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ハイチの危険情報【危険レベルの引上げ】

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更新日 2022年06月24日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
 レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)(引上げ)

【ポイント】
●ハイチでは、長引く政情不安に加えて、首都圏や主要都市においてデモやストライキが断続的に発生し、武装集団(ギャング)による誘拐等の犯罪行為が頻発しています。このため、ハイチ全土をレベル3へ引き上げます。ハイチへの渡航は止めてください。

詳細

1 概況
(1)ハイチでは、2021年7月の大統領暗殺事件に見られるような政情不安が続いています。また、同年8月のハイチ南西部大地震やハリケーンなどの自然災害が発生するなど、社会的混乱が続いています。このような状況に伴い、経済社会活動の停滞、通貨安によるインフレ、慢性的な食糧危機や失業を招いているほか、貧富格差、腐敗蔓延、不処罰問題、治安悪化による学級閉鎖などに対する不満が貧困層を中心に大きくなっています。こうした不満を背景に、首都圏や主要都市においてデモやストライキが断続的に発生しています。

(2)また、首都圏を中心に武装集団(ギャング)が支配する地区が拡大しており、警察の能力が脆弱であることとも相俟って、外国国籍者を含む一般市民が暴力、誘拐、殺人に巻き込まれる事案が頻発しています。2022年6月には、首都圏の邦人宅に押し込み強盗事案が発生し、被害者家族のうち1名が犯人によって一時的に連れ去られました。銃等の武器の入手も比較的容易と言われており、凶悪犯罪の危険性が極めて高い状況となっています。

(3)2019年10月、国連PKOであるハイチ司法支援ミッション(MINUJUSTH)が撤収しました。PKO外国人警察部隊が撤収した現在、ハイチ国家警察だけで治安維持にあたっており、治安が不安定な状態が続いていますので、最新の情勢に留意してください。

(4)これまでに、ハイチにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
●全土
 レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)(引き上げ)

(1)ハイチの国民は多くが貧困に苦しんでおり、いたる所にスラム街が形成されています。
大規模なスラム街としては、シテ・ソレイユ(Cité soleil)市のボストン(Boston)地区及びブルックリン(Brooklyn)地区周辺ほか、首都ポルトープランス(Port-au-Prince)市のベレール(Bel Air)地区、マルティッサン(Martissant)地区、カルフール・フゥイユ(Carrefour Feuilles)地区、ラサリーヌ(La Saline)地区、カルフール(Carrefour)市、ペチョン・ビル(Petion-Ville)市のジャルジースラム、クロワ・デ・ブケ市(Croix-des-Bouquet)等があります。
 これらの地区では、依然として殺人・強盗・誘拐・強姦等の凶悪犯罪や武装集団(ギャング)間の抗争が発生しています。こうした犯罪に一般市民が巻き込まれる事件も多発していることから、上記をはじめとするスラム街には絶対に立ち入らないでください。

(2)治安悪化や燃料不足への抗議など、生活環境改善等を求めるデモやストライキが全国規模で発生し、デモ参加者が道路封鎖や投石等を行い、歩行者や通行車両が被害を受けるケースがあります。また、警察が威嚇射撃や催涙弾を使用してデモ鎮圧に乗り出す事案も発生しています。
首都圏で発生するデモ行進の起点及び終点となることが多いポルトープランス市の立体交差点(空港通りとデルマ通りとの交差点)や大統領府前のシャン・ド・マルス(Champs de Mars)広場周辺では、治安状況が急変する危険があるだけでなく、首都圏から地方へ向かう主要道路の交差地点であることから、占拠された場合は一時的に都市機能が麻痺する危険性があります。メディア等でデモ隊の動きを事前に察知し、近づかないようにしてください。

(3)身代金目当ての誘拐件数が特に急増しています。国連ハイチ統合事務所の報告によれば、ハイチ国内全土における誘拐事案発生件数は、2019年78件、2020年234件、2021年655件と増加の一途を辿っています。
誘拐は、武装集団(ギャング)の支配する地域だけでなく、日本大使館が所在するペチョン・ビルのようなこれまで比較的安全とされてきた地区においても急増しており、ハイチ人のみならず、外国人が対象となる事例が多くなっていますので注意が必要です。

(4)交通事情については、非整備・不良整備車両が多く、また、交通ルールが遵守されていないこともあって、交通事故が頻発しています。

 以上のことから、ハイチ全土をレベル3へ引き上げます。つきましては、ハイチへの渡航は止めてください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、報道、日本国外務省、在ハイチ日本国大使館、現地政府機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ハイチに3か月以上滞在される方は、在ハイチ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ハイチ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 なお、隣国のドミニカ共和国にも危険情報が発出されていますので、ご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ハイチ日本国大使館
 住所:AMBASSADE DU JAPON
    Hexagone 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin, Petion-Ville, HAITI
 電話:2256-5885/3333
   国外からは(国番号509)-2256-5885/3333
 FAX:2256-9444
   国外からは(国番号509)-2256-9444
 ホームページ:http://www.ht.emb-japan.go.jp/j/
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