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グアテマラの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

「危険情報」とは?

更新日 2020年02月14日

危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●首都グアテマラ市をはじめとする全土で,殺人,強盗,窃盗等の犯罪が頻発していますので,不測の事態に巻き込まれないよう,十分注意してください。
●特に,青少年凶悪犯罪集団(マラス)等による犯罪や抗争には巻き込まれないよう,最新の情報の入手に努め十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)グアテマラは,南米と北米を結ぶ麻薬の経由地の一つとなっており,麻薬に関わる犯罪組織が各地で活動しています。特に北部のペテン県、国境地域となる東部のイサバル県やサカパ県及び南部のエスクイントラ県では麻薬等を密輸する際の交通の要所となっているため,犯罪組織間の抗争が発生する等,高い殺人発生率を記録しています。

(2)首都グアテマラ市をはじめとする全土で,殺人,強盗,窃盗等の犯罪が頻発していますので,不測の事態に巻き込まれないよう,十分注意してください。特に、主に中米で活発に活動する青少年凶悪犯罪集団(マラス)は,麻薬関連犯罪や一般市民に対する殺人、恐喝、強盗等を行っており,マラス間や他の犯罪組織との間で抗争が頻発しています。不測の事態に巻き込まれないよう,最新の情報の入手に努め,十分注意してください。

(3)銃器による犯罪発生率は高い水準で維持されており,犯罪組織だけでなく,一般市民による銃犯罪も発生しています。これは,憲法で市民の銃器所持が認められているためですが,一方で当局の銃砲所持許可に基づく正規の所持よりも,闇市場で流通している銃器がはるかに多いことも要因となっています。闇市場の銃器のほとんどは,1996年に終結した内戦時代に使用されていたもの,国外から密輸入されたもの,または個人,軍・警察などから盗み出されたものです。政府は,銃器に関する法規制を実施し,取締りを強化していますが,銃犯罪の大幅な減少には至っていません。

(4)テロによる日本人の被害は,シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,これまでもチュニジア,ベルギー,バングラデシュ,スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では,単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど,テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように,テロはどこでも起こり得ること,日本人も標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
 全土
レベル1:十分注意してください。
(1)首都グアテマラ市
ア 第10区
 ホテルおよびレストランが多数存在する繁華街であり,国際空港からも近く旅行者やビジネスマンが多く訪れる地区となっているため,訪問者の所持品を専門に狙う強盗団が確認されています。昼間であっても十分注意してください。
イ 第1,2,4,7,9区
 ディスコ,バー,風俗店等が存在する地域であり,中でも第1区及び4区は旧市街地にあたり,公共機関,商業施設,長距離バスの発着所などが存在し,多くの人が訪れる地区です。人通りが多い場所ではスリやひったくりに十分注意をしてください。また夜間に行動する場合には,強盗・喧嘩・犯罪組織間の抗争等に巻き込まれないよう十分注意してください。
ウ 第1,5,6,7,18,21区
 マラス間の勢力争いが現在も確認されている地区です。(特徴として,谷や崖などの未開発地域および鉄道の敷地に不法占拠し人が住み着いているエリアは特に注意が必要です。)首都グアテマラ市25区全体の殺人件数の約7割が同地区で発生しています。中でも18区は市全体の約3割の殺人が発生しており特に危険な地域です。やむを得ずこれら地域を訪れる場合には,夜間は行動しない,単独では行動しないなど十分な安全対策を講じてください。
エ その他の地区
 上記以外の地区においても凶悪事件が発生しています。貧困地区では,マラス等の犯罪組織等が多数存在し,犯罪組織間で抗争が発生しています。不測の事態に巻き込まれないよう,市内の徒歩移動は極力避け,車両で移動するようにしてください。

(2)サカパ県・イサバル県
 イサバル県およびサカパ県は,グアテマラにおいて最も殺人発生率が高く,特に国境地域は麻薬関連の犯罪組織,強盗団,不法出入国者等による犯罪が多く発生し,治安当局による取り締まりが十分ではない状況が続いています。
 2019年9月3日,イサバル県エル・エストルにて麻薬取り締まり任務にあたっていたグアテマラ海軍の兵士3名が,麻薬関係者によって殺害されたことにより,イサバル県・サカパ県及びその周辺4県において,非常事態宣言が同年11月4日まで発出されました。
 犯罪等不測の事態に巻き込まれないよう,夜間の外出や単独で行動する場合は十分に注意をしてください。

