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サウジアラビアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2022年08月22日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●ジャーザーン州、アシール州、ナジュラーン州、東部州におけるイエメンとの各国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●イラクとの国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記地域を除く全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●サウジアラビアでは、2015年をピークにテロ事件の発生件数は減少傾向にありますが、同年以降も、イスラム過激派組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)による自爆テロ・銃撃テロ事件が発生しています。
●2020年秋、フランスにおいて発生した預言者ムハンマドの風刺画問題をめぐる抗議とみられる外国人襲撃、爆発事案が発生したほか、2021年12月、自動車レース「ダカール・ラリー」に参加したフランス関係者の車両の爆発事案が発生しています。
●ジャーザーン州、アシール州、ナジュラーン州及び東部州におけるイエメンとの各国境地帯では、イエメン政府を支援するサウジアラビアに対し、イエメン反政府勢力ホーシー派からのミサイルや無人機攻撃が発生していましたが、2022年4月以降、停戦合意が発効中で、サウジアラビア主導の有志連合軍とホーシー派との戦闘は一時的に止まっています。
●また、サウジアラビア国内各地の軍事基地、国際空港及び石油施設等において、イエメンに活動拠点を置くホーシー派による無人機等を用いた攻撃があり、これらの施設に被害が生じています。

詳細

1 概況
(1)サウジアラビアでは、2003年から2004年にかけてリヤド外交団地区や東部州アルコバールにおいて大規模テロ事件が発生したことを受け、治安当局はテロ防止対策を強化しました。2014年及び2015年にISILとの関連が疑われるテロ事件が複数発生したものの、2015年をピークにサウジアラビア国内におけるテロ事件の発生数は減少傾向にあります。
(2)2020年10月、在ジッダ仏総領事館前で警備員が刃物を持った男に襲撃される事案が発生しました。また、同年11月には、非イスラム教墓地での式典で爆発が発生し、出席者が負傷する事案が発生しました。これらは、フランスにおける預言者ムハンマドの風刺画問題をめぐる抗議とみられています。同事案に対しては、ISILが犯行声明を発出しています。また、2021年12月、自動車レース「ダカール・ラリー」に参加したフランス関係者の車両が爆発する事件がジッダで発生しています。サウジアラビアでは、引き続き同様の事案が発生する可能性があることに注意してください。

(3)2022年4月以降、国連の仲介による実現したイエメン紛争当事者間の停戦合意により、サウジアラビア主導の有志連合軍とイエメンに活動拠点を置くホーシー派との間の戦闘は一時的に止まっていますが、2015年3月から停戦合意の発効前までは、イエメンの首都サヌアを含むホーシー派支配地域に対する有志連合軍による空爆が続いていました。これに対し、イエメン国内から、サウジアラビアの一部地域及び紅海において、石油施設や空港、船舶等を標的とした、ミサイル、無人機及び無人ボートを用いたホーシー派による越境攻撃が行われ、民間人の死傷者を含む被害が生じています。
 これまでサウジアラビア軍は防空システムにより多くのミサイルや無人機を迎撃・破壊していますが、今後も被害が生じる可能性は排除できません。特に、最も攻撃の頻度が高いイエメン国境地帯には近づかないようにしてください。また、ジャーザーン州、アシール州及びナジュラーン州への渡航に当たっては、関連情報の収集に努め、渡航の必要性を慎重に判断してください。

(4)なお、サウジアラビア当局は、東部州ハフル・アル・バーティン、カフジ地区、北部国境州全域、ジョウフ州イーサーウィーヤ及びヒダイサ地区、並びにタブーク州ハトラ・アンマール及びハキル地区の国境から10kmの範囲内を「立入禁止区域」と宣言し、砂の障壁や立入禁止標識を設置しています。違反した場合は、目的を問わず罰せられる可能性があります。

(5)これまでに、サウジアラビアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、近年、シリア、チュニジア、バングラデシュ及びスリランカにおいて日本人が殺害されたテロ事件が発生しています。世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、2015年には、ISILが「全ての日本人が標的である」旨の警告を発出しました。今後も日本人、日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれがあります。また、前述のとおり、サウジアラビアでは2020年、2021年にフランス関連施設等において爆発事案が発生しています。
 このような情勢を十分に認識して、テロ、誘拐等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持ちつつ、適切な安全対策を講じてください。

2 地域情勢
(1)ジャーザーン州、アシール州、ナジュラーン州及び東部州におけるイエメンとの各国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
 2015年3月のサウジアラビア主導有志連合軍によるイエメンに活動拠点を置くホーシー派に対する空爆作戦開始以降、ジャーザーン州、アシール州及びナジュラーン州におけるイエメンとの各国境地帯では、ロケット弾、ミサイル及び無人機による攻撃が度々発生しています。2021年10月8日には、ジャーザーン空港を狙った無人機攻撃があり、落下した破片により、空港利用者及び空港職員に複数の負傷者が出ました。また、2022年2月21日には、同空港に向けて飛来したドローンが迎撃・破壊され、落下した破片により16名が負傷しました。
 なお、東部州の南部におけるイエメンとの国境地帯では、国境を挟んだ銃撃、ロケット弾、ミサイルによる攻撃は行われていませんが、不測の事態に発展する可能性は否定できません。
 つきましては、これら4州におけるイエメン国境地帯への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

