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ベナンの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

「危険情報」とは?

更新日 2019年06月14日

危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●ブルキナファソ東部,ニジェール南西部との国境地域(パンジャリ国立公園,W国立公園,パンジャリ及びアタコラ狩猟区域)及び隣接するトーゴとの国境地域(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以北)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●ニジェール南西部(上記レベル3地域以外),ナイジェリア北西部との国境地帯(バニコアラ,カンディ,セバナ,カラレ,ニッキ,チャウル以東)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●トーゴ北東部との国境地帯(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以南,ブクンベ以北)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●5月1日,ベナン北部のブルキナファソと国境を接するパンジャリ国立公園においてフランス人旅行者が武装組織に誘拐され,同行していたベナン人ガイドが殺害されました。
●国境を挟んだブルキナファソ東部では武装集団による襲撃事件が急増しているおり,ベナン北部地域のパンジャリ国立公園及びW国立公園付近でも,武装組織によるテロや外国人誘拐のおそれがあることから,危険度をレベル3に引き上げます。
●また,ブルキナファソ東部での襲撃事件の急増に伴い,トーゴ北東部にもテロの脅威が広がっていることから,この地域と国境を接するベナン北西部の危険度をレベル2に引き上げます。

詳細

1 概況
(1)ベナンでは,外国からの不法入国者が後を絶たず,景気悪化による貧困を要因とした犯罪も頻発しており,当局は治安対策を強化しています。また,銃器や麻薬の密輸も多く,容易に入手できるため,従来よりも銃器等の凶器を用いた犯罪の増加が顕著となっています。

(2)ベナン北部地域では,国境警備が極めて脆弱です。パンジャリ国立公園及びW国立公園を含む同地域一帯では,国境を接するブルキナファソ,ニジェール及びナイジェリアから武装組織がベナンに侵入し,テロ・誘拐を行うおそれがあるほか,銃器を用いた路上封鎖強盗も多発しています。

(3)5月1日,ベナン北部のブルキナファソと国境を接するパンジャリ国立公園において,フランス人旅行者2人及びベナン人のガイド1人がブルキナファソの武装組織により誘拐される事案が発生しました(ベナン人は射殺,フランス人2人は後にブルキナファソ領内でフランス軍により救出)。

(4)これまでに,ベナンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュ,スリランカにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)ブルキナファソ東部,ニジェール南西部との国境地域(パンジャリ国立公園,W国立公園,パンジャリ及びアタコラ狩猟区域)及び隣接するトーゴとの国境地域(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以北)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)

 ベナンの北部地域は,ブルキナファソ,ニジェール及びナイジェリアと国境を接しています。これらの周辺国において,武装組織によるテロや誘拐が散発しており,そのような武装集団が警備の手薄な国境を越えてベナン国内に侵入し,テロや外国人誘拐を行うおそれがあります。
 特に,現在ブルキナファソ東部では,武装集団による襲撃事件が急増しており,警備の手薄な国境地域に潜伏していると見られています。5月にパンジャリ国立公園において発生したフランス人旅行者の誘拐事件の後も,こうした武装集団がベナン国内に再度侵入するおそれが高まっています。同事件の救出作戦で救出された誘拐被害者の中には韓国人が含まれていたことから,誘拐の対象は欧米人に限定されておらず,日本人も標的になる可能性は排除されません。
 また,アリボリ県に所在するW国立公園や周辺の狩猟区域においても,国境警備が手薄なため,武装組織の侵入が容易な状況となっているほか,各国境地帯においても,車両を狙った路上強盗が多発しています。路上強盗は,隠れていた犯人がいきなり通行車両に銃を突き付け,強制的に停車させた後,強盗に及ぶ手口が主流となっており,非常に危険です。

 つきましては,これらの地域への渡航は,どのような理由であれ止めてください。

(2)ニジェール南西部(上記レベル3地域以外),ナイジェリア北西部との国境地帯(バニコアラ,カンディ,セバナ,カラレ,ニッキ,チャウル以東)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 上記(1)と同様,ニジェール及びナイジェリアとの国境地域においては,武装集団がニジェール及びナイジェリアから警備の手薄な国境を越えてベナン国内に侵入し,テロや外国人誘拐を行うおそれがあります。
 ナイジェリア国境地域においては,麻薬密輸に絡んだ事件に巻き込まれる可能性や車両を狙った路上強盗の被害に遭う可能性があります。

 つきましては,これらの地域は危険レベル2を継続しますので,不要不急の渡航は止めてください。

(3)トーゴ北東部との国境地帯(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以南,ブクンベ以北)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)

 米国務省の発表によれば,2012年5月,トーゴ国境付近において米国人の誘拐事件も発生しています。
 ベナン軍は国境の町ポルガやナティティング市において軍事訓練を行うなど,テロリストの流入を防ぐため警戒を強めていますが,テロの脅威はトーゴとベナンの国境地帯にも広がっています。

 つきましては,これらの地域の危険度をレベル2に引き上げますので,不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