(3)ペテン県
 主要観光地であるティカル遺跡等が所在し,観光地開発が進んでいる地域であるものの,ベリーズおよびメキシコとの国境に通じる幹線ルート以外の地域は,治安が悪く不用意な通過は大変危険です。国境地域への渡航または陸路での出入国をされている方は,移動ルートを事前にしっかりと把握し,十分な安全対策を講じてください。

(4)エスクイントラ県
 エスクイントラ県はエルサルバドル・メキシコ間の陸上交通およびケツァル港(太平洋側の主要港)・バリオス港(大西洋側の主要港)間の陸上交通が交差する交通の要所であり,麻薬犯罪組織やその他犯罪組織が多数存在し,銃器を使用した組織間の抗争が発生するなど殺人が多く発生しています。犯罪等不測の事態に巻き込まれないよう,夜間の外出や単独で行動される場合は十分注意してください。

(5)西部地域
 凶悪犯罪の発生率は低いものの, 警察官が十分に配置されておらず,警察の影響力は弱いことから,事件事故が発生した場合には,地元住民独自の報復制裁に巻き込まれる危険性があります。1999年には,ウエウエテナンゴ県において許可なく写真撮影をした結果,群衆の暴行・投石により邦人が死亡する事件が発生しています。
 不測の事態に巻き込まれないよう十分注意するとともに,事前に訪問先の現地情報を把握するなど,現地のルールに違反することがないようにしてください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢および次の事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,報道,日本国外務省,在グアテマラ日本国大使館,現地政府機関等で最新の情報を入手するようにしてください。
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在される方は,在グアテマラ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在グアテマラ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(1)2019年6月及び8月に実施された選挙では特に大きな事件は確認されていませんが,2015年の選挙においては,支持団体同士の衝突及び支持団体と警官隊との衝突が発生し,警察官を含む多数の負傷者が出ており,また市長の監禁や市庁舎の焼き討ちなどが確認されています。大統領選挙及び地方選挙の期間中は,最新の情報を入手の上,行動するようにしてください。

(2)日本人を含むアジア人は非常に目立つため,徒歩での移動は強盗の格好の標的となります。徒歩での移動は極力避け,車で移動するようにしてください。また,強盗は犯行の前にターゲットを観察することが多いため,周囲に自分を観察している者がいないか等,自分の置かれた状況を常に客観的に意識するよう努めてください。

(3)単独行動(特に登山や遊泳,ウィンドーショッピング等の散策)は避け,夜間や早朝の外出は控えてください。

(4)カミオネタ(二等バス)は利用しないでください。バス車内では強盗・スリが頻発しており,特に,夜間便,早朝便及び乗降客が多い便で多く発生しています。眠っている間にカバンを切られ貴重品を盗まれるなどのケースも確認されています。また,犯罪集団によるバス運転手等の殺害にも注意が必要です。犯罪集団は,バス運転手からみかじめ料を徴収し,支払いを拒否した場合には,女性や子供に拳銃・手榴弾などを用いて運転手を殺害させるため,乗客が流れ弾により被害を受ける,手榴弾により被害を受ける事件が確認されています。
 同様の犯罪は長距離バスでも発生していますので,十分注意してください。

