及び報道等から最新情報を入手するよう努めてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガボン日本国大使館に連絡してください。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先を伝えておくようにしてください。
 3ヶ月以上滞在される方は、在ガボン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を退出してください。(http://www.ezairyu.mofa.go.jp//RRnet)
 3ヶ月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ガボン日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index/html)

4 なお、隣国の赤道ギニア、サントメ・プリンシペ、カメルーン及びコンゴ共和国に対しても危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガボン日本国大使館(Ambassade du Japon au Gabon)
住所:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
   電話:(+241)011-73-22-97 / 011-73-02-35
   閉館時の緊急連絡先:(+241)077-38-73-38
   FAX:(+241)011-73-60-60
   ホームページ:https://www.ga.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
page TOP