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チュニジアの危険情報【危険レベルの継続】(内容の更新)

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更新日 2021年06月17日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部及びカスリン県
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●ジャンドゥーバ県(タバルカに至る幹線道路(国道7号線)以北を除く)、ケフ県、シディブ・ジッド県、ガフサ県、トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部(ネフタ、ドゥーズ、クサール・ギレン、タタウィン、メドニン、ザルジスの各都市を除くそれより南方の一部地域)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●上記以外の地域(首都チュニスを含む。)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部は、テロリストが頻繁に往来する地域とされ、軍事緩衝地帯に設定されています。不測の事態に巻き込まれるおそれがありますので、同地域への渡航は止めてください。
●カスリン県のシャアンビ山周辺はテロ組織が潜伏・活動している主要拠点とみられており、地元住民がテロ組織により埋設された地雷で死傷する事件等が発生しています。同地域への渡航は止めてください。
●ジャンドゥーバ県(タバルカに至る幹線道路(国道7号線)以北を除く)、ケフ県、シディブ・ジッド県、ガフサ県、トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部には、テロリストが潜伏している可能性があります。同地域への不要不急の渡航は止めてください。
●チュニスを含む上記レベル3、レベル2以外の地域においては、治安当局によるテロ対策が一定の効果を上げ、治安情勢が比較的安定していますが、テロ事件が発生する可能性は排除されず、また、一般犯罪の被害に遭ったりトラブルに巻き込まれたりする可能性もありますので、渡航に際しては十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)2015年から2016年にかけて、チュニジア国内では大規模なテロ事件が連続して発生しました。2015年3月には、首都チュニスのバルドー国立博物館における襲撃テロ事件により、日本人3人を含む22人が死亡しています。

(2)このような状況を踏まえ、チュニジア治安当局は大幅に警備強化を図り、また、日本を含む主要先進国などから治安分野で多くの人的・物的支援を受けました。その結果、治安当局のテロ対処能力は大幅に向上し、現在、チュニジアの治安情勢はおおむね落ち着きを見せています。

(3)一方で、西部山岳地帯では、現在も治安部隊によるテロ掃討作戦が実施されています。また、アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部においては、政情不安定なリビア等からテロリストが侵入する可能性があるため、引き続き注意が必要です。

(4)チュニジアでは、2015年11月以降、非常事態宣言が発出されています。同宣言は、治安維持のために当局の権限を強化する目的で発出されており、不特定多数の一般人の行動を恒常的に制限するものではありませんが、同宣言を根拠とした通行制限措置や特定の施設の一時閉鎖措置等により行動に制限がかかる可能性がありますので、その場合は速やかに当局の指示に従ってください。

(5)チュニジア国内の治安状況は改善しているものの、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けているとみられる者によるテロが世界各地で発生しており、とりわけ過去に観光客を標的としたテロ事件が連続して発生しているチュニジアにおいては、再び日本人がテロを含む様々な事件に巻き込まれる可能性がないとは言い切れません。チュニジアからは多数の戦闘員がISILに参加していたことから,イラク、シリアでのISILの退潮に伴う、これら戦闘員の動向にも注意が必要です。
このような情勢を十分に認識し、テロ・誘拐等の不測の事態に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
(1) アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部及びカスリン県
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部砂漠地帯の一部
 2013年8月、マルズーキ大統領(当時)は、密輸武器の流入阻止等のテロ対策のため、アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部地域一帯を軍事緩衝地帯に設定することを宣言しました。設定された軍事緩衝地帯はテロリストや武器商人などが頻繁に往来する地域とされており、同宣言は現在も有効です。
 その範囲は、西はアルジェリア国境地帯に位置するアル・マトローハ(Al-Matrouha)以南、東はリビア国境の検問所が位置するラスジェディール(Ras Jedir)以南の国境地帯、そしてタタウィン県のエル・ボルマ(El-Borma)とロルゾット(Lorzot)を結ぶ線より南側全域となります。
 これらの地域への立入りには管轄する県知事の許可が必要なほか、カンボート(Kambout)、アル・カモール(Al-Kamour)、アル・ジべイル(Al-Jbeil)もしくはアル・マトローハ、または申請者が許可を得た際に指定される場所で検問を受ける必要があります。また、仮に許可を得た後でも、同地域においては当局の指示・命令に従う義務があり、従わなかった場合、治安当局は警告射撃なしで発砲することが許されています。

イ カスリン県
 同県のシャアンビ山周辺は、「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ」(AQIM)に忠誠を誓うテロ組織「ウクバ・イブン・ナーフィア旅団」及びISILに忠誠を誓うテロ組織「ジュンド・アル・ヒラーファ」が潜伏・活動している主要拠点とみられています。
 2013年以降、治安当局が大規模な掃討作戦を展開し、現在では小規模なグループが主に山中に潜伏するだけとなっていますが、掃討作戦は現在も継続中です。また、同地域では、地元住民がテロ組織により埋設された地雷で死傷する事件も発生しています。
 
 ついては、これらの地域への渡航は、どのような理由であれ止めてください。

(2)ジャンドゥーバ県(タバルカに至る幹線道路(国道7号線)以北を除く)、ケフ県、シディブ・ジッド県、ガフサ県、トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部(ネフタ、ドゥーズ、クサール・ギレン、タタウィン、メドニン、ザルジスの各都市を除くそれより南方の一部地域)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア ジャンドゥーバ県(タバルカに至る幹線道路(国道7号線)以北を除く)、ケフ県、シディブ・ジッド県及びガフサ県
 シディブ・ジッド県のムギラ山やアルジェリア国境付近では、ウクバ・イブン・ナーフィア旅団やジュンド・アル・ヒラーファの要員が潜伏している可能性があります。同地域では、2018年以降、以下のような事件が発生しているほか、地雷による死傷者が出ています。

