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ナイジェリアの危険情報【一部地域の危険レベル引上げ】

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更新日 2021年03月29日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●北中央部(ナイジャー州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引上げ)
●北東部(バウチ州及びゴンベ州)、北中央部(コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む。))、北西部(ケビ州、ソコト州、ザムファラ州、カツィナ州、ジガワ州、カノ州及びカドゥナ州)及び南南部(デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●その他の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●北東部3州(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」及び「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)西アフリカ州(ISWAP)」が、テロ・誘拐事件を繰り返しており、依然として危険な状況にあることから、この地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
●北中央部ナイジャー州では、武装集団により多数の学生らが誘拐される事件が散発し、治安が悪化していますので、危険レベル2から危険レベル3(渡航中止勧告)に引き上げます。
●北東部、北西部及び北中央部では、「ボコ・ハラム」等の過激派組織の活動が見られるほか、武装集団による村落の襲撃・誘拐事件が頻発していますので、渡航中止勧告を継続します。
●南部ナイジャーデルタ地域では、ナイジャーデルタ解放運動をはじめとした反政府武装組織による石油施設への攻撃や、外国人を狙った誘拐事件等の発生が懸念されることから、渡航中止勧告を継続します。

詳細

1 概況
(1)北東部3州(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」及び」やこれらから分裂した組織が、テロ・誘拐事件を繰り返しており、依然として危険な状況にあります。
(2)北中央部ナイジャー州では、武装集団による村落に対する襲撃、誘拐・略奪事件が頻発しており、特に最近では、警備が脆弱な寄宿制学校を狙った、多数の学生らが誘拐される事件が散発し、治安が悪化しています。
(3)北東部、北西部及び北中央部では、「ボコ・ハラム」やその関連組織等の過激派組織の活動がみられるほか、武装集団による村落の襲撃・誘拐事件が頻発しています。また、ジョス市及びその周辺では、部族・民族間の武力衝突も相次いでいます。
(4)南部ナイジャーデルタ地域では、ナイジャーデルタ解放運動をはじめとした反政府武装組織による石油施設への攻撃や、外国人を狙った誘拐事件等の発生が懸念されます。また、武装集団による身代金目的の誘拐や凶悪犯罪も多発しています。
(5)これまでに、ナイジェリアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、「ボコ・ハラム」は、ISIL等のイスラム過激派組織とも関わりを有し、外国人に対するテロ攻撃の実行を宣言するなど、今後、日本人・日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険性が十分に考えられます。また、ナイジェリアでは、近年の経済状況の低迷により、誘拐事件が大幅に増加していると指摘されています。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう常に心掛けてください。


2 地域情勢
(1)北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

 イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」及びISWAPが活発に活動する地域であり、2010年頃から同組織によるテロ活動が激化し、軍・警察施設、宗教施設のみならず、集落・一般民家や避難民キャンプへの襲撃・爆弾テロが頻繁に発生しています。一時期、これら3州における軍の掃討作戦や警察部隊による治安維持が一定の効果を上げ、集落等が解放されつつあったものの、依然として自爆テロや軍施設への攻撃により数十人もの死傷者を出す事件が続発しています。
 「ボコ・ハラム」は、ボルノ州東部・カメルーン国境沿いに位置するサンビサ森林地帯奥地に拠点を置く「シェカウ派」と、チャド湖周辺を拠点に活発に活動しているISWAPに分裂し、それぞれが精力的に活動しています。
 過去にはこの地域で外国人が誘拐される事件が発生しているほか、最近では、軍事拠点を一時占拠するような事件や治安機関によって厳重な警備体制が敷かれている町の中心地に向けた迫撃砲による攻撃などの事件が発生しています。

 つきましては、これらの地域への渡航は、いかなる目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は、直ちに国外(安全な場所)に退避してください。

(2)北中央部(ナイジャー州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引上げ)

 ナイジャー州では、武装集団による村落に対する襲撃、誘拐・略奪事件が頻発し、治安が悪化しています。最近では、警備が脆弱な寄宿制学校を狙った襲撃事件が散発しており、一度に数百人単位の学生らが誘拐される事件が起きています。これら事件の目的などは未だ解明されていませんが、身代金目的の犯行であるとも言われており、こうした事件を模倣する事例が拡大していくことが懸念されています。

 つきましては、これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は、可能な限り早期の退避をお勧めします。

(3)北東部(バウチ州及びゴンベ州)、北中央部(コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む。))、北西部(ケビ州、ソコト州、ザムファラ州、カツィナ州、ジガワ州、カノ州及びカドゥナ州)、南南部(デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部)、
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア 北東部(バウチ州及びゴンベ州)
 これらの州は、レベル4地域の北東部3州に隣接し、「ボコ・ハラム」の活動がみられる地域です。過去には爆発物を使用したテロ事件で多数の死傷者が出ています。また、外国人が誘拐され殺害される事件も発生するなど、極めて危険な地域の一つです。

