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バングラデシュの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】

2019年10月04日
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【危険度】
●ダッカ管区及びチッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県,ランガマティ県,バンドルボン県)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除くバングラデシュ全土
レベル1:十分注意してください(引き下げ)

【ポイント】
●ダッカ管区及びチッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯以外のバングラデシュ全土では,治安当局による取締り強化もあり,2016年7月ダッカ襲撃テロ事件以降,外国人を標的としたテロ事件は発生していません。また,2018年12月末の総選挙は,これまでの総選挙と比べて,大規模な混乱もなく平穏裏に行われました。ついては,これら地域について,レベル2からレベル1に引き下げます。ただし,一般犯罪への警戒,政権与党や政府に対する抗議活動等が断続的に発生していることから,渡航・滞在には十分注意してください。
●ダッカ管区は,上記のようにダッカ襲撃テロ事件以降の治安当局による取締り強化もあり,治安情勢は改善傾向にあります。特に,在バングラデシュ日本国大使館や各国大使館等が所在するダッカ管区ダッカ市バリダラ地区では,同期間,テロ事件等は発生しておらず,これまで治安が維持されています。一方でそれ以外の地区については,2017年には,ダッカ国際空港及びその近辺で自爆テロが発生したほか,2019年には,小規模ながら治安当局を標的とした爆弾テロ事件が複数回,ダッカ管区ダッカ市マリバーグ地区,ダンモンディ地区及びグリスタン地区において発生しており,依然としてテロの脅威は完全には排除されません。また,治安当局による掃討作戦も引き続き実施されています。ついては,引き続き一定程度の警戒は必要であり,1(2)テロ情勢の項目も参照し,同管区への不要不急の渡航は止めてください。
●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯では,仏教系少数民族が多数居住しており,根強い民族間対立があるなか,治安情勢は不安定な状況です。2019年3月18日,ランガマティ地区で待ち伏せしていた武装集団が,投票所から投票箱を運んでいた乗用車2台に発砲し,少なくとも7名が死亡,15名が負傷する事案が発生するなど,引き続き警戒が必要であり,同地帯への不要不急の渡航は止めてください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)政治情勢
バングラデシュでは,2018年12月30日に第11回総選挙が行われました。前回2014年1月に行われた選挙では,選挙前からハルタル(※)やそれに伴う抗議活動が全国各地で実施され,選挙運動参加者の一部と治安部隊との衝突が発生し,爆弾事件や公共交通機関への放火などに発展し多数の死傷者を伴う事態となりました。今次選挙では敗北した政党などによる抗議活動もほとんど見られず,全般的に平穏裏に行われました。ただし,バングラデシュにおいては選挙時以外にも政権与党や政府に対する抗議活動等が断続的に発生していることから,政党事務所やダッカ大学周辺など,これまでに選挙運動や大規模集会が行われた場所等には極力近づかないようにしてください。また,外国人が多数居住する地域においても上記のような事態が発生したこともあるので,そのような地域においても十分注意が必要です。

※ 野党関係者による政権与党への反対運動。詳しくは3(1)渡航者全般向けの注意事項の項を参照してください。

(2)テロ情勢
ア 2016年7月1日(現地時間),ダッカ管区グルシャン地区のレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」において,武装グループが人質を取って籠城し,日本人7名を含む20名以上を殺害,多数を負傷させるダッカ襲撃テロ事件が発生しました。その後,「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)バングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。この事件を受け,現地当局は過激派に対する取締りを一層強化し,現在も過激派等の摘発を継続しています。

イ ダッカ管区においては,上記以外に,JMB(ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ),ISILやアル・カイダを称するイスラム過激派によるテロ事件が複数回発生しており,日本人を含む外国人が標的となったものもあります。イスラム過激派は,ダッカでの事件を称揚し,さらなる攻撃を行うよう呼びかけるメッセージを,映像や雑誌等の様々なメディアを通じて発出しており,こうしたメッセージが邦人に対する直接具体的な脅威を示すものではないとしても,テロの可能性が残されているものとして,引き続き警戒が必要です。また,2019年にもダッカ市において治安当局を標的とした小規模なテロ事件が発生しているほか,過激派の摘発により爆弾の原材料等が大量に押収されるとともに,過激派の抵抗による爆発物の爆発等で一般市民を含む多数の死傷者が出たケースもあります。