・2018年7月8日、ジャンドゥーバ県のアルジェリア国境付近のGhardimaou地区において、国境警備に従事していた治安部隊がテロリストに急襲され、治安関係者6人が死亡、3人が負傷しました。
・2019年9月2日、ケフ県のアルジェリア国境付近のハイドラにおいて、テロ組織が治安部隊を銃撃し、部隊長が死亡しました。

イ トズール県(アルジェリア国境付近に限る)及び南部砂漠地帯の一部(ネフタ、ドゥーズ、クサール・ギレン、タタウィン、メドニン、ザルジスの各都市を除くそれより南方の一部地域)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 南部砂漠地帯のうち主要観光地より南方の地域は、一般旅行者が安全に旅行するための道路・通信などの社会インフラが十分整備されていません。また、政情不安定なリビア等からテロリストが侵入する可能性が否定できず、十分な注意が必要です。特に、リビア国境付近では密輸商人が往来しており、その一部は武装しています。

 ついては、これらの地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。渡航する場合には、最新の治安情報の入手に努め、危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策をとってください。

(3)上記以外の地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

ア ジャンドゥーバ県(タバルカに至る幹線道路(国道7号線)以北)
 ジャンドゥーバ県のタバルカに至る国道7号線以北では、治安当局のテロ対処能力の向上により治安状況は改善傾向にありますが、テロ事件発生の可能性は完全には排除されず、また、一般犯罪の被害に遭ったりトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。

イ 南部砂漠地帯の一部(トズール県ネフタ、ケビリ県ドゥーズ及び同県クサール・ギレン、タタウィン県タタウィン、メドニン県メドニン及び同県ザルジスを含むそれより北方の一部地域)
 これらの地域では、観光警察などの特別部隊が編成されるなど、厳格に観光客の保護対策がとられています。同地域では近年テロ事件は発生しておらず、治安状況は落ち着いていますが、テロ事件発生の可能性は完全には排除されず、一般犯罪の被害に遭ったりトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。なお、南部観光都市の郊外では、一部インフラが脆弱な地域もあるため、単独行動は避け、経験のある観光ガイドと行動されることをお勧めします。

ウ チュニスを含む上記以外の地域
 これら地域では、2015年から2016年にかけて大規模なテロ事件が連続して発生しましたが、その後は治安当局によるテロ警戒体制が強化されており、治安状況は比較的安定しています。しかしながら、依然としてチュニス等の都市部や観光地において、以下のようなテロ事件が発生しています。

・2019年6月27日、チュニス中心部のブルギバ通り付近で、治安当局を狙った自爆テロ事件が発生し、警察官1人が死亡、複数人が負傷しました。同事件の数十分後、約1km離れた警察施設前において別の自爆テロ事件が発生し、警察官4人が負傷しました。
・2020年3月6日、チュニス県ラック地区の米国大使館前で自爆テロ事件が発生し、警察官1人が死亡、民間人を含む6人が負傷しました。
・2020年9月6日、スース県の観光地付近で3人のテロリストが車両と刃物で警察官2人を襲撃し、うち1人が死亡しました。

 ついては、これらの地域への渡航に際しては、十分注意してください。特に、政府機関、軍・警察等の治安関連施設、大型商業施設や外国人が多く集まるような場所はテロの標的になりやすいことに留意してください。

3 滞在に当たっての注意
(1) 渡航者全般向けの注意事項
ア 一般的にチュニジアの治安は日本ほど良いとは言えず、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性もありますので、法制度、文化、風俗・習慣等の多くが日本とは異なることを意識して、十分注意してください。

イ 特にチュニスを含む観光地においては、電車内におけるスリやひったくり被害が発生しておりますので、手荷物など所持品の管理を厳重にするよう心掛けてください。

ウ ホテルなどでは、警備員が24時間配置されていても油断は禁物ですので、必ずドアや窓を十分に施錠するなど基本的な安全対策を心掛けるようにしてください。

エ 一般的に運転マナーの悪い運転手が多く、無理な追い越しや速度超過などが常態化しています。また、歩車道の区別がない道路も多いため、周囲の車両の状況をよく確認するなど細心の注意を払ってください。

オ 各地でデモやストライキが予告なく発生する可能性があるため、現地では可能な限り情報を収集し、万一デモ等に遭遇した場合は、慌てず速やかにその場から離れるようにしてください。

カ 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 チュニジアに3か月以上滞在する方は、在チュニジア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)
  
(2) 長期滞在者向けの追加注意事項
ア 長期滞在される方は、食料や水その他必要な生活物資等の備蓄に努め、ガソリンのこまめな給油等も心掛けてください。また、貴重品の所在や旅券の有効期間等の確認を常時行ってください。

イ 万一病気にかかったり、事故等に遭った場合、重症の際には国外への緊急移送が必要となる可能性もあるので、緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

4 隣国のアルジェリア及びリビアに対しても別途危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在チュニジア日本国大使館
 住所:9 Rue Apollo XI,1082 Mahrajene-Tunis,Tunisie (B.P.163,Cite Mahrajene 1082 Tunis)
 電話:(市外局番071)791-251、792-363
   国外からは(国番号216)71-791-251、71-792-363
 FAX:(市外局番071)786-625
   国外からは(国番号216)71-786-625
 ホームページ:https://www.tn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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