1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

スリランカの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

「危険情報」とは?別ウインドウが開きます

更新日 2022年05月30日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2022年3月以降、経済状況の悪化を契機とした生活必需品不足や燃料不足等により、政府に対する国民の不満が高まり、スリランカ各地において抗議活動が頻繁に行われています。これらの抗議活動の、一部が先鋭化したことによりスリランカ治安当局との衝突が発生し、死傷者が発生していますので十分注意してください。
●2019年4月、コロンボ市を始めとする複数の都市で連続爆破テロ事件が発生しました。現在は大規模かつ組織だったテロが発生する可能性は低いとされていますが、標的となりやすい施設や人混みは避けるなど、引き続き行動には十分注意してください。
●スリ、置き引き、詐欺、ぼったくり(三輪タクシー、観光ガイド、宝石店等)、性犯罪や違法薬物などの一般犯罪には引き続き注意してください。
●北部州、北中央州及び東部州の一部地域では、現在でも地雷の除去作業が行われていますので、十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)デモ・抗議活動
ア 経済状況の悪化を契機とした生活必需品や燃料不足により、政府に対する国民の不満が高まり、2022年3月以降、コロンボ周辺に限らず、スリランカ各地において、政府に対する抗議活動が頻繁に発生しています。

イ これを受け、4月1日、スリランカ政府は、治安、秩序及び生活に不可欠な物資・サービス提供維持のために、「緊急事態宣言」を発令しましたが、同5日に同宣言を解除しました。その後も、スリランカ全土で、デモや抗議活動は継続して発生し、スリランカ政府は5月6日に再び「緊急事態宣言」を発令しました(同20日に期限を迎え失効)。

ウ 4月19日にサバラガムワ州ランブッカナにおいてデモ隊と警察が衝突した際、10名以上が負傷、警察の発砲により1名が死亡したほか、5月9日に発生した反政府側と政府擁護側との間の衝突を皮切りに、全国で住宅・事務所・ホテル等への襲撃、放火、略奪が発生し、3日間で9名が死亡、200名以上が負傷、100台以上の車両や100か所以上の建造物が破壊、放火されました。

エ これを受け、5月10日、スリランカ国防省は各軍に対し、略奪等を行う人物に対する発砲を許可しました。加えて、同11日、スリランカ警察は全国の警察署に対し、違法な車両捜索、暴力、破壊、略奪等の不法行為を制止するために総力を尽くすよう指示するとともに、必要な場合には発砲を許可しました。

オ また、5月9日、スリランカ全土に「外出禁止令」が発令されました。同外出禁止令は、その後、解除されましたが、今後も断続的に外出禁止令が発令される可能性があります。スリランカに滞在されている方は、食料品や飲料水などを備蓄し、急な外出禁止令の発令や事態の長期化に備えてください。

カ 抗議活動の現場や、生活必需品を求める市民の行列の付近では、突発的に衝突が発生する可能性が高く、十分な注意が必要です。

(2)テロ情勢
 2019年4月、コロンボ県コロンボ市を始めとする複数の都市の教会やホテル等計8か所において自爆犯による爆破テロが発生し、邦人1名を含む約270名が死亡、500名以上が負傷しました。
 この連続爆破テロ事件は、スリランカ国内のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマート」(NTJ)や「ジャマティ・ミラットゥ・イブラム」(JMI)から派生したグループによる犯行で、国際テロ組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の影響を受けていたとされています。
 同事件以降、治安当局が大規模かつ集中的な捜査及び警備強化を行ったこともあり、これまでのところテロ事件は発生していません。現状、大規模かつ組織的なテロが発生する可能性は低いとされますが、犯行グループの残党がいまだ逃走・潜伏している可能性は排除できないため、引き続きテロ対策への留意が必要です。

(3)一般治安情勢
ア スリランカでは、空き巣、住居侵入、スリ、置き引き、詐欺、ぼったくり(三輪タクシー、観光ガイド、宝石店等)、性犯罪や違法薬物などの一般犯罪が増加傾向にあります。

イ 2009年5月に政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結しましたが、現在も、民族や宗教間の対立が一部に見られます。
 2019年4月に発生した連続爆破テロ事件の後、事件の実行犯がイスラム教徒であったことからモスクやイスラム教徒の商店等に対する放火・襲撃事件が発生したほか、同年5月には、仏教徒とイスラム教徒との間で緊張が生じて局所的に緊急事態宣言が発出されました。
 これまでも、イスラム教徒の女性が身につけるブルカの禁止、神学校マドラサの閉鎖、新型コロナウイルス感染による死者の強制火葬といった政府の政策等がイスラム教徒の反発を招くなど、依然として民族や宗教間の対立の懸念があります。

2 地域別情勢
全土:レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)スリランカ全土
ア 様々な主体によるデモ・抗議活動が頻繁に実施されていますので、最新情報の収集に努めるとともに、治安当局と抗議者の間で突発的な衝突もあり得る事を念頭に置き、抗議会場や暴徒を見かけた場合には、直ちに十分な距離を取るなど、身を守る行動に徹し、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

イ 一般治安の面では、スリ、置き引き、詐欺、ぼったくり(三輪タクシー、観光ガイド、宝石店等)、性犯罪や違法薬物などの犯罪が発生しています。特に、詐欺やぼったくりは、外国人がターゲットにされていますので、十分に注意をしてください。また、違法薬物については、厳しい取締が行われていますので、巻き込まれないようにしてください。

