1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

ラオスの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

「危険情報」とは?

更新日 2019年12月24日

危険情報
地図

危険レベル・ポイント

●サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●シェンクワン県プークート郡南部
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)

●上記以外の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●シェンクワン県プークート郡南部では,2019年8月以降,開発工事に関わる外国人が銃撃される事件が散発しているとみられます。これらの事件の犯人及び動機等は明らかになっていませんが,反政府勢力による犯行の可能性も否定できません。かかる事態を踏まえ,同地域の危険レベルを2に引き上げます。不要不急の渡航は止めてください。
●サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部地域では反政府勢力が活動しており,車両等を狙った襲撃事件や爆発事件,政府軍との衝突事案が発生しており,不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため,不要不急の渡航は止めてください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

詳細

1 概況
(1)サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く),パーサイ郡中部及び南部地域では,依然として反政府勢力が活動している模様であり,不測の事態に巻き込まれる可能性も排除できません。同地域では,過去に,反政府勢力とみられるグループと政府軍との間で戦闘が発生したとみられるほか,バス又はバスターミナルを狙った爆発事件や乗客等への襲撃事件等が発生しています。
  また,2014年秋には,サイソンブン県及びシェンクワン県の県境付近にて襲撃事件があり,外国人が銃殺された事案や,地雷が道路に仕掛けられ,人的被害はなかったものの,走行車両が被害に遭ったという報告もあります。
  2015年11月から現在までサイソンブン県中心地に近い主要道路及び山岳地帯にて襲撃事件が複数発生し,外国人を含む民間人に死傷者が出ました。サイソンブン県及びシェンクワン県パーサイ郡は治安が悪化しています。
何れの事案も反政府勢力の犯行とは断定されていませんが,一部の地域では,現在も不測の事態に備え,政府軍等による検問及び駐留警戒が行われています。

(2)シェンクワン県プークート郡南部地域では,2019年8月以降,開発工事に関わる外国人が銃撃される事件が散発しているとみられます。これらの事件の犯人及び動機等は明らかになっていませんが,反政府勢力による犯行の可能性も否定できません。不要不急の渡航は止めてください。

(3)首都ビエンチャンを中心に,置き引き,侵入盗,ひったくり,強盗が多発しており,日本人も多数被害に遭っています。最近では,特にひったくり及び路上強盗,住宅への押し入り緊縛強盗が多発し,被害者に女性や子どもが含まれることも珍しくありません。ひったくり及び空き巣の犯人グループが拳銃及びナイフ,硬質の棒等で武装しており,被害者に抵抗された際,年齢及び性別に関係なく,容赦なく危害を加えてくるのが特徴です。当局は,市内全域に,ひったくり,路上強盗,侵入盗多発警報を発出しています。ラオス国内では銃器が規制されていますが,近隣諸国から密輸入されているとみられ,国内では,相当な数の銃器が出回っているようです。少年が警備員と口論となり,所持していた拳銃で警備員を殺害するという事案が報告されるなど,銃器を使った凶悪犯罪が増加しています。今後も同種の事件が発生する可能性は排除できませんので,渡航に際しては十分な注意が必要です。

(4)これまでに,ラオスにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュ,スリランカ,アフガニスタンにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
(1)サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部
  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア 旧サイソンブン特別区に当たるサイソンブン県には,反政府勢力が存在するといわれています。

イ サイソンブン県は,2006年まで,サイソンブン特別区として軍が実質的な統治をしていた地域であり,同年にビエンチャン県及びシェンクワン県に分割編入された後も,治安は安定したとはいえません。同県北部の山岳地帯では,依然として治安状況が不透明であり,不測の事態に巻き込まれる可能性は排除できません。
2014年秋には,外国資本現地法人の外国人職員が車両で通行中に襲撃を受け銃殺された事案や,人的被害はなかったものの,地雷が道路に仕掛けられ,走行車両が被害に遭ったとの事案の報告があります。いずれの事案も反政府勢力の犯行とは断定されておりませんが,一部の地域一帯では,現在も不測の事態に備え,治安当局による検問及び駐留警戒が行われ,警護車両が先導し,通行していることもあります。
これまでは同県内奥地(山岳地帯)で襲撃事案が発生したという報告がありましたが,2015年11月には,山岳地帯に加え,サイソンブン県中心地に近い主要道路でも車両が銃撃される事案が複数発生し,現地在住のアジア系外国人を含む民間人が複数死傷した模様です。また,同襲撃事案を受け,治安当局が巡回警備を強化していたところ,反政府勢力との衝突が起こり,治安当局側にも死傷者が出ました。
2016年1月には,現地在住中国人の車両が走行中に爆破され,複数が死傷しました。その他兵士及び住民が仕掛けられた地雷を踏み,複数が死傷したという報告もあります。

