危険情報
コスタリカの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)
更新日 2022年07月15日
危険レベル・ポイント
【危険度】
●首都サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください(継続)
【ポイント】
●サンホセ市を含む周辺地域では、麻薬組織が絡む凶悪犯罪が増加しているほか、強盗や盗難が多発しているので、滞在中は十分注意する必要があります。
●首都サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください(継続)
【ポイント】
●サンホセ市を含む周辺地域では、麻薬組織が絡む凶悪犯罪が増加しているほか、強盗や盗難が多発しているので、滞在中は十分注意する必要があります。
詳細
1 概況
(1)コスタリカは、一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国とみられていますが、1990年代以降、不法滞在者の増加、組織犯罪グループの流入、銃所持者の増加、麻薬使用の蔓延及び学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化し、サンホセ市では、殺人、強盗、窃盗等の犯罪が多発しています。コスタリカ政府は、警察官の増員、警戒の強化、犯罪者収容施設及び社会復帰施設の増加など治安対策に力を入れていますが、依然多くの犯罪が発生しています。また、これらの犯罪は地域や昼夜を問わず発生しており、例えば夜間の繁華街のみならず、白昼の一般の道路やショッピングモール、住宅地であっても発生しています。海岸のリゾート地帯でも犯罪被害が多数確認されています。
(2)コスタリカは、国際麻薬犯罪組織が南米産の麻薬を欧州や北米へ運ぶ際の中継地点として利用しているだけでなく、現在では麻薬の集積地及び消費地にもなっています。コカイン押収量は年々増加の一途をたどっており、2020年には年間合計47トンを超えるコカインが押収されました。一度に数百キログラム単位の麻薬が押収される事案がたびたび報道されており、麻薬の密輸は増加傾向にあります。また、麻薬組織が関与する犯罪に加え、麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗や殺人等がサンホセ市のみならず観光地で発生しており、大きな問題となっています。特に、殺人については、麻薬組織同士の抗争や報復によるもの、麻薬中毒者の麻薬購入代金踏み倒しが原因の殺人などが多く、これらの事件に一般市民が巻き添えになるケースが多発しています。2021年の殺人事件発生件数は576件であり、昨年の同事件発生件数(570件)と比べ、僅かながら増加しています。このうち、大半の事件に麻薬組織が関与しているとみられている他、約7割の事件で銃器が使用されています。また、マネーロンダリング等の犯罪も摘発されており、同国における麻薬にからむ組織犯罪の増大が、犯罪の凶悪化をもたらしているとみられています。
(3)これまでに、コスタリカにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
2 地域情勢
●サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください。
サンホセ市や周辺地域(特にデサンパラードス市、アラフエリータ市など)においては、麻薬組織同士の銃撃戦が発生しているほか、強盗の際に拳銃を使用し短絡的に殺害したり、武装した一般市民がけん銃で犯人に反撃したりするなど、銃器がはん濫しています。
また、サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)、中央市場周辺ホスピタル地区、コカコーラ地区においては、スリやひったくりなどの被害が多発している他、サンホセ市内にあるサバナ国立公園においては、強盗目的の殺人や麻薬取引などが発生しています。サンホセ市周辺地域でも、アラフエラ市アラフエラ地区、モンテスデオカ市サンペドロ地区などで強盗、盗難事案が多く発生しています。
主な犯罪の手口としては以下のようなものなどがあり、これらの犯罪は時間や場所を問わず発生していますので、十分注意してください。
ア 走行中の車両を停止させ、運転者を引きずり出して車両を強奪する。
イ 通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪する。
ウ バイクで近づいてきて通行人をけん銃で脅して金品を強奪する。
エ 車の助手席のガラスを割ってけん銃で脅して金品を強奪する。
オ 車両駐車後の降車の際にけん銃を使って金品を強奪する。
カ 鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ、タイヤ交換を手伝う振りをして盗みを働くタイヤパンク強盗。
キ 背後から近寄り、首を絞め、気絶したところで金品を強奪する。
ク 複数人で標的を囲み、鋭利な刃物で脅し、金品を強奪する。
3 滞在に当たっての注意
滞在中は上記情勢に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。報道、日本国外務省、在コスタリカ日本国大使館及び現地関係機関から最新の情報を入手してください。
海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
コスタリカに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、最寄りの在外公館まで送付してください。
3か月未満の旅行や出張などの際は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると、滞在先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
4 なお、近隣の中南米諸国についても、危険情報が発出されていますので参照してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903
(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地大使館連絡先)
○在コスタリカ日本国大使館
住所:Embajada del Japon
Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E., Torre la Sabana Piso 10.