イ 北中央部(コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む。))
(ア)コギ州は、「ボコ・ハラム」の関連組織の拠点が存在し、戦闘員が多数潜伏しているとみられており、治安機関によって拠点や複数の爆弾製造工場が摘発されています。このほかにも身代金目的などの誘拐事件が頻発しています。
(イ)プラトー州ジョス市及びその周辺では、部族・民族間の武力衝突が相次いでいるほか、過去には州都であるジョス市の中心部において爆破テロ事件が連続発生し、100人以上の死傷者を出した事件も発生しています。また、「ボコ・ハラム」のテロ活動に使用される予定の武器弾薬を手配していた者が逮捕されるなど、過激派戦闘員やその関係者が潜伏していることが疑われています。

ウ 北西部(ケビ州、ソコト州、ザムファラ州、カツィナ州、ジガワ州、カノ州及びカドゥナ州)
(ア)隣国ニジェールと国境を接するケビ州、ソコト州、ザムファラ州、カツィナ州及びジガワ州では、脆弱な国境管理が原因で、武器や違法薬物などの密輸、武装集団の往来が可能であり、2020年には、ニジェールで誘拐された米国人がソコト州で救出されるという事件が発生しているほか、北アフリカで活動するイスラム過激派組織に属する分子の流入も懸念されています。
(イ)カノ州では、過去に「ボコ・ハラム」による爆弾テロ事件が複数発生しています。また、この地では「ボコ・ハラム」が組織のリクルート活動を行うなどして複数の戦闘員が逮捕されるなど、同組織の影響力が強く及んでいる地域であると見られています。
(ウ)カドゥナ州には、イスラム教シーア派組織「イスラム運動ナイジェリア(IMN)」の本拠地があり、治安機関との衝突により多くの死傷者が出ています。同組織の指導者は、現在身柄を拘束されていますが、万が一同指導者が身柄拘束中に死亡した場合には、数千人規模と言われるIMNが過激なテロ集団に転換することを危惧する意見が多くあります。
(エ)上記のほか、この地域では武装集団が一度に数十人もの住民を殺害して家畜などを強奪する事件や、身代金を目的とした誘拐事件が頻発しています。

エ 南南部(デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部)
 この地域においては、石油利権をめぐり、反政府武装組織の石油関連施設への攻撃や、外資系企業駐在員を狙った誘拐事件も多数発生しています。また、武装集団による身代金目的の誘拐や、強盗・殺人等の凶悪犯罪も多発しています。武装集団は、複雑な入り江地帯を活動・潜伏拠点として、周辺で外国人誘拐等の犯罪行為を繰り返しています。駐在員宿舎やホテル、あるいは陸路移動中の橋の上で待ち伏せし、武装犯が外国人を襲撃・拉致する事件や、高速艇を用いて襲撃・逃走する事件が発生しています。誘拐事件は時間帯や地域にかかわらず無差別に発生しており、一部事件では、被害者の行動予定が警察官や警備員から外部に漏れた可能性も指摘されています。
 さらに、この地域では、カルト宗教間の抗争・殺戮も頻繁に発生しているほか、ギニア湾では海賊事件も頻発しています。

 つきましては、これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は、可能な限り早期の退避をお勧めします。

(4)その他の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア 首都アブジャ
 アブジャでは、2011年以降、国連事務所や警察本部、富裕層や外国人も利用する市内中心地のショッピングモールに対する爆破テロが多発しました。2015年10月以降、この地域でのテロ事件は発生していませんが、過去には「ボコ・ハラム」戦闘員がこの地域で複数逮捕されており、現在もこれらの者が潜伏しているおそれがあります。また、イスラム過激派組織以外にもこの地域を攻撃対象とすると公言している組織もあり、アブジャは今もなおテロの脅威が常に存在します。
 アブジャ中心地は、他の地域に比べて治安機関の職員が多く配置されていますが、殺人、強盗、誘拐といった凶悪事件や空き巣や自動車盗難などの事件は少なくなく、交通量も多いため、交通事故も多く発生しています。また、治安機関職員の中には、一般車両を取り囲んで公然と賄賂を要求するような者もおり、こうしたトラブルは跡を絶ちません。

イ ラゴス州
 前首都であり、現在も商業の中心地として各国外交団や外資系企業、外国人駐在員が拠点を置き、外資系大型ホテルも多いことから、テロのターゲットとなるおそれがあります。アブジャ同様、ラゴスにおいても過去に「ボコ・ハラム」戦闘員が逮捕されているほか、この地域を攻撃対象とすると公言する組織もあります。
 ラゴスにおいても、首都アブジャ同様、富裕層や外国人の住宅への侵入強盗や車両強盗など凶悪犯罪が多発しており、過去には日本人が被害に遭う強盗事件や外国人が被害に遭う誘拐事件も発生しています。また、大型タンカーの爆発事故のような大規模な事故も頻発し、多くの犠牲者を出しています。

