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タイの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年02月19日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。(継続)

●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く。)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●首都バンコク及びプレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域)
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●タイ南端のマレーシア国境付近の地域は、分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆弾事件が頻発しているため、当該地域に危険レベル3またはレベル2を継続して発出しています。
●2019年3月には、民政復帰のための下院総選挙が実施され、同年7月にプラユット政権が誕生しましたが、依然としてタイ社会における軍の影響力の強さ、議会における与野党間の対立の激化、散発的な反政府集会の発生等により、政治情勢は予断を許しません。
●2020年7月以降は、首都バンコクをはじめ、若者・学生を中心とした反政府グループ等によるデモが活発化しています。同年10月及び11月には、バンコク中心地において、デモ隊と治安機関との一部衝突も見られました。他方、王党派による集会も各地で開催され、反政府グループとの衝突も懸念されており、銃撃事件の発生も見られました。

詳細

1 概況
(1)2019年3月に民政復帰のための下院総選挙が実施され、同年7月にプラユット政権が正式に発足しましたが、依然としてタイ社会における軍の影響力の強さ、軍の政治介入に反対する第二野党の解党を始めとした与野党間の対立の激化、右に伴う散発的な反政府集会の発生等により、政治情勢は予断を許しません。

(2)2020年7月以降、「憲法改正・首相退陣・王室改革」等を掲げた、学生を中心とした反体制グループ「人民党63」等による政治集会が、首都バンコクをはじめ各地方で活発化し、数万人規模の集会が散発的に開催されました。また、同年10月には首都バンコクの中心地において治安当局と集会参加者との間で衝突が見られ、治安当局が放水車を使用し、集会参加者を強制排除するなどの動きもみられました。さらに、同月15日には、5人以上の集会等を禁じる「非常事態宣言」が発令され、民主活動家が拘束されるなどしました(同月22日に同宣言は解除。)。

(3)2015年には、バンコクにおいて日本人が爆発テロ事件に巻き込まれ負傷しています。2019年8月のASEAN外相会議の開催期間中には、バンコクの中心部等で連続爆発事件が発生しました。

(4)タイ南端のマレーシア国境付近の地域では、中央政府の支配に反抗するイスラム武装勢力によるとみられる襲撃・爆発事件等が依然として発生しています。主に警察、軍、刑務所等の職員や施設(公共交通機関)等がその標的となっていますが、これらにとどまらず、ホテル、ショッピングセンターなどが攻撃されることもあります。

(5)2020年2月、ナコンラチャシマ県のショッピングセンターにおいて、兵士による無差別銃乱射事件が発生し、多数の死傷者が発生しました。容疑者は軍により射殺されました。

(6)タイとカンボジアの国境地域においては、両国の主張する国境線の相違により、一時期、両国軍の衝突が発生していましたが、現在は沈静化しています。しかし、プレアビヒア寺院周辺地域においては今後も衝突等不測の事態が発生する可能性が排除されません。

(7)これまでに、タイにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、上記1(3)のように日本人が爆弾事件に巻き込まれて被害に遭っています。また、近年、シリア、チュニジア、バングラデシュ、スリランカにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また、テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、特に、近年では単独犯によるテロや、一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから、こうしたテロの発生を予測したり未然に防いだりすることが益々困難となっています。
  このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。


2 地域情勢
(1)タイ南部4県(ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡))
  「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」(継続)
  南部地域には、タイからの分離独立を標榜するイスラム武装勢力が存在し、これまでに同集団によるとみられる襲撃、爆発事件が続発しており、死傷者は、軍・警察関係者、教員を含む公務員やその他一般市民、外国人まで広く及んでいます。2019年11月には、ヤラー県の検問所が武装グループによる襲撃を受け、自警団ら15名が殺害される事件が発生しました。なお、2004年以降の15年間で、こうした襲撃や爆発事件によって7千人近くが死亡したとされています。
  つきましては、これらの地域への渡航・滞在、及び同地域を通過してのマレーシアへの越境等は、どのような目的であれ止めてください。

(2)ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
  「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続) 
  ソンクラー県の西部では、ジャナ郡等のある東部と比して、情勢は落ちついています。ただし、2017年には銃撃による死傷者が出ているほか、過去にもバイクや自動車に仕掛けられた爆発物による爆弾事件が、ホテル付近、商業施設、コンビニエンスストア等で発生しました。

  つきましては、この地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとって下さい。

(3)プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア州との国境地域東部)
  「レベル1:十分注意してください。」(継続)
  タイとカンボジアの国境地域においては、国境線、特に世界遺産プレアビヒア寺院(タイ側呼称:カオ・プラ・ウィハーン寺院)の領有をめぐって、両国の主張に相違が生じていました。既に国際司法裁判所(ICJ)は、同寺院をカンボジアに帰属するものとの判決を下していましたが、2008年にカンボジアが同寺院を世界遺産に登録するようユネスコに申請すると、タイはこれに反発し、軍事衝突も発生しました。2011年、ICJは同寺院周辺地域からの即時撤兵を両国に命じ、その後、表立った衝突は発生しておらず、現在両国間では定期的に交流の場を設けているなど、平和的・友好的な関係が構築されつつあることがうかがわれます。しかし、今後の政治情勢の変化等により再び緊張が高まる可能性は排除できず、渡航・滞在に当たっては引き続き十分な注意が必要です。
  同地域への渡航・滞在を予定されている場合は、最新の関連情報の入手に努めてください。
  なお、一部地域では国境が依然として未確定であるがために、地雷の撤去作業が進んでおらず、いまだに残存している可能性も排除できないことから、立入りが禁止されている場所には絶対に立ち入らないでください。

