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危険情報
本情報は2019年06月25日(日本時間)に失効しました。

スリランカの危険情報(危険レベル引き上げ)

2019年04月26日
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【ポイント】
●4月21日(日),コロンボ市を含む数か所で爆破テロが発生し,邦人1名を含む253名が死亡,また,約500名の負傷者(4月25日時点)が出ています。こうした事態を受けて,4月22日(月)には,スリランカ全土に非常事態宣言が発令されたほか,夜間外出禁止令等も継続して発出されています。また,爆弾処理による爆発,更なるテロの計画など引き続き警戒が必要です。このような状況を踏まえ,スリランカ全土を危険レベル1から2へ引き上げます。 不要不急の渡航は止めてください。
●スリランカ側の発表に注意するとともに,ニュース等で関連情報の収集に努めてください。その上で,外出禁止の時間帯以外でも不要不急の外出はしない,治安当局による爆弾処理の現場には近づかない,教会・モスク・仏教寺院等の宗教関連施設やホテル,ショッピングモール,スーパーマーケットなど,人の集まる場所の訪問は極力控え,訪問する場合も滞在時間を短くするといった対策をとってください。
●北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)については,現在でも地雷の除去作業が進められていますので,十分注意してください。
1 概況
(1)テロ情勢
● 2019年4月21日における同時爆破テロ事件
ア 4月21日(日)午前,コロンボ県コロンボ市(聖アンソニー教会),ガンパハ県ネゴンボ市(聖セバスティアン教会),バティカロア県プリヤンティヴ村(シオン教会)の3つの教会と,コロンボ市内のホテル3カ所(シャングリラ,シナモン・グランド,キングスベリー)の計6カ所にてほぼ同時に爆破テロが発生しました。また,同日午後には,コロンボ県デヒワラ動物園周辺のホテル及びコロンボ市東部デマタゴダ地区の2か所で新たな爆破テロが発生しました。これらの爆破テロにより,邦人1名が死亡,邦人4名が負傷しました。4月25日時点のスリランカ政府による発表によれば,253名が死亡,また約500名の負傷者が出ています。

イ スリランカ政府は,現在の治安情勢に鑑み,4月22日(月)にスリランカ全土に非常事態宣言を発令しました。これにより,公権力による逮捕状なしの逮捕・拘留が可能となるなど,当局は治安対策のための権限を強化しており,行動が制限される可能性があります。また,夜間における外出禁止令も事件以降連日出されており,今後も外出禁止令の発出が継続される可能性があります。

ウ 本件テロ事件については,国際テロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を出しており,今後ともISILに感化されたグループ等によるテロの可能性が指摘されています。実際に,事件発生後も,散発的に爆弾の処理による爆発や,不審車両の発見など,引き続き警戒が必要な状態が続いています。こうしたことから,事件発生以降,政府による規制により、ソーシャルメディア(WhatsApp, Viber, Facebook等)がブロックされた状況が続いています。

● 最近の状況
2009年5月に政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降,テロ事件はしばらく発生していませんでしたが,その後も民族や宗教・宗派間の対立が一部に見られ,2018年3月にはシンハラ人とムスリムとの間の緊張に端を発し非常事態宣言も発出された例もありました。

(2)一般治安情勢
ア スリランカにおける一般犯罪については,空き巣,住居侵入等の古典的犯罪は減少している傾向がある一方,詐欺,ぼったくり(三輪タクシー,観光ガイド,宝石店等)や違法薬物などの犯罪が増加している傾向が見られます。

イ 2019年4月21日に発生した同時爆破テロ事件後,国内のムスリム商店への放火・襲撃事件が発生したとの情報も出ており,今後,宗教間対立やコミュニティ間対立が激化する可能性があり,国内治安状況の悪化も懸念され,注意が必要です。

2 地域別情勢
全土:レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
(1)スリランカ全土
2019年4月21日に,コロンボ市を含む数か所で爆破テロが発生し,邦人1名を含む253名が死亡,また,約500名の負傷者(4月25日時点)が出ています。また,事件後も散発的に爆弾処理による爆発や,不審車両の発見など,注意が必要な状況となっています。今後も,特に一般市民や外国人が多く集まる場所(教会・モスク・仏教寺院等宗教関係施設,ホテル,空港,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等,公共交通機関,観光施設,観光施設周辺の道路・鉄道駅,スポーツの競技場,コンサートや記念日・祝祭日等のイベント,レストラン,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等)を標的としたテロのおそれがあることから,不要不急の外出は控えるとともに,そのような場所を訪れることは極力避け,やむを得ず訪問する場合も,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払ってください。また,外出禁止時間帯の外出・移動は禁止されています。さらに,非常事態宣言が発出されていますので,移動の際は,常時,身分証明書を携帯してください。
また,一般治安の面では,スリ,置き引き,詐欺,ぼったくり(バイクタクシー,観光ガイド,宝石店等)などの一般犯罪が発生しています。また,上記テロ事件後に,イスラム商店街への放火・襲撃事件が報告されるなど,宗教・宗派間対立やコミュニティ間対立が激化する可能性があり,治安状況の悪化も懸念されています。

