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コートジボワールの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2023年01月10日
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●マリ及びブルキナファソとの国境地帯並びに北東部コモエ国立公園地域及びガーナとの国境地帯の一部
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ドングェレ地方オディエンネ、サバン地方コロゴ、ヴァレ・デュ・バンダマ地方ダバカラ、ザンザン地方ボンドゥクの北側地域(レベル3発出地域を除く。)、モンターニュ地方全域、及びリベリア国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●隣国マリ及びブルキナファソ南部の武装集団の活動域がマリ及びブルキナファソとの国境地帯並びに北東部コモエ国立公園地域及びガーナとの国境地帯の一部にも広がっていることから、危険レベル3を継続します。
●武装集団の活動域の南下傾向が続いており、北部の危険レベル3発出地域の南側にもテロの脅威が及ぶ可能性があります。また、リベリアとの国境地帯を含む西部地域では、部族間の衝突が発生するリスクが依然として高いため、これらの地域に対し危険レベル2を継続します。

詳細

1 概況
(1)隣国マリ及びブルキナファソでは武装集団の活動により治安が悪化しており、これら武装集団の活動域は、コートジボワール側のマリ及びブルキナファソとの国境地帯並びに北東部コモエ国立公園地域及びガーナとの国境地帯の一部にも広がっています。

(2)2021年9月、ブルキナファソの情報機関等がブルキナファソとコートジボワールとの国境付近におけるイスラム過激派によるテロ攻撃のリスクについて指摘していると報じられており、北部国境地帯及び北東部コモエ国立公園地域の危険レベル3発出地域の南側にもテロの脅威が及ぶ可能性があります。

(3)リベリアとの国境地帯を含む西部地域では、以前から部族間の対立が存在しており、衝突が発生するリスクは依然として高い状態にあります。

(4)コートジボワールにおいて、日本人・日本権益を直接標的としたテロや誘拐の脅威は現時点で確認されていませんが、上述のとおり、近年、隣国のマリやブルキナファソに拠点を置く武装集団がコートジボワール領内に南下・侵入していることに留意が必要です。
 2019年11月には、コートジボワール国境から北方に約100km離れたブルキナファソのシデラドゥグーにおいて、ファーウェイ社の中国人技術者が武装集団に拉致される事件が発生しています。同事件を実行した武装集団は、ブルキナファソ南部、マリ南部及びコートジボワール北部の国境地帯を活動地域としており、コートジボワール国内においても、外国人、特に国際的に知名度の高い企業関係者等を標的とした拉致・誘拐事件の発生が懸念されます。
 このような情勢を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。コートジボワールの「テロ・誘拐情勢」の詳細はこちらからご確認ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_101.html)

2 地域情勢
(1)マリ及びブルキナファソとの国境地帯並びに北東部コモエ国立公園地域及びガーナとの国境地帯の一部
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

 マリ及びブルキナファソの武装集団が活発に活動しており、両国の国境地帯の治安情勢が悪化しています。コートジボワール側の国境検問所等が襲撃される事件が相次いで発生しており、2021年6月には、ブルキナファソ国境付近を警戒していたコートジボワール軍のパトロール車両が武装集団に待ち伏せされ、複数の死傷者が出ています。
 これら武装集団の活動域は、国境地帯のみならず北東部コモエ国立公園地域及びガーナとの国境地帯の一部まで広がっています。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(2)ドングェレ地方オディエンネ、サバン地方コロゴ、ヴァレ・デュ・バンダマ地方ダバカラ及びザンザン地方ボンドゥクの北側地域(レベル3発出地域を除く。)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 2021年2月、フランス対外治安総局長が、2020年にサヘル地域のアル・カーイダ系組織はギニア湾岸への南下を決定しコートジボワールやベナンの要員に資金を提供している旨発言するなど、武装集団の活動域が南下傾向にあることが指摘されており、危険レベル3発出地域の南側にもテロの脅威が及ぶ可能性があります。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航・滞在する場合には、特別な注意を払うとともに十分な安全対策を講じてください。

(3)モンターニュ地方全域、リベリア国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 リベリアとの国境地帯を含む西部地域では、以前から部族間の対立が存在しており、衝突が発生するリスクは依然として高い状態にあります。
 
 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航・滞在する場合には、特別な注意を払うとともに十分な安全対策をとってください。

(4)上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

 アビジャンのアジャメ、アボボ及びヨプゴンの各地区では、多くの市場や交通の要所が存在し、住宅地として人口密度も非常に高くなっていることから、行き交う人を標的とした、けん銃、ナイフ等を用いた強盗事件が発生しています。2022年7月には、アビジャンのマルコリー地区で深夜にフランス人が帰宅途中に強盗に襲われ銃で殺害される事件が発生しています。
 アビジャン以外の地方都市では、バイクを使ったひったくりや路上強盗などのほか、道路を丸太やタイヤなどで封鎖し、バス等の通行車両を襲う道路封鎖強盗も各地で散発しています。

 つきましては、これらの地域への渡航・滞在を予定している方は、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
(1)コートジボワールへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、安全対策基礎データも併せて参照してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_101.html
(2)滞在中は、十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在コートジボワール日本国大使館、現地関係機関及び報道等により最新の情報を入手するよう努めてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在コートジボワール日本国大使館に連絡してください。
(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 コートジボワールに3か月以上滞在する方は、在コートジボワール日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在コートジボワール日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 隣国のリベリア、ギニア、マリ、ブルキナファソ及びガーナについても、それぞれ危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コートジボワール日本国大使館
  住所:Immeuble La Prévoyance, Bâtiment B, 2ème étage Avenue Noguès, Plateau, Abidjan, Côte d’Ivoire 01 B.P. 1329 Abidjan 01
 電話:(市外局番なし)27-2021-2863, 27-2021-3043, 27-2022-1790
   国外からは(国番号225)27-2021-2863,27-2021-3043,27-2022-1790
  FAX:(市外局番なし)27-2021-3051
   国外からは(国番号225)27-2021-3051
  ホームページ:http://www.ci.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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