ウ サイソンブン県アヌヴォン郡とローンチェン郡(旧ビエンチャン県サイソンブン郡)とシェンクワン県パーサイ郡の郡境及びシェンクワン県パーサイ郡とサイソンブン県タートーム郡の郡境付近(但し,国道1D号線は除く)は,2012年から2013年にかけて反政府勢力と政府軍の衝突が頻発しました。

エ シェンクワン県クーン郡南部及びパーサイ郡中部及び南部においては,過去に反政府勢力によるものとみられる集落の焼き討ち事件や銃撃戦が発生するなど,乾季になると,断続的に反政府勢力と政府軍との間で衝突が発生している模様です。これらは外国人を標的とした事案ではありませんが,今後,同勢力が現政府の信用を失墜させることを目的に,外国人に危害を加えることも考えられます。
 2015年11月以降,パーサイ郡において,同郡軍兵士及び地元住民が同郡にて道路若しくは畑に仕掛けられた爆弾によって死傷するという事案が発生したとの報告もあります。

オ 国道5号線からシェンクワン県ペーク郡ポンサワンへ向かうルート上には,要所に軍の検問所が設置されています。ラオス政府が外国人の通行を禁止しているほか,ラオス人であっても通行証がないと通行できないなど,厳しい通行制限措置がとられています。
同地域では,過去に少数民族と行動を共にしていた欧米人ジャーナリスト等が当局に拘束され,国外退去処分を受けたり,米国人が少数民族と接触した結果,ラオス政府の行う少数民族政策への干渉・妨害行為に当たる等として,治安当局に一時身柄を拘束され,その後国外退去処分を受ける等の事件が発生しています。

 つきましては,上記地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。渡航・滞在される場合には,通信手段が確保できない場所や山岳地帯への立入りは避けるなど,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策を取ってください。

(2)シェンクワン県プークート郡南部
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)

 上記地域では,少なくとも2019年8月及び10月中,開発工事に関わる外国人が銃撃される事件が発生したとみられます。これらの事件の犯人及び動機等は明らかになっていませんが,反政府勢力による犯行の可能性も否定できません。
かかる事態を踏まえ,同地域の危険レベルを2に引き上げます。不要不急の渡航は止めてください。

(3)上記以外の地域(首都ビエンチャンを含む)
   レベル1:十分注意してください。

ア 首都ビエンチャンでは,置き引き,ひったくり,スリ,侵入盗といった一般犯罪が引き続き増加傾向にあり,日本人がこれら犯罪の被害に遭う事案も増えています。2015年度中には,日本人がひったくり,路上強盗,睡眠薬強盗,住居侵入,置き引き,詐欺等の被害に遭い,中には日本人が負傷したとの被害報告もありました。また,首都圏では,銃器を使用した強盗等の凶悪犯罪も継続して発生しており,外国人も被害に遭っています。特に最近懸念されていることは,不良少年が銃器を所持していることであり,相当な数の銃器が出回っている模様です。
近年,オートバイの窃盗及び自動車窃盗,車上狙い事件が多発しています。特に人通りのない,暗い路上には駐車せず,明るい場所や警備員が常駐している場所を選定してください。

イ 国道13号線北は,首都ビエンチャンと北部各都市を結ぶ幹線道路でありながら道幅は狭く,特に北部山岳地帯を通る部分においては,大型車両の相互通行が困難な場所も多くあります。また,通行車両の増加により,道路の損傷が激しい場所もあります。山岳地帯における車両落下防止のガードレールの設置も進んでおらず,その中を急スピードで走行する車両もあり,特に路面が滑りやすい雨季には,特段の注意が必要です。
2016年10月にはルアンパバーン県ナーン郡においてビエンチャン発中国昆明行きの夜行(寝台)バスのブレーキが利かなかったことにより崖から転落し,外国人を含む死傷者が出ました。夜行バスが谷へ転落する事故は毎年発生しているので,夜行バスの利用は極力避けてください。