(2)北部州、北中央州及び東部州
 政府軍とLTTEとの紛争が終結して以降、LTTEの拠点であったこれら地域の治安情勢は大幅に改善しましたが、現在も地雷の埋設地域が点在しており、地雷の除去作業が行われている地域があります。地雷原の警告表示に注意するとともに、車両で移動する際は交通量の多い幹線道路を利用し、森林・草原地帯などには不用意に立ち入らないでください。また、洪水や地滑り等によって地雷が移動することもありますので、不審物を発見した場合には決して近寄らないでください。
 なお、これらの地域では、軍や警察による道路封鎖や検問が行われている場合があります。移動・滞在に当たっては、身分証明書を常に携行するとともに、検問等では軍・警察の指示に必ず従ってください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
 スリランカへの渡航・滞在に当たっては、以下の注意事項を参考に、十分な安全対策を講じてください。また、日本国外務省、在スリランカ日本国大使館、現地関係機関、各種報道等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また、不測の事態が発生した場合に備え、在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保してください。さらに、外出禁止令が発令された場合や、事態が長期化した場合に備え、緊急備蓄品(食料や飲料水,燃料等)の備蓄に留意してください。
 有効な防犯対策等については、「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●犯罪発生状況,防犯対策」をご参照ください。

(1)テロ対策
 スリランカに渡航・滞在される方は、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロに遭遇したり、巻き込まれたりする危険を避けるよう、次の点に十分留意して行動してください。
○「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等を利用して訪問先の情報に注意を払い、必要な場合には十分な警備態勢をとる。
○テロの標的となりやすい場所(※)への訪問を控える。やむを得ずこれらの訪問する場合は、周囲の状況に注意を払い、ホテルのフロント等不特定多数の人の立ち入りが容易な場所での滞在時間を可能な限り短くする。不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。
○爆発音・銃撃音を聞いたら、その場に伏せ、頑丈なものの陰に隠れ、周囲を確認し、低い姿勢を保ちつつ、爆発音などの方向から速やかに離れ、安全な場所に退避する。
※ 外国関連施設・宗教施設、ホテル、公共交通機関、レストラン、ショッピングモール、繁華街、観光スポット、政府関連施設等

(2)自然災害
 スリランカでは、地域によって豪雨災害や深刻な干ばつが発生しています。最近は、モンスーンの影響による豪雨やサイクロンが毎年のように発生し、洪水や土砂崩れによって大きな被害が出ています。
 自然災害に際しては、各交通機関が運休し、電話やインターネットが不通となるなど外部との連絡が寸断され、さらに物資の供給が滞ることがあります。緊急備蓄品として、食料や飲料水(10日~2週間分程度)に加え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池、燃料等を準備するなど、日頃から自然災害に対する警戒を怠らないようにしてください。また、テレビ、ラジオやインターネット等で常に最新の情報を入手するよう心がけてください。

(3)感染症等
ア スリランカは蚊媒介感染症の流行地であり、特にデング熱は一年を通じて流行しています。また、ネズミなどの糞尿に汚染された水を介して口や皮膚から感染するレプトスピラ症や毎年20~30名程度が死亡している狂犬病にも注意が必要です。
 スリランカ滞在中は、蚊に刺されないよう蚊よけスプレー等を使用し、不用意に水たまりや池に入らず、野犬に注意するなど感染症に対する予防措置をとると共に、万一これらに感染した場合は直ちに医療機関を受診してください。

イ 新型コロナウイルス感染症には引き続き十分な注意が必要です。感染対策を励行し、スリランカ政府が発表する各種最新情報に留意するとともに、「感染症危険情報」を確認してください。( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_009.html#ad-image-0
 感染症対策、スリランカにおける医療事情については「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●風俗,習慣,健康等」及び在スリランカ日本国大使館ホームページ上のスリランカ医療事情(https://www.lk.emb-japan.go.jp/files/100136781.pdf )をご参照ください。

(4)海外旅行傷害保険への加入
 スリランカの医療機関では、治療費を保険や実費で負担できない場合に診察・治療を断られるケースが往々にして見られます。また、スリランカの医療機関に入院後、日本や近隣の国の医療機関へ移送する場合は多額の費用を要します。
 医療面に限らず、万が一事故・盗難被害に遭った場合への備えとして、緊急移送サービスを含む十分な補償金額の海外旅行傷害保険に加入してください。

(5)在留届・たびレジ
 海外渡航の際には、万一に備え、家族、友人、職場等に、日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在される方は、在スリランカ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の滞在の際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時にお住まいの地域を管轄する在外公館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html )」に登録してください。

(6)その他
 スリランカに渡航・滞在するに当たっての留意事項(注意すべき取締法規等)については、「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●滞在時の留意事項」をご参照ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く) (内線9926)
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)  (内線3047)
○外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・ スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在スリランカ日本国大使館
  住所:3rd & 4th Floor, M2M Veranda Office, No.34, W. A. D. Ramanayake Mawatha, Colombo 2, Sri Lanka
  電話:(市外局番011)2693831~3
    国外からは(国番号94)-11-2693831~3
  ファックス:(市外局番011)2698629
    国外からは(国番号94)-11-2698629
  ホームページ: http://www.lk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
page TOP