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ハイチの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年03月04日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●ハイチでは、経済的な問題等に起因する社会に対する不満から、特に主要都市においてデモやストライキ、一般市民による犯罪、ギャング同士による銃撃戦等の抗争が断続的に発生しています。不要不急の渡航は止めてください。

詳細

1 概況
(1)ハイチは、中南米の最貧国と言われており、地震やハリケーンなどの自然災害に対して脆弱であるなどの理由から、しばしば混乱が生じています。政府は国際社会と連携し、様々な対策を講じていますが、災害対策面では改善を見せつつも、経済面では高いインフレ率などが低所得者層の生活に多大な影響を及ぼし、貧富の格差が拡大するなど、社会に対する不満が高まっています。このような不満を背景にして人口の大部分を占める貧しい人々は、強盗などの犯罪に走ったり、デモやストライキ等で政府に対する不満をぶつけたりしています。

(2)2010年1月の震災後、ハイチ国家警察(PNH)がスラム街を中心としたギャング等に対して掃討作戦や取締りにより治安維持を強化した結果、震災直後よりも治安は安定してきています。しかし、貧困という治安に影響する根本課題が解決されない上、当局の取組みに対する報復として警察官が襲撃されたり、一般市民が巻き込まれたりする事案も頻発しています。主要都市では殺人や誘拐等の凶悪事件は継続して発生しており、司法制度が十分に機能していない状況の中、銃器の入手も容易であるため、凶悪犯罪の危険性は依然として高いといえます。

(3)2017年10月、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)の後継PKOである国連ハイチ司法支援ミッション(MINUJUSTH)が設置されましたが、2019年10月をもってMINUJUSTHが撤収し、国連ハイチ統合オフィス(BINUH)が設立されました。外国人警察部隊の撤収が今後どのように治安等に影響を与えるかは定かではありませんので、最新の情勢に留意してください。

(4)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
全土
  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

(1)ハイチの国民は大多数が貧困状態にあり、いたる所にスラム街が形成されています。最大級のスラム街としては,シテ・ソレイユ(Cite soleil)市のボストン(Boston)地区及びブルックリン(Brooklyn)地区周辺ほか、ポルトープランス(Port-au-Prince)市のベレール(Bel Air)地区、マルティッサン(Martissant)地区、カルフール・フイユ(Carrefour Feuilles)地区、ラサリーヌ(La saline)地区、カルフール(Carrefour)市、ペチョンビル(Petion-Ville)市ジャルジースラム等があります。これらの地区では,依然として殺人・強盗・誘拐・強姦等の凶悪犯罪やギャング同士による銃撃戦等の抗争が発生しています。ハイチの治安当局は、各種特殊部隊の設置と要員の訓練により少しずつ増強・改善している面もあり、同地域においては、治安当局による掃討作戦や取締りが日中でも実施されています。しかし、その報復として警察官が襲撃されたり、一般市民が巻き込まれる事件もあるため、これらスラム街へは絶対に立ち入らないでください。

(2)全国的に生活環境の改善等を求めるデモやストライキが発生し、デモ参加者が投石等を行い、歩行者や通行車両が混乱に巻き込まれるケースがあります。また、PNHが催涙弾等を使用してデモ鎮圧に乗り出すといった事案も発生しています。なお、首都圏で発生するデモ行進の起点及び終点となることが多いポルトープランス市のシャン・ド・マルス(Champs de Mars)広場周辺は、首都圏から地方へ向かう主要道路の交差地点であることから、占拠された場合は一時的に都市機能が麻痺してしまう危険性があります。メディア等でデモ隊の動きを事前に察知し、近づかないようにしてください。

(3)犯罪の発生率の高さはもとより、司法制度が未熟・未整備であることも社会生活上の不安要因となっています。特徴としては,約80%の犯罪が都市部に集中していることが挙げられ、殺人、強盗、誘拐、婦女暴行等の凶悪犯罪は、スラム街等で特に多く発生しています。なお、強盗や誘拐については、ハイチ人の富裕層だけでなく、外国人が対象となることもあります。また、銃器、麻薬等の入手が容易なため、一般市民による強盗・殺人等も頻発しています。

(4)交通事情については、非整備・不良整備車両が多く、また、交通ルールが遵守されていないこともあって、交通事故が頻発しています。

 つきましては、ハイチへの不要不急の渡航は行わないようお願いします。渡航・滞在する場合には最新の現地治安情勢について情報収集に努めるとともに,安全確保のため準備を十分に行い、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