ウ 過去には国道13号線北のパクポー地点及び国道13号線北カーシーとプークーン間において,反政府勢力と見られる武装勢力グループと政府軍との間で戦闘が発生したとみられます。
 同地域の情勢は,2008年以降落ち着いていましたが,2016年1月,ビエンチャン県カーシー郡において,バスが夜間何者かに銃撃され,乗員1名が負傷する事案(競合運輸会社同士の確執或いは反体制派による銃撃が原因との未確認情報があるものの背景は不明)が発生したほか,国道13号線を夜間走行していた車両が銃撃され,複数が負傷する事案が発生しました。
2016年3月には,ルアンパバーン県プークーン郡において,ダム建設のため駐留していた中国人キャンプが襲撃され,複数死傷者が出た模様です。
これらの事案に共通しているのは,夜間等日没後に発生していることです。従ってビエンチャン県とルアンパバーン県を結ぶ国道13号線の移動については,道路事情及びバス自体の安全性等に加え,治安面からも夜行バスの利用は極力避けてください。日没後等夜間の移動は,当該地域をまたぐ空路をお勧めしますが,やむを得ず陸路で移動する場合には,日中であっても単独車両によることなく,複数の車両と共に十分注意して移動することをお勧めします。

エ ラオス国内では,国道等の主要幹線道路であっても,集落から隔絶された山道になっている場所が多く,このような場所でいわゆる山賊による襲撃事件が発生しています。また,これら山道においては,雨季になると至る所で土砂崩れや地面の陥没等が発生し,事故の原因となっているため,陸路で移動する際には経路の安全状況を十分に確認する必要があります。また,ラオスの長距離バス(含む夜行バス)には座席ベルト等の設備がないものが多い他,車両が十分に整備されていないものも多く,安全性が懸念されています。

オ シェンクワン県ペーク郡ポンサワンから同県クーン郡並びにサイソンブン県タートーム郡を通っている国道1D号線では,過去に反政府勢力と政府軍との間で武力衝突が発生していた模様ですが,治安部隊が常駐したこともあり,最近,同区間における同種の情報には接していません。道路も整備されているため,道路事情は良く,こうした状況から一般車両の通行が増えている模様です。

カ シェンクワン県クーン郡北部は,シェンクワン県の中心部であるペーク郡と隣接しており,比較的安定した治安状況が保たれていますが,シェンクワン県パーサイ郡南部は,サイソンブン県と接しているため,安定した治安状況とは言えません。

キ フアパン県サムヌア周辺地域には,アヘンやモルヒネの原料となるケシ(芥子)の不法栽培を行う農家が存在します。外国・国際機関の支援等もあり,このような不法栽培は一時的に減少しましたが,代替作物への移行指導が行き届いておらず,ケシの栽培に対する警察当局の対応も十分とは言えないことから,最近,ケシの作付面積が再び増加してきている模様です。同地域では,渡航者が麻薬絡みの犯罪に巻き込まれる可能性も排除できません。

ク シェンクワン県ペーク郡ポンサワンからフワパン県サムヌア,またサムヌアからナムソーイのベトナム国境までを繋ぐ道路の幅が狭く,大型車両の相互通行が困難な場所が多く存在します。山岳地帯においては対向車を確認するミラーが少なく,また,車両落下防止のガードレールの設置もなされていません。北部地域は霧が出ることも多いため,特に乾季(比較的寒い時期)の山岳地帯の陸路移動は注意が必要です。

ケ 2015年11月には,ビエンチャン郊外にあるバンビエン(外国人旅行者に人気のリゾート地)付近で銃撃事案が発生した模様です。

 つきましては,これらの地域に渡航・滞在される方は,信頼できる旅行会社等を通じ,安全な渡航手段・滞在先を選ぶとともに,現地の治安情報にも注意を払い,都市部や郊外の混雑する場所にはできるだけ近づかない,夜間の外出・移動は控える,公共交通機関は極力利用しない,山間部の訪問を避けるなど,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

3 在留届,「たびレジ」の登録
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在ラオス日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在ラオス日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ラオス日本国大使館
 住所:Sisangvone Road, Vientiane, Lao People's Democratic Republic
 電話:(市外局番021)-414400~414403
   国外からは(国番号856)-21-414400~414403
 FAX:(市外局番021)-414406
   国外からは(国番号856)-21-414406
 ホームページ: http://www.la.emb-japan.go.jp/itprtop-ja/index.html
page TOP