電話:2232-1255
国外からは(国番号506)-2232-1255
FAX :2231-3140
国外からは(国番号506)-2231-3140
ホームページ:https://www.cr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(1)コスタリカは、一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国とみられていますが、1990年代以降、不法滞在者の増加、組織犯罪グループの流入、銃所持者の増加、麻薬使用の蔓延及び学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化し、サンホセ市では、殺人、強盗、窃盗等の犯罪が多発しています。コスタリカ政府は、警察官の増員、警戒の強化、犯罪者収容施設及び社会復帰施設の増加など治安対策に力を入れていますが、依然多くの犯罪が発生しています。また、これらの犯罪は地域や昼夜を問わず発生しており、例えば夜間の繁華街のみならず、白昼の一般の道路やショッピングモール、住宅地であっても発生しています。海岸のリゾート地帯でも犯罪被害が多数確認されています。
(2)コスタリカは、国際麻薬犯罪組織が南米産の麻薬を欧州や北米へ運ぶ際の中継地点として利用しているだけでなく、現在では麻薬の集積地及び消費地にもなっています。コカイン押収量は年々増加の一途をたどっており、2020年には年間合計47トンを超えるコカインが押収されました。一度に数百キログラム単位の麻薬が押収される事案がたびたび報道されており、麻薬の密輸は増加傾向にあります。また、麻薬組織が関与する犯罪に加え、麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗や殺人等がサンホセ市のみならず観光地で発生しており、大きな問題となっています。特に、殺人については、麻薬組織同士の抗争や報復によるもの、麻薬中毒者の麻薬購入代金踏み倒しが原因の殺人などが多く、これらの事件に一般市民が巻き添えになるケースが多発しています。2021年の殺人事件発生件数は576件であり、昨年の同事件発生件数(570件)と比べ、僅かながら増加しています。このうち、大半の事件に麻薬組織が関与しているとみられている他、約7割の事件で銃器が使用されています。また、マネーロンダリング等の犯罪も摘発されており、同国における麻薬にからむ組織犯罪の増大が、犯罪の凶悪化をもたらしているとみられています。
(3)これまでに、コスタリカにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
2 地域情勢
●サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください。
サンホセ市や周辺地域(特にデサンパラードス市、アラフエリータ市など)においては、麻薬組織同士の銃撃戦が発生しているほか、強盗の際に拳銃を使用し短絡的に殺害したり、武装した一般市民がけん銃で犯人に反撃したりするなど、銃器がはん濫しています。
また、サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)、中央市場周辺ホスピタル地区、コカコーラ地区においては、スリやひったくりなどの被害が多発している他、サンホセ市内にあるサバナ国立公園においては、強盗目的の殺人や麻薬取引などが発生しています。サンホセ市周辺地域でも、アラフエラ市アラフエラ地区、モンテスデオカ市サンペドロ地区などで強盗、盗難事案が多く発生しています。
主な犯罪の手口としては以下のようなものなどがあり、これらの犯罪は時間や場所を問わず発生していますので、十分注意してください。
ア 走行中の車両を停止させ、運転者を引きずり出して車両を強奪する。
イ 通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪する。
ウ バイクで近づいてきて通行人をけん銃で脅して金品を強奪する。
エ 車の助手席のガラスを割ってけん銃で脅して金品を強奪する。
オ 車両駐車後の降車の際にけん銃を使って金品を強奪する。
カ 鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ、タイヤ交換を手伝う振りをして盗みを働くタイヤパンク強盗。
キ 背後から近寄り、首を絞め、気絶したところで金品を強奪する。
ク 複数人で標的を囲み、鋭利な刃物で脅し、金品を強奪する。
3 滞在に当たっての注意
滞在中は上記情勢に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。報道、日本国外務省、在コスタリカ日本国大使館及び現地関係機関から最新の情報を入手してください。
海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
コスタリカに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが、郵送、ファックスによっても行うことができますので、最寄りの在外公館まで送付してください。
3か月未満の旅行や出張などの際は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると、滞在先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
4 なお、近隣の中南米諸国についても、危険情報が発出されていますので参照してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903
(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地大使館連絡先)
○在コスタリカ日本国大使館
住所:Embajada del Japon
Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E., Torre la Sabana Piso 10.
電話:2232-1255
国外からは(国番号506)-2232-1255
FAX :2231-3140
国外からは(国番号506)-2231-3140
ホームページ:https://www.cr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html