(4)バンコク
  「レベル1:十分注意してください。」(継続)
ア タイでは、反政府デモや集会がたびたび発生し、過去には暴徒化したこともあります。背景には2006年や2014年のクーデター等に見られる政情不安があります。

イ バンコクでは散発的に爆発事件が発生しています。2015年8月、バンコク中心部のラチャプラソン交差点において爆発事件が発生し、外国人を含む20名が死亡、日本人1名を含む多数の負傷者が発生しました。また、同月、サートンピア(バンコク中心部チャオプラヤ川のタクシン橋付近の船着き場の水中)で爆発が発生しました(死傷者なし)。更に、2017年5月、バンコク戦勝記念塔付近の軍関連病院内において爆発物が爆発し、25名が負傷しました。その他、民主記念塔付近、国立劇場付近、UNESCOの事務所付近で、それぞれ小型の爆発物が爆発しています。

ウ タイは、2019年3月に民政復帰のための下院総選挙を実施し、同年7月にプラユット政権が誕生しましたが、依然としてタイ社会における軍の影響力の強さ、軍の政治介入に反対する第二野党の解党を始めとした与野党間の対立の激化及び右に伴う散発的な反政府集会の発生等により、政治情勢は予断を許しません。

エ ASEAN外相会議開催中であった2019年8月1日から2日にかけては、バンコクに所在する警察本部庁舎前や政府合同庁舎前等の官公庁施設やショッピングセンターにおいて、連続爆発・放火事件が発生しました(死者なし。)。本件の容疑者の一部は現在も逃走中とみられています。

オ 2020年7月以降、「憲法改正・首相退陣・王室改革」等を掲げた、学生を中心とした反体制グループ「人民党63」等による政治集会が、バンコクをはじめ各地方で活発化し、数万人規模の集会が散発的に開催されるようになりました。同年10月に首都バンコクの中心地・パトゥムワン交差点において開催された政治集会では、治安当局と集会参加者が衝突し、治安当局が放水車を使用し、集会参加者を強制排除するなどの動きもみられました。また王族が乗車する車列の進行をデモ隊が妨害するなどの事態も生じました。これら一連の動きを受け、同月15日、5人以上の集会等を禁じる「非常事態宣言」が発令され、民主活動家が拘束されるなどしました(同月22日に同宣言は失効)。
 また、11月24日、治安当局が王室批判を禁じる不敬罪(刑法第112条)を約2年ぶりに適用し、反政府グループの指導者等数名に対して警察署への出頭を命じるなどの動きもみられました。



  つきましては、バンコクへの渡航・滞在に当たっては、最新の情報の入手に努めるほか、不測の事態に巻き込まれることのないよう身の安全を確保するなど、十分注意してください。


3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)タイにおいては、首都やリゾート地等においても爆発事件や銃撃事件が発生しています。また、都内各地で反政府活動家や民主活動家等による政治集会が開催されています。不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の点に注意してください。
●不特定多数の人が集まる場所(観光施設、公共交通機関、レストラン、ショッピングモール等)、軍・警察をはじめとする政府関連施設や宗教関連施設などを訪れる際には、周囲への警戒を怠らないようにする。
●不審物や不審者等を察知した場合には、すぐにその場を離れる。
●爆発が発生した場合、時間差で別の爆発が起きる可能性があるため、現場に近付かない。

(2)渡航・滞在に当たっては、「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_007.html)や「安全の手引き」(https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000207735.pdf)も参考に、危険を避けるよう行動してください。
  また、外務省、在タイ日本国大使館、在チェンマイ日本国総領事館、現地政府機関、報道等から最新情報を入手するよう努めてください。
 なお、タイ政府の手続きや規則等については、事前の通告なく変更されることがありますので、必ず最新の情報を確認してください。最新の情報については、駐日タイ大使館(+81-(0)3-5789-2433、領事部+81-(0)3-5789-2449)や在大阪タイ総領事館(+81-(6)-6262-9226)等に確認してください。

(3)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
タイに3か月以上滞在される方は、在タイ日本国大使館または在チェンマイ日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在タイ日本国大使館または在チェンマイ日本国総領事館の連絡を受け取ることができるよう、「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)

(4)近隣のミャンマー、ラオス、カンボジア及びマレーシアにもそれぞれ危険情報が発出されていますので、そちらにも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9926
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)2333

○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html(モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在タイ日本国大使館
 住所:177 Witthayu Road, LumphiniPathum Wan, Bangkok 10330, Thailand
 電話:(市外局番02)207-8500または696-3000
    国外からは(国番号66)-2-207-8500または696-3000
 FAX:(市外局番02)-2-207-8510
    国外からは(国番号66)-2-207-8510
 ホームページ: https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(市外局番02)207-8502または696-3002(邦人援護)
    国外からは(国番号66)-2-207-8502または(国番号66)-2-696-3002
 FAX:(市外局番02)207-8511
    国外からは(国番号66)-2-207-8511

○在チェンマイ日本国総領事館
 住所:Suite 104-107, Airport Business Park, 90 Mahidol Road,
    T. Haiya,A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
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