ウ 南東部(アビア州、アナンブラ州、エボニ州、エヌグ州及びイモ州)
 この地域では、ナイジェリア東部地域においてビアフラ国家の独立を目指す分離主義組織「ビアフラ先住民(Indigenous People of Biafra(IPOB))」が活動を行っています。この組織は2017年に連邦高等裁判所によってテロ組織と認定されており、2020年12月には独自の治安部隊である「Eastern Security Network(ESN)」を結成し、本拠地が所在するイモ州で治安機関との衝突事件を発生させ、複数の死傷者を出しました。

エ プラトー州(ジョス市及びその周辺を除く。)、タラバ州及びベヌエ州
 この地域では、武装フラニ族遊牧民と農耕民との衝突や部族間対立による殺傷事件が頻発しています。その背景には、治安のかく乱を狙うテロ組織の関与も指摘されています。

オ その他の地域
 その他の地域でも、外国人の誘拐事件が増加しています。ナイジェリアには西アフリカの中でも比較的外国人や富裕層が多いことから、近隣諸国の犯罪集団がこれらをターゲットに不法入国して誘拐事件を起こしているとの治安機関の分析もあります。
 ナイジェリアでは、レバノン系や中国系企業が多く進出しており、これらの社員を狙った誘拐事件が多数報告されていますが、当地の犯罪者から見て日本人と中国人の区別はつきにくく、日本人も誘拐をはじめとした犯罪被害に遭うリスクが高いといえます。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。テロのみならず一般犯罪や事故に巻き込まれる危険が高いことから、真に必要な渡航・滞在以外は控え、仮に渡航・滞在される場合も、警察・民間警備会社によるエスコートを手配するなど、適切で十分な安全対策を講じることをお勧めします。


3 滞在に当たっての注意
 ナイジェリア滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、あらかじめ危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在ナイジェリア日本国大使館、現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努め、一般犯罪等による犯罪手口等の詳細については、「安全対策基礎データ」を参照してください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_115.html
 上記1及び2に記載した事例は、あくまでも主要なものに限っており、報道や政府発表が行われない凶悪事件はこのほかにも多数発生していることに留意する必要があります。また、外交団や民間警備会社の見方では、2015年以降、誘拐事件は増加しており、これらの分析によると、2020年中、当地では約850件の誘拐事件が発生しているといわれています。
 このような治安情勢の下、十分な安全対策を講じないまま同地域に渡航・滞在した場合、誘拐等の事件被害や不測の事態に巻き込まれる可能性が極めて高いことを今一度強く認識してください。

(1)在留届、「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ナイジェリアに3か月以上滞在する方は、在ナイジェリア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(2)医療水準
 医療水準については、日本と同じレベルは望めず、重傷者への十分な対応ができません。これらの医療事情により、重大な症状を呈する疾患の場合には、ヨーロッパへの搬送も考慮されるため、搬送費用、治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。
 そのほかの衛生・医療事情の詳細につきましては、外務省海外安全ホームページ内のナイジェリアの「世界の医療事情」を参照してください。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/nigeria.html

(3)その他の注意事項
 ナイジェリアでは、56日以上滞在する場合は、到着後21日以内に居住地を管轄する移民局事務所で外国人登録を行う必要があります。
住居やホテル等を選定する際は、外部から武装強盗等の侵入を防ぐため、周辺の状況や塀の高さ等を考慮に入れて、慎重に行う必要があります。また、警備員が配置されているか否かも重要な判断材料です。
 日常の移動に際しては、可能な限り複数車両で移動するとともに、緊急事態に遭遇した場合には、直ちに現地警察、または同僚・家族や在ナイジェリア日本国大使館まで連絡してください。
 不測の事態に備え、平素から食料・飲料水・医薬品・燃料等を備蓄しておくとともに、自動車等の移動手段を確保して、日常的に整備点検を心掛けるようにしてください。


4 隣国のベナン、ニジェール、チャド及びカメルーンについても、それぞれ危険情報を発出していますので、併せて参照してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ナイジェリア日本国大使館
  住所:No.9, Bobo Street (off Gana Street), Maitama, Abuja, Nigeria 
  電話:090-6000-9019または090-6000-9099
   国外からは(国番号234)90-6000-9019または90-6000-9099
  上記電話番号が不通の場合または、緊急の用件等の場合は、(国番号234)-80-3629-0293におかけください。
  ホームページ:http://www.ng.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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