(2)イラクとの国境地帯
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
 イラクの一部地域では不安定な情勢が続いており、国境管理は万全とは言えません。2015年1月には、北部国境州アルアル市のイラク国境スワイフ検問所において、イラク側から侵入した武装勢力による襲撃・自爆テロが発生し、治安当局側3人が死亡しました。この事件については、ISILが関与したものと報じられています。  
 イラクとの国境地帯に渡航・滞在する場合には、在サウジアラビア日本国大使館または在ジッダ日本国総領事館と緊密な連絡を維持し、最新の治安情勢を注視しつつ、常に周囲の状況に注意を払い、特に夜間の外出は控えるなど、十分な安全対策をとってください。

(3)上記地域を除く全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
ア リヤド州
 リヤド州では、2017年以降、次のとおりテロリストの摘発及びテロ事件が発生しています。
2017年
・ 1月、リヤド市ヤスミン地区のアジトを捜索し、テロリスト2名を射殺。
・ 3月、リヤド市ラヤン地区のアジトを捜索し、テロリスト1名を射殺。
・ 9月、国防省本部に対するテロ計画を企図したテロリスト2名を逮捕。
・ 10月、リヤド市リマル地区、ナマル地区、ハイル地区の3か所を捜索し、テロリスト1名を射殺、5名を逮捕。
2019年
・ 4月、リヤド市北方ズルフィ市において、武装した犯人が車両で情報機関施設への侵入を試みて銃撃戦が発生し、実行犯4人が死亡、警護官3名が負傷。
また、2018年以降、リヤドに対してミサイル、無人機によるものとみられる攻撃が複数回行われています。2018年には、落下した破片により民間人1名が死亡しています。2021年には2回リヤドに対してミサイル及び無人機によるものとみられる攻撃があり、落下した破片で民家に損害が出ています。2022年3月10日には、リヤドの石油精製所が無人機による攻撃を受けましたが、精製所の稼働への影響は出ていません。

イ 東部州(国境地帯を除く)
 東部州のカティーフ県等の一部地域では、サウジアラビアでは少数派であるイスラム教シーア派住民が多数居住しており、2010年頃から始まった「アラブの春」と呼ばれる民衆運動の活発化に伴い、同住民が政府に対する待遇改善等を要求する抗議行動が治安当局との衝突に発展し、死傷者が発生しています。また、2016年1月のサウジアラビア政府によるシーア派聖職者ニムル・アル・ニムル師の死刑執行の発表を受けて、シーア派住民が多数居住する地域で死刑執行に対する抗議デモが発生しています。
 2015年以降、カティーフやダンマーム、アル・アフサーにおいてシーア派モスクや治安要員を標的とする自爆テロや銃撃事件が発生し、2016年7月にもカティーフのシーア派モスク近くで自爆テロ事件が発生しており、一部事件ではISILが犯行声明を発出するなど、シーア派を狙ったとみられる事件が多く発生しています。
 2017年5月以降、カティーフ県アワミーヤ地区において、再開発事業に伴う老朽化建物の取り壊しに反対するシーア派過激集団が治安要員を銃撃する事件が継続的に発生し、一般市民にも死傷者が出ています。つきましては、シーア派関連施設やその周辺に赴く際は、不測の事態に巻き込まれないよう、周囲の状況に十分注意してください。
 また、2019年9月14日には、アブケイク及びクライスの石油施設において、無人機等によるものとみられる攻撃があり、火災が発生して施設に被害が生じました。2021年3月7日には、ラスタヌラの石油施設に対し、無人機等によるものとみられる攻撃がありました。同年9月4日、東部州に飛来したミサイルが迎撃・破壊され、ダンマーム近郊に落下した破片により2名が負傷、住宅14戸が軽微な被害を受けています。

ウ アシール州及びナジュラーン州のイエメンとの国境地帯を除く地域
 2015年8月、アシール州アブハーの治安部隊施設内にあるモスクで自爆テロが発生し、ISILヒジャーズ州が犯行声明を発出しています。同年10月にナジュラーン州ナジュラーン市のモスクで自爆テロが発生し、ISILが犯行声明を発出しています。2016年5月、アシール州ビシャにおいて、ISILに関連する重要指名手配犯1名が逮捕され、2名が射殺されています。
 また、2019年5月には、サウジアラビア南部アブハー国際空港に対する無人機及びミサイルによる3度の攻撃により死傷者が出ています。2021年8月31日には、同空港を狙ったドローン攻撃があり、迎撃・破壊された破片の落下により8名が負傷しています。2022年2月10日には、同空港に向けて飛来したドローンが迎撃・破壊され、落下した破片により4名が負傷しています。

