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ナミビアの危険情報(【危険レベルの継続及び新規】)

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更新日 2022年01月25日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●オハングウェナ州
 レベル1:十分注意してください。(新規)
●西カバンゴ州北部、東カバンゴ州北部及びザンベジ州
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●西カバンゴ州北部、東カバンゴ州北部及びザンベジ州では、不法移民の流入、車両の盗難、麻薬や銃器の違法取引、密猟等の犯罪が報告されています。
●ナミビア警察は2021年11月、オハングウェナ州で不発弾が発見されたと発表しました。上記3州を含めた、アンゴラと接する北部地域では、埋没した地雷や不発弾が近年においても発見されており、懸念事項となっているため、オハングウェナ州をレベル1に引き上げます。渡航には十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)ナミビアは政治的に安定しており、治安も比較的良いとされていますが、貧困と高い失業率により、雇用機会を求めて地方から都市部へ人口が流入しており、特に首都ウィントフックでは不法居住者地域が年々拡大しています。ナミビア政府は、公的機関の汚職防止対策とともに、犯罪防止に積極的な取組を行っていますが、金品目的の一般犯罪が増加傾向にあり、銃器を用いた犯罪も発生しています。

(2)国境地帯では、不法移民の流入、車両の盗難、麻薬や銃器の違法取引、密猟等の犯罪が報告されています。特に東カバンゴ州や西カバンゴ州の北部、ザンベジ州ではアンゴラからの不法入国者が増加しており、ナミビア政府関係当局とアンゴラ政府関係当局は、国境地帯における犯罪抑止のために協力して取り締まりを強化しています。

(3)ナミビアを訪れる外国人旅行者を狙った犯罪も発生しています。特にウィントフック、スワコプムント、ウォルビスベイ等の都市部においては夜間徒歩での単独の外出は控えること、また、流しのタクシーの車中で旅行者が被害者となる強盗事件が発生しているため、タクシーを利用する場合は、ホテルやロッジに信頼できるタクシーを呼んでもらうことなど十分な注意が必要です。

(4)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
(1)オハングウェナ州
 レベル1:十分注意してください。(新規)
 2021年11月、オハングウェナ州のエーンハナ市からオコンゴ市間で行われていた幹線道路沿いの建設工事中に不発弾(迫撃砲、実弾等)が発見されました。除去作業は同月内に実施されましたが、ナミビア警察から、継続して注意喚起が行われています。

(2)西カバンゴ州北部、東カバンゴ州北部及びザンベジ州
 レベル1:十分注意してください。(継続)
ア アンゴラとの国境付近にある西カバンゴ州北部、東カバンゴ州北部及びザンベジ州では、アンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)とアンゴラ政府軍が2002年4月に停戦合意する以前、越境してきたUNITAとみられる侵入者による食料略奪や通行車両への襲撃があったほか、UNITAの対人地雷による被害もありました。同停戦後はアンゴラ情勢の安定化によって両国間の国境地帯の安全性は改善され、また、ナミビア政府が地雷や不発弾の除去活動を進めた結果、状況は改善してきており、観光業や商業活動も回復していますが、近年でも、地雷や不発弾が発見されています。
イ 不法移民の流入、車両の盗難、麻薬や銃器の違法取引、密猟等の犯罪が報告されています。特にアンゴラとの国境付近ではアンゴラからの不法入国者が増加しており、ナミビア政府関係当局とアンゴラ政府関係当局は、国境地帯における犯罪抑止のために協力して取り締まりを強化しています。また、ボツワナとザンビア国境では、象やサイの密猟が多発しており、ナミビア政府を含めた関係国当局が警戒を強めています。

 つきましては、これらの地域への渡航を予定されている方は、十分注意してください。渡航する場合には、日中の移動のみとし、自動車を利用して主要幹線道路のみを通行するなど十分な安全対策をとってください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記の情勢に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。日本国外務省、在ナミビア日本国大使館及び現地関係機関等から最新の情報を入手してください。また、旅行中に、旅券の盗難に遭った場合は、旅行日程の変更が不可避となりますので十分注意してください。
万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ナミビア日本国大使館に連絡してください。
 女性や子供に対する暴力事件や強姦事件が増加していますので、女性の一人歩きや人通りの少ない場所への立入りは避ける等、犯罪に巻き込まれないよう十分注意してください。

 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ナミビアに3か月以上滞在される方は、在ナミビア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ナミビア日本国大使館の連絡を受け取れることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

4 隣国の南アフリカ、アンゴラ、ザンビア、ボツワナ及びジンバブエの危険情報にも御留意ください。

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
○在ナミビア日本国大使館
 住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Windhoek, Republic of Namibia
 電話:(市外局番061)426-700
   国外からは(国番号264)61-426-700  
 FAX :(市外局番061)426-749
   国外からは(国番号264)61-426-749
 ホームページ:http://www.na.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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