(4)上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

ア コトヌ市(リトラル県)
(ア)4月28日に行われた国民議会議員選挙投票に関して,そのプロセス等に不満を持つ市民らが5月1日から3日にかけて,外国人居住区及び隣接地区において店舗を襲撃し放火する等の破壊行為を行いました。
(イ)国民議会議員の交代は5月16日に行われましたが,依然として市民の政治に対する不信感は強く,繁華街であるハイヴィヴ(Haie-Vive)地区やその周辺地区において突発的な無許可デモや市民と治安当局との衝突が発生する可能性があり,市内情勢は不安定かつ流動的となっていることから今後も注意が必要です。
(ウ)コトヌ市中心部においても,ダントッパ市場,ミセボ市場,土産物屋街等,観光客の集まる場所では,ひったくりやスリ等に注意してください。スラム街のあるゾンゴ(Zongo)地区,隣接するジョンケ(Jonquet:コトヌ駅北側)地区においては,売春や麻薬密売が日常的に行われており,犯罪に巻き込まれるリスクが高いため,近寄らないでください。
 また,昼間であっても一人歩きは避け,人通りの少ない場所には近寄らないでください。特に,海岸線やフラコジ(Xwlacodji)地区,フィジロセ(Fidjrossè)地区といった市周辺部は,治安当局の目が届きにくいこともあり,市中心部に比べて強盗等の被害に遭うリスクが高く,警戒が必要です。
(エ)コトヌ市内では,過去に日本人が自宅や滞在先のホテルで空き巣や窃盗の被害に遭う事例が発生しています。休暇等で家を留守にする場合は,その情報が第三者に知られることがないよう,十分に注意してください。また,滞在先のホテルでは貴重品の保管に留意するとともに,部屋に見知らぬ人が尋ねてきた場合には,絶対に中に入れないでください。

イ ウエメ県及びモノ県(コトヌ市近郊県)
 ヒラコジ(Hilakondji:トーゴとのギニア湾国境付近)及びセメポジ(Seme-kpodji:ナイジェリアとのギニア湾国境付近)といった国境付近は,首都から離れており,警察当局の目が届きにくいため,長年にわたり麻薬・武器等の密輸の中継基地となってきました。ナイジェリアを中心とした西アフリカ地域は,覚醒剤などの薬物の供給源として知られており,過去にはベナンから日本への密輸事案も確認されています。警察当局も取締りを強化し,麻薬・武器等を押収するなど成果を上げつつありますが,依然としてトーゴ及びナイジェリアとのギニア湾国境付近は,麻薬・武器等密売人の巣窟となっている危険性があり,不用意に近づかないでください。

ウ その他の地域
 その他の地域については,おおむね治安状況は比較的安定している状況にあります。しかしながら,2013年,ベナン政府は,マリでの国連PKOミッション(MINUSMA)要員として,また,2015年以降,テロ対策としてナイジェリアへそれぞれ国軍兵士らを派遣していることから,報復テロが発生する可能性も排除されませんので,十分に注意する必要があります。

 つきましては,これらの地域への渡航にあたっては危険を避けて頂くため特別な注意が必要です。在ベナン日本国大使館,現地関係機関,報道等から最新情報の入手に努め,身の回りの安全に十分注意してください。


3 滞在に当たっての注意
 ベナンへの渡航・滞在における一般的な注意事項については,安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_118.html )も併せてご参照ください。
 滞在中は,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,渡航に際しては,あらかじめ,日本国外務省,在ベナン日本国大使館,現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。万一,事件・事故等に巻き込まれた場合には,在ベナン日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

(2)外出の際は,身の回りの安全に十分注意し,できるだけ派手な服装は避け,現金は必要な分だけを持ち,人前では大金や携帯電話等の貴重品を見せないようにしてください。また,群衆,集会場所,大統領官邸等の主要な政府機関周辺には可能な限り近寄らないようにしてください。

(3)ベナン全土において,一般市民が犯罪者等に暴行を加えるいわゆる「民衆制裁」が行われることがあります。この民衆制裁は,許可を得ずに写真を撮ろうとしたことなど,ささいな原因で発生することもありますので,現地のマナーを理解するなどトラブル防止のために十分注意してください。

(4)緊急事態の発生による国外退避に備え,パスポートやビザの有効期限,すぐに持ち出せる現金,クレジットカード及び航空券の確認をしてください。なお,緊急時に運航される航空機等においては,正規航空運賃が適用される場合も多々ありますので,現金及びクレジットカードの支払可能額が十分かについても確認してください。

(5)治安状況が悪化する場合に備え,自宅や職場に一週間分程度の食料や水,生活用品等を備蓄しておくとともに,自家用車にはこまめに給油しておくことをお勧めします。


4 なお,隣国のナイジェリア,ニジェール,ブルキナファソ及びトーゴについても,それぞれ危険情報が発出されていますので,併せてご留意ください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
  住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU BENIN
(郵便物宛先:Ambassade du Japon, 08 B.P.283, Tri Postal, Cotonou, Benin)
  電話:(市外局番なし)21-30-59-86
   国外からは(国番号229)21-30-59-86
  FAX:(市外局番なし)21-30-59-94
   国外からは(国番号229)21-30-59-94
  ホームページ:https://www.bj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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