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ネパールの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年02月15日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険度】
●極西部(カイラリ郡、バジャン郡、バジュラ郡、アチャム郡)、中西部(バケ郡、スルケット郡、ジュムラ郡、ダン郡、バルディア郡、ロルパ郡、ルクム(東部)郡、ルクム(西部)郡、サリヤン郡、ジャジャルコット郡、カリコット郡、ダイレク郡、ピュータン郡)、中部(パルサ郡・バラ郡・ラウタハト郡・サルラヒ郡・マハッタリ郡・ダヌシャ郡の各東西ハイウェイから南方地域)及び東部(シラハ郡とサプタリ郡の各東西マヘンドラハイウェイから南方地域)
:レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●上記以外の地域(フムラ郡、ムグ郡、ムスタン郡、マナン郡、ラスワ郡及びソルクンブ郡のクンブ地区を除く)
:レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●国内の各地域において、政治的主張に基づく過激派集団(マオイスト・チャンド派)による爆破や放火等の暴力行為が発生しており、政情が不安定な中、活動が活発化することが懸念されます。過激派集団の多い地域では注意が必要です。
●バンダと称するゼネラルストライキが各地域で不定期に実施されており、各種交通機関の麻痺及びバンダに乗じた暴力行為に注意が必要です。

詳細

1 概況
(1)ネパールでは、1996年から2006年まで続いた武力闘争の後、2008年以降、幾多の政治的混乱を乗り越えながら、2015年9月に憲法を制定・公布しました。しかし、南部等では、2015年9月から新憲法に反対する親インド民族によるインド国境の封鎖(「非公式の経済封鎖」)及び同民族の暴力と、治安部隊との衝突により多数の死傷者を伴う政治的混乱が発生しました。2016年2月に、ネパール・インド間で関係改善がなされたことで「非公式の経済封鎖」が終了し、一旦沈静化しました。
(2)その後、種々の政治的交渉を経て、地方・州・連邦議会(下院)の選挙が2017年12月までに実施されることになりましたが、同年5月から12月まで断続的に実施された各選挙日前後に対立する政党関係者の衝突、立候補者の誘拐、爆弾での攻撃などが多数発生し、死傷者も出ました。
(3)2020年12月、内閣の勧告を受けたバンダリ大統領が、下院議会解散を決定したため、同議会は解散され、解散に反対の7名の閣僚が一斉辞任しました。これを受け、各政党や組織が大規模な抗議デモや集会を多数開催しているほか、本件決定の有効性を争う多くの請願が最高裁に提出され審議中など、政情が不安定となっています。
(4)ネパール国内には、マオイスト(統一共産党毛沢東主義派)による内戦時代の暴力主義を踏襲したマオイスト・チャンド派等の一部過激派グループが存在し、自らの要望を実現するために、デモや集会の他、バンダと称する住民を巻き込んだストライキを頻繁に敢行しています。このバンダが実行される日は、マオイストからの投石、放火等による被害を避けるため、公共交通機関がストップしたり、スーパー、商店、レストラン等が閉店したりする場合があります。また、バンダは、政府関連施設、関係者宅、車両等に対して爆弾の設置、投石、放火等過激な行動をとることもあります。2017年12月、2018年3月、2019年11月の選挙時には、過激派による各種暴力事件が発生しています。2019年には、携帯電話会社の事務所に対する爆破事件や各地に設置された爆弾が爆発し死傷者を出す事件が発生したほか、2020年12月には、教師を誘拐し殺害するという凶行に及んでいます。過去には、在留邦人の子弟も通学するインターナショナル・スクールに対して攻撃の可能性を示唆する脅迫を行う事案が発生しており、引き続き注意が必要です。
(5)ネパールには、インドとの間の「オープンボーダー」を悪用して不法に入国し、ネパール人として在留する外国人が多数いるとされ、ネパールの治安を更に悪化させる要因となっています。
(6)一般犯罪面では、置き引き、スリ等の窃盗及び強盗事件が増加しているほか、女性や子供に対する暴力事件や詐欺事件、サイバー犯罪の増加が目立っています。また、インドなど周辺諸国から拳銃や爆発物が流入しています。過去には、カトマンズ盆地内で銃器使用案件が連続して発生し、死傷者も出ています。これらの密輸事件を取り締まる警察等治安機関と密輸業者との衝突が度々発生しており、2020年10月には、警察官が密輸業者に殺害される事件も起きています。
日本人被害事案として、自宅で就寝中の強盗被害、繁華街での傷害被害等が報告されています。また、ネパール原産の大麻を日本に密輸しようとした事件や日本人がネパール国内で薬物を使用した事件も報告されています。
(7)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域情勢
(1)極西部(カイラリ郡、バジャン郡、バジュラ郡、アチャム郡)、中西部(バケ郡、スルケット郡、ジュムラ郡、ダン郡、バルディア郡、ロルパ郡、ルクム(東部)郡、ルクム(西部)郡、サリヤン郡、ジャジャルコット郡、カリコット郡、ダイレク郡、ピュータン郡)、中部(パルサ郡・バラ郡・ラウタハト郡・サルラヒ郡・マハッタリ郡・ダヌシャ郡の各東西ハイウェイから南方地域)及び東部(シラハ郡とサプタリ郡の各東西マヘンドラハイウェイから南方地域)
:レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 極西部と中西部の地域には、マオイストの過激派であるマオイスト・チャンド派の勢力範囲が多くを占めています。2017年の選挙期間中には、選挙立候補者に対する爆弾設置や爆発事件が起こりました。また中部と東部の地域では、政党支持者同士が衝突して負傷者を出しました。
つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には事前に現地情報を入手して特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。