2 滞在に当たっての注意
(防犯対策ほかについての詳細は、安全対策基礎データ及び安全の手引きも活用ください。)
(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ハイチに3か月以上滞在される方は、在ハイチ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ハイチ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)上述のとおり、ハイチの治安情勢は一部では改善がみられるものの、依然として不安定であることから、国内全域で陸路による移動は危険です。やむを得ない事情でハイチに渡航・滞在する場合は、必ず渡航前に最新の関連情報の入手に努め、十分な警備対策が講じられている宿泊施設を確保するとともに、運転手付きレンタカー及び身辺警護員を手配するなど、十分な安全対策をとってください(入国前に「たびレジ」への登録を行い、併せて、入国前または入国次第すぐにハイチでの緊急連絡先を在ハイチ日本国大使館に連絡してください。)。

(3)ハイチの治安は、日没以降や深夜等の時間帯により状況は大きく変わります。一般的に夜間は事件や交通事故が多発しているため、ごく一部の富裕地域等を除き、日没以降の移動や活動は極力避けることが賢明です。特に午前0時~午前5時頃には場所を問わずPNHによる犯罪者等の掃討作戦や取締りに巻き込まれる危険があるので、この時間帯の外出は控えてください。また、単独での移動・行動はさらに危険度が高まりますので、可能な限り複数での行動を心掛けるようにしてください。
 なお、徒歩で駐車場所へ移動している間に誘拐されるケースも見られますので、日中であっても徒歩による移動は避けた方が無難です。

(4)空港では外国人渡航者を狙った犯罪が多いため、現地に知人等がいる場合は空港送迎を依頼してください。
 タクシー(空港指定業者を含む。)については台数が少なく、車両の安全性にも問題がある上、法外な金額を要求してきたり、交渉後に別途料金を請求してくる場合も見受けられますので、利用はお勧めできません。
 また、公共交通機関として、乗合バス、バイクタクシーや船舶が存在しますが、整備状況が劣悪であり、交通事故及び沈没事故も発生していますので、利用はお勧めできません。
 地方へ向かう幹線道路は路面状況が悪い上、特に夜間・早朝の交通量の少ない時間帯には、整備不良の車両がスピードを出して走行しているため、大規模な交通事故に巻き込まれる可能性があります。また、事故を起こした際には、周辺住民が加害者に対して制裁的に集団暴行を加える危険性もあります。自ら運転することを避け、信頼のおける運転手付の車両を利用するなど、十分な安全対策を講じる必要があります。

(5)地域によっては、強盗・誘拐・殺人・強姦等の凶悪事件が日常化しています。特に誘拐事件は、時間帯・性別・年齢を問わず被害に遭う可能性があることから、日中でも不要不急や単独での外出は控える、移動に際し身辺警護員を付けるなど、安全確保に努めてください。誘拐から自分自身と家族の安全を守る心構えとして、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の三原則を念頭に、日常における予防を忘れないでください。また、「移動時間や経路を変更する」、「外出や帰宅時に、不審者や不審車両が見あたらないかチェックする」、「目的地から離れた場所に駐車しない」などの注意が必要です。(詳細はホームページ「海外における誘拐対策Q&A」( http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照してください。)
 また、強盗被害は交差点での停車時、銀行や両替所、現金自動引出機(ATM)付近の路上等のほか、空港近辺で夜間発着の航空便の乗客を狙った犯行もあり、不用意に金銭や高級品等を持っていることを想起させないことが重要です。

(6)外出中に騒動等不測の事態に遭遇した場合は、速やかにその場を離れ、安全が確保できる最寄りのホテル等へ移動し、事態が収拾するまで待機し、在ハイチ日本国大使館と連絡を取り合うようにしてください。身動きが取れず緊急を要する事態の際は、デモ隊を監視している警察などに助けを求めるようにしてください。

(7)また、長期滞在する場合には、食糧、飲料水のほか、パスポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておき、更に退避手段についても常時確認しておいてください。

(8)基礎インフラ(電気、上下水、通信、道路)が極めて脆弱です。一般的に1日の通電時間は約4時間程度しかなく、非通電時間帯は水の供給も停止することもあります。このため、発電機を備え付けた一部のホテル・住居以外ではトイレの使用もできなくなります。また、雨季に頻発する豪雨により河川が増水し、道路が遮断されるなど、予期せぬ事態に遭遇することもあります。倒れた電柱・切れた電線などには高圧電流が流れている場合があり、大変危険ですので決して近づかないように注意してください。
 また、住居を選ぶ際には、周囲の治安状況、建物の警備状況、電気や水の供給設備をよく検討してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ハイチ日本国大使館
 住所:AMBASSADE DU JAPON
    Hexagone 2F, Angle Rues Clerveaux et Darguin, Petion-Ville, HAITI
 電話:2256-5885/3333
   国外からは(国番号509)-2256-5885/3333
 FAX:2256-9444
   国外からは(国番号509)-2256-9444
 ホームページ:http://www.ht.emb-japan.go.jp/j/
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