具体的には以下の点に留意してください。
[行動]
●行動予定を多くの人に知られないようにし,目立たないように行動する。
●通勤や買い物等には同じ経路や時間帯を使わず,日常の行動パターンをできるだけ固定しないようにする。
●状況や場所に応じて警備員を配置したり,移動に際して帯同する。
●外出時の移動はなるべく車両を利用する。その際,交通渋滞となっている場所や渋滞になりそうな場所は迂回するなど,自らの安全確保を念頭に慎重な行動をとる。
●早朝・夜間の外出,移動は控え,日中の時間帯に用事を済ませる。
●車両駐車時,特に車両昇降時には,車両に不審者や不審車両(バイク等を含む)が近づいていないか慎重に周囲の状況を確認する。
[訪問場所]
●最新の治安情勢について情報収集に努め,滞在先や個別の訪問先の治安状況や警備体制を常に確認する。
●テロの標的となりやすい場所(※)への訪問を控える。これらの場所を訪問する必要がある場合には,滞在時間を短くする,避難経路を確認しておく等の安全対策を必ず講じる。また,周囲の状況には常に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れる。
※外国人が多く集まるレストラン,欧米関連施設,政府施設,公共交通機関,観光施設,宗教施設,ショッピングモール,公立学校や市場など
[時期等]
●宗教行事,季節的な行事や大規模イベントの際は,不要不急の外出は控える。
●イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用してテロや襲撃が行われることがあるので,モスク等の宗教施設などテロの標的となりやすい場所には極力近づかない。

(3)一般犯罪
政府軍・治安当局の取組は一定の成果は上げているものの,銃器を使用した殺人や強盗等の一般犯罪は発生しており,また,邦人旅行者や出張者などの短期滞在者が人的被害を受ける例もあります。

2 地域別情勢
(1)ダッカ管区及びチッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県,ランガマティ県,バンドルボン県)を除く全土
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)

ア バングラデシュでは2018年12月30日に総選挙が実施され,与党アワミ連盟が勝利を収めました。選挙期間中も与野党の小競り合いは発生したものの,全体としてはこれまでに実施された総選挙と比べて,大規模な混乱もなく平穏裏に終了しました。特に,最大野党(BNP)党首の立候補が認められず,選挙前後には激しい抗議活動が予想されていましたが,選挙結果に対する野党側の抗議活動等はあったものの,ハルタルや激しい抗議活動もほとんど確認されませんでした。ただし,二大政党間の根強い対立関係は常態化しており,今後も野党関係者による政権与党や政府に対する抗議活動等は断続的に発生するものとみられます。

イ 2015年~2016年,国内各地で外国人,イスラム教スンニ派以外の宗教信者,治安当局関係者等が標的となるテロ事件が相次いで発生しました。2015年10月には,ロングプール県において邦人が銃殺される事件,2016年7月にはダッカ襲撃テロ事件が発生しました(両事件については「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)。他方,その後,2016年以降,バングラデシュ政府はハシナ首相の下,政府全体として過激派等に対する取締りを一層強化してきたこともあり,外国人を標的としたテロ事件は発生していません。

ついては,上記情勢を踏まえ,ダッカ管区及びチッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県,ランガマティ県,バンドルボン県)を除く全土へ渡航・滞在を予定されている方は,十分注意してください。

(2)ダッカ管区
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア 2016年7月,ダッカ管区のグルシャン地区のレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」において,武装グループが人質を取って籠城し,日本人7名を含む20名以上を殺害,多数を負傷させるダッカ襲撃テロ事件が発生しました(同事件については「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)。2016年以降,治安当局は過激派に対する取締りを一層強化しました。

イ ダッカ襲撃テロ事件以降,治安当局によるテロ対策の強化もあり,治安情勢は改善傾向にあります。特に,在バングラデシュ日本国大使館や各国大使館等が所在するダッカ管区ダッカ市バリダラ地区では,同期間,テロ事件等は発生しておらず,これまで治安が維持されています。一方でそれ以外の地区については,2017年には,ダッカ国際空港及びその近辺で自爆テロが発生したほか,2019年には,小規模ながら治安当局を標的とした爆弾テロ事件が複数回,ダッカ管区ダッカ市マリバーグ地区,ダンモンディ地区及びグリスタン地区において発生しており,依然としてテロの脅威は完全には排除されません。引き続き一定程度の警戒は必要です。