(2)その他の地域(フムラ郡、ムグ郡、ムスタン郡、マナン郡、ラスワ郡及びソルクンブ郡のクンブ地区を除く)  
:レベル1:十分注意してください。(継続)

ア 上記の地域では、政府の政策への批判や燃料等の値上げに対する不満など様々な社会的要因により、バンダと呼ばれるゼネラルストライキが過激化し、放火や投石行為を伴う反政府行動が発生するなど、突然に治安が悪化する可能性があります。
2019年には、バンダの実施が度々ネパール全土に呼びかけられ、当該地域において交通障害・妨害、火炎瓶投擲や投石等による通行車両の破壊、爆弾や偽装爆弾の設置事件等が発生しました。
2019年11月に実施された補欠選挙の際には、カスキ郡ポカラにおいて爆弾が爆発する事件が発生しています。
2020年11月及び12月には、ウダヤプール郡の政府機関や民間会社において、爆弾が爆発する事件が数件発生しています。

イ カトマンズ郡やラリトプール郡などの都市部を中心に、置き引き、スリ等の窃盗、強盗事件等、一般犯罪も増加しています。

つきましては、上記地域へ渡航・滞在する際は、最新の治安情報を入手し、政治集会やデモを避けるとともに自らの安全対策につき再度確認してください。

3 滞在にあたっての注意
 ネパールにおける渡航・滞在に当たっての一般犯罪等に関する注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_010.html
も併せてご参照ください。)
(1)在留届、「たびレジ」
海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
ネパールに3か月以上滞在される方は、在ネパール日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ネパール日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)渡航者全般向けの注意事項
ア 最新情報を入手する。
  治安情勢は絶えず変化しています。渡航前に在ネパール日本国大使館や旅行会社から最新情報を入手するとともに、渡航中も情報収集し、危険な場所、デモ、集会等に近づかないなど安全確保に努めてください。特にバンダ(ゼネスト)期間中は、交通機関に影響が及ぶほか、閉店する商店等もあるため、バンダに関する情報を入手しておくことは非常に重要です。

イ 海外旅行保険に加入する。
ネパール滞在中に病気にかかったり、事件・事故に巻き込まれて病院を利用したりするケースが多く発生していますが、ネパールでは医療施設が不十分なため、高度な手術や設備が整ったシンガポールやタイに移送、また、日本に帰国して治療する場合があります。その場合、高額な費用を自己負担する必要があるため、万一に備え、緊急移送サービスといった十分な保障内容を含む海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。

ウ 日本人の被害例や防犯対策等について、「安全対策基礎データ」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_010.html
の犯罪発生状況、防犯対策にまとめてありますので、そちらをご参照ください。

(3)個人旅行者への注意事項
ネパールへの個人旅行(バックパッカーを含む)の場合、地方を陸路で移動中(インド・中国との陸路での出入国を含む)、知らないうちに危険度の高い地域へ入域していることがあります。ネパールへの個人旅行の際には、事前に報道等により最新の治安関連情勢について情報収集するほか、現地ガイドを雇うなど、細心の注意を払ってください。

4 隣国のインド及び中国の各危険情報についても注意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9926
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)


(現地公館連絡先)
在ネパール日本国大使館
 住所:1253 Narayan Gopal Sadak Panipokhari、Ward No.3、 Kathmandu、 (North)、 Nepal (P. O. Box 264)
 電話:(市外局番01)4426680
   国外からは(国番号977)-1- 4426680
 FAX : (市外局番01)4414101
   国外からは(国番号977)-1-4414101
 ホームページ: http://www.np.emb-japan.go.jp/jp/index.html
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