エ マッカ州及びマディーナ州
2017年
・ 1月21日、ジッダのハラザト地区及びナシーム地区のアジトを捜索し、ISILと関係を有するテロリスト2名が自爆、2名を逮捕。
・ 10月7日、ジッダにあるサラーム宮殿のセキュリティゲート付近で男1名が発砲し、王宮警護隊員2名が死亡、3名が負傷、男は射殺。
2020年
・ 10月29日、在ジッダ仏総領事館前で警備員が刃物を持った男に襲撃され1名が負傷。
・ 11月11日、ジッダにある非イスラム教墓地での式典で爆発が発生し、出席者数名が負傷。
2021年
・ 3月、治安機関は、テロ組織を支持する発言を繰り返して刃物を所持していた人物1名を逮捕。
・ 12月30日、自動車レース「ダカール・ラリー」に参加するフランス人チームの車両がジッダ市内走行中に爆発炎上、フランス人運転手が負傷。
 また、2020年11月23日にはジッダの石油施設において無人機等による攻撃があり、火災が発生して施設に被害が生じました。この他、2020年12月14日、ジッダ沖の紅海上で、タンカーが爆発物を積んだボートの攻撃を受け、船体の一部が破損する事案が発生しました。2022年3月19日から同20日にかけて、さらに、同25日には、ジッダの石油施設を含むサウジアラビア各地を標的としたイエメンに活動拠点を置くホーシー派によるミサイル等を用いた攻撃があり、攻撃を受けたジッダの石油施設等で火災が発生しています。

オ 上記以外の各州(国境地帯を除く。)
 上記以外の各州においては、事件の発生は少ないものの、上記に示したサウジアラビアを取り巻く治安情勢に鑑みると、テロの潜在的脅威は存在している状況にあります。

 これらの地域への渡航に当たっては、自らの安全に十分注意してください。なお、既に滞在されている場合は、在サウジアラビア日本国大使館または在ジッダ日本国総領事館との連絡を維持し、最新の治安情勢を注視しつつ、十分な安全対策を講じてください。

3 滞在に当たっての注意
(1)海外渡航の際には、万一に備え、家族、友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えてください。
 サウジアラビアに3か月以上滞在される方は、在サウジアラビア日本国大使館又は在ジッダ日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet)
 3か月未満の旅行や出張の際には、在サウジアラビア日本国大使館又は在ジッダ日本国総領事館から渡航先に関する最新の安全情報や緊急時の連絡を受け取れることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

(2)サウジアラビア滞在中は下記(3)の注意事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在サウジアラビア日本国大使館、在ジッダ日本国総領事館、現地関係機関、報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。

(3)渡航者全般向けの注意事項
ア 車両で外出する際には、人通りの多い場所に駐車する、警備員等監守者の近くに駐車するなど、駐車場所の選定に配慮するとともに、車体の異常の有無(特に車体の下部)を目視で確認してください。

イ 外出する際には、宗教施設、ホテルやショッピングモール等多数の人が集まる場所では周囲への警戒を怠らず、事前に非常出口の場所を確認するなど、不測の事態に備えてください。また、移動経路や時間を変更するなど、行動のパターン化を避けてください。

ウ イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日であり、その際、モスクや群衆を狙ったテロや襲撃が行われるおそれもありますので、特に金曜日には、不用意にモスクに近づかないようにしてください。

エ 欧米系関係施設及び欧米系の外国人が頻繁に出入りする場所を訪問する際には、施設内外の不審者、不審車両、不審物の有無に注意するなど、周囲の状況に気を配り、テロ等不測の事態に巻き込まれないよう自らの安全確保に留意してください。

オ 治安当局によるテロ組織のアジト摘発時、爆弾が仕掛けられた携帯電話や無線機が押収されていますので、不審物を見かけた際には、近づいたり触ったりしないでください。

カ コンパウンドの入居者や同所を訪問する際は、周囲の状況を確認するとともに、管理者がどのような安全対策を講じているのか確認してください。もし、安全対策が不十分である場合には、管理者に対して改善を申し入れるなど、安全確保のために必要な措置を講じてください。

キ 過去にコンパウンドの襲撃や外国人が自宅と買い物先等との往復時に襲撃される事件が発生したほか、警備が厳重な米国公館も襲撃されている点も考慮し、自宅や事務所の警備には十分な対策をとってください。

ク 治安当局の取締強化に伴い、テログループと治安部隊の間で銃撃戦が発生する場合もあります。摘発の際の銃撃戦に巻き込まれないよう、治安部隊・警察関係者が集結しているような地域には近づかないでください。

4 なお、隣国(バーレーン、イラク、ヨルダン、イエメンなど)の「危険情報」もご参照ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在サウジアラビア日本国大使館
  住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, 11491, Saudi Arabia
  電話: (市外局番011) 488-1100
      国外からは(国番号966)11-488-1100
  FAX : (市外局番011) 488-0189
      国外からは(国番号966)11-488-0189
  ホームページ:https://www.ksa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ジッダ日本国総領事館
  住所:No.32 Al-Islam St. Al-Hamra Dist. Jeddah, 21431, Saudi Arabia
  電話: (市外局番012) 667-0676
      国外からは(国番号966)12-667-0676
  FAX : (市外局番012) 667-0373
      国外からは(国番号966)12-667-0373
  ホームページ: https://www.jeddah.ksa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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