ついては,上記情勢を踏まえ,ダッカ管区へ渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。

(3)チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県,ランガマティ県,バンドルボン県)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア 南東部のインド及びミャンマーと国境を接するチッタゴン丘陵地帯には,仏教系少数民族が100万人以上居住しています。自治権要求等の背景から反政府組織が結成され,多くの死傷者を出す抗争が度々発生しましたが,1997年に「チッタゴン丘陸地帯和平協定」が締結されて以降は,同抗争は沈静化しました。一方,民族対立等は依然として未解決のままであり,現地の治安情勢は依然不透明な状況が続いており,今後の動向を注視し,今後治安状況がさらに改善されるまでの間は引き続き警戒する必要があります。

イ 2019年3月18日,ランガマティ地区で待ち伏せしていた武装集団が,投票所から投票箱を運んでいた乗用車2台に発砲し,少なくとも7名が死亡,15名が負傷する事案が発生しました。引き続き,治安を注視し警戒する必要があります。

ついては,上記情勢を踏まえ,チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯へ渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)渡航者全般向けの注意事項
滞在中は以下の情報及び注意事項に留意の上,危険を避けるようにしてください。また,日本国外務省,在バングラデシュ日本国大使館,現地関係機関,テレビなど各種報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。万一,事件・事故に巻き込まれた,緊急事態が発生した,又は発生しそうな場合には,安否確認,緊急時の連絡などに必要ですので,以下(2)のとおり,在留届の提出または「たびレジ」への登録をお願いします。

ア 抗議活動に対する注意
抗議活動参加者が,時には道路を封鎖したり,投石したりすることがあります。道路封鎖解除までに半日以上を要することがありますので,不自然な渋滞に遭遇した場合には迂回する等の措置を講じてください。最近の例としては,公務員採用制度や交通制度の改善等を求めるデモが大規模に行われました。抗議活動には近づかず,またデモが行われる場所が事前に分かる場合は同場所への立ち入りを控えてください。

イ テロ等に対する注意 
テロに対する警戒が必要であることを認識し,外務省が発出する海外安全情報及び報道等により,治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに,改めて危機管理意識を持つよう努めてください。テロ,誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,特にイスラム過激派の標的となりやすい場所(上記「1(2)テロ情勢」で指摘した場所)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全対策を講じてください。

ウ 一般犯罪への注意
邦人の一般犯罪被害として,深夜や早朝に空港と市内の間を移動中の強盗,リキシャ(自転車を利用した人力車)・オートリキシャ(小型のオート三輪)・タクシー等で市内を移動中,又は降車時の強盗やひったくり,長距離バスで移動中の集団強盗,ホテルの部屋に侵入されての盗難等の被害例が報告されています。また,空港や博物館などの観光名所で親しげに声を掛けてきた人物に半ば強引に荷物等を運ばれて金銭を強要された事例や,睡眠薬強盗被害も発生しています。つきましては,被害の未然防止の観点から,以下の対策を講じてください。
○夜間及び早朝の外出は極力控える。
○オートリキシャ及びリキシャ等の利用を避け,近距離であっても,移動には可能な限り車両を利用する。走行時は,窓を閉め,ドアは確実に施錠する。英語を流暢に話したり,片言の日本語で近づいてきたりする「リキシャ引き」には慎重に対応する(強盗グループの一味である可能性がある。)
○強盗に遭遇した際は,犯人が刃物等の武器を所持している可能性が高いことから,抵抗したり大声で叫んだりせず,自身の生命を第一に考え,冷静に相手の指示に従うようにする。
○女性は脚を出す等の露出度の高い服装を避ける。
○空港や観光名所で親しげに声を掛けてくる人物にはついていかない。また,荷物を運ばせない。
○旅先で出会ったバングラデシュ人の家に招待された際は十分に警戒する。また,安易に査証(ビザ)発給のための保証人にならない。
○信頼できる警備会社に警備を依頼する。

(2)在留届・「たびレジ」登録
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在される方は,在バングラデシュ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在バングラデシュ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 近隣国のインド及びミャンマーにもそれぞれ危険情報が発出されていますので,ご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課  (内線5139)
○領事局邦人テロ対策室  (内線3047)
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在バングラデシュ日本国大使館
 住所:Plot No.5 & 7, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka, Bangladesh
 電話:(市外局番02) 9840010
   国外からは(国番号880)-2-9840010
 ファックス:(市外局番02)9841591
   国外からは(国番号880)-2-9841591  
 ホームページ:http://www.bd.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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