(5)コリエンテ(流しのタクシー)を利用した乗客が強盗被害に遭うケースが増えていますので、流しのタクシーは利用しないようにしてください。その強盗手口は,乗客を仲間が待機している場所まで連れていき,その仲間が乗車し,銃器等により乗客を脅し金品を奪うというもので,日本人旅行者も被害に遭っています。
 また、以下の点を参考に危険を避けるようにしてください。
 ア グアテマラ市内等の移動では,私有車,レンタカー,知人の車両等を利用する。
 イ 首都圏内でタクシーを利用する際は,セキュリティ対策が整っている大きなホテルに所属しているタクシーまたは料金メーターを設置している無線タクシーを利用する。
 ウ UBER等のタクシー配車アプリを利用する場合には,利用時間帯,人数,乗車場所等に十分注意する。同アプリは,運転技術や知識が乏しい運転手も存在することから,利用者は目的地までの道順を熟知していること,スペイン語で少なくとも目的地を伝え,運転手を自ら誘導できる語学力があること,また,降車時に運転手が「目的地到着ボタン」を押しているか確認することなどが必要である。さらに,携帯を操作しながらの配車待ちは,周りへの注意がおろそかになり強盗などの犯罪被害を受けやすい危険性が指摘されていますので携帯画面に集中しすぎず,周囲への警戒を怠らないようにしてください。2019年11月,グアテマラ市においてUBERの車を待っていた邦人女性が2人組に襲われ,携帯を奪われる事件が発生しています。
 エ 国内の長距離移動の際には,信頼のおける旅行会社等のシャトルバスや一等バスを利用するとともに,夜間や早朝に移動する便は,交通量の少ない時間帯のため強盗団に襲われる確率が高いため利用は極力避けてください。なお,一等バス等であっても,眠っている間にスリ被害に遭うケースが発生していますので注意が必要です。
 世界遺産ティカルへ訪問する場合,最寄都市であるフローレスとグアテマラ市の間は航空便が就航していますので,同便を利用することをお勧めします。

(6)外出時は所持金を分散し,高価なサングラスや時計,ハンドバッグ,アクセサリーなどを身に着けず,できるだけ現地の人と同じような服装をし,目立たないよう心掛けてください。また,携帯電話,デジタルカメラ,ノートパソコンなど高価な携行品の窃盗,強盗も頻発していますので,人前で極力露出しないでください。強盗に遭った場合は生命を第一に考え,絶対に抵抗しないでください。銃器を持った金銭目的の強盗に対しては,要求には素直に応じるようにし,金品を何も所持していない場合,逆上して腹いせに発砲するケースもありますので,200ケツァル程度(約3,000円)の現金を,クレジットカードや多額の現金等とは別の財布に入れ,その財布ごと渡せるようにしておくと被害を最小限にとどめられます。また,それを渡す際に衣服のポケットやバッグに手を入れて取り出そうとすると,武器を取り出すと誤解され発砲されるおそれがありますので,財布の所在を伝え犯人に取らせるようにしてください。

(7)部屋の鍵が南京錠であるなど,施錠設備が整備されていない宿泊施設では窃盗被害が頻発していますので,利用は避けてください。また,貴重品用セーフティボックスが設置されていない宿泊施設も利用しないようにし,やむを得ず,これらの宿泊施設を利用する場合は,外出時は貴重品を携行してください。

(8)ATMで多額の現金を引き出す際には十分な注意が必要です。2012年3月には,ATMで現金を引き出した日本人がそのまま追跡され,殺害される事件が発生しています。

(9)見知らぬ人物から飲食物を勧められても,不用意に口にしないでください。旅行者などに親しげに話し掛け,睡眠薬を混入した飲食物を勧め,旅行者が意識を失った隙に金品を奪い取る睡眠薬強盗が観光地やバス内で発生しています。このような犯罪に使用される薬は強力で,後遺症が残る,最悪の場合には死に至ることもありますので,十分注意してください。

(10)都市部を中心に短時間誘拐の危険があります。被害の対象が富裕層のみならず,中流層にも広がっているほか,外国人も被害に遭っていますので注意が必要です。同種の事件に遭わないためにも,普段から「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の三原則を念頭に置き,身の周りの変化等にも注意を払うよう心掛けてください。

4 なお,隣国のメキシコ,ホンジュラスおよびエルサルバドルにもそれぞれ危険情報が発出されていますので,ご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
○在グアテマラ日本国大使館 :
 住所:10 Piso, Edificio Torre Internacional, Avenida Reforma, 16-85, Zona 10, Ciudad de Guatemala, 01010 Guatemala, C.A
 電話:2382-7300
  国外からは(国番号502)-2382-7300
 FAX:2382-7310
  国外からは(国番号502)-2382-7310
 ホームページ:http://www.gt.emb-japan.go.jp/mainJA.htm
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