(2)北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降,治安情勢は大幅に改善されてきました。
紛争終結から約10年が経過し,地雷の除去作業が進められていますが,渡航・滞在にあたっては,引き続き地雷原の警告表示に注意するとともに,交通量の多い幹線道路を通行する,海岸や森林・草原地帯などには不用意に立ち入らないなど十分注意してください。

(3)北部州(上記以外),東部州及び北中央州
ア 東部州バティカロアにおいては,2019年4月21日,同県プリヤンティヴ村(シオン教会)において爆破テロ事件が発生しています。

イ また,これらの地域の一部では地雷の埋設地域が点在していますので,地雷原の警告表示に注意するとともに,森林・草原地帯などには不用意に立ち入らない,車両で移動する際は交通量の多い幹線道を利用してください。なお,洪水や地滑り等によって地雷が移動することもありますので,不審物を発見した場合には決して近寄らないでください。

ウ 更に,これらの地域では,軍や警察による道路封鎖や検問が行われている場合があります。
ジャフナ地方ではAVAと呼ばれる主に若者のギャンググループがひったくりや強盗などを敢行していますので,安全な滞在先,移動手段を選択するようにしてください。

つきましては,上記情勢を踏まえ,スリランカへの渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。

3 渡航・滞在にあたっての注意
スリランカへの渡航・滞在にあたっては,以下の注意事項を参考に,十分な安全対策を講じてください。また,日本国外務省,在スリランカ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めるとともに,不測の事態が発生した場合に備え,在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保してください。さらに,事態が長期化した場合に備え,緊急備蓄品(食料や飲料水,燃料等)の備蓄に留意してください。
有効な防犯対策等については,「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●犯罪発生状況,防犯対策」をご参照ください。

(1)テロ対策
スリランカに渡航・滞在される方は,テロに遭遇したり,巻き込まれたりする危険を避けるよう,上記情報に加え,次の点に十分留意して行動してください。また,以下も併せご参照ください。

・パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(パンフレットは,https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html に掲載。)
・パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html に掲載。)
・ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(マニュアルは,http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html に掲載)

ア テロ
○テロの標的となりやすい場所(※)を訪れることは極力避け,やむを得ず訪問する場合も,周囲の状況に注意を払い,滞在時間を可能な限り短くし,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。特に,軍,警察等治安当局施設(含む車両)には近づかない。
※教会・モスク・寺院等宗教関係施設,ホテル,空港,政府関連施設{特に軍,警察,治安関係施設}等,観光施設及び観光地周辺の道路,スポーツ競技場,コンサートや記念日・祝祭日等のイベント,公共交通機関,レストラン,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等の施設
○ホテルのフロント等,不特定多数の人の立ち入りが容易な場所での滞在時間は最小限にする。
○治安当局による爆弾処理の現場には近づかない。
○訪問先の情報に十分な注意を払い,必要な場合には十分な警備態勢をとる。
イ 誘拐
誘拐を防ぐためには,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の安全のための3原則を念頭に,次のような対策をとり,習慣化することが有効です。
○日常の行動パターンを画一化しない。通勤や買い物等に同じ経路や時間帯を使うのではなく,数パターンを使い分ける。
○行動予定を不特定多数に知られないようにする。
○買い物等で外出する際も含め,常時,身近で信用のできるスリランカ人と一緒に行動する。
○買い物等で外出する際も含め,単独で行動せず,信用できる人物と一緒に行動する。。
○外出中は,周囲に不審者,不審車両等がいないか注意する。
○車両で移動する場合は,必ず窓を閉めてドアを施錠する。 移動・降車時にも不審者,不審車両がいないか確認する。

(2)スリ,置き引き,三輪タクシーや観光ガイド,宝石店等によるぼったくりによる被害が発生しているほか,万一デモや大規模集会が行われている場合には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

(3)自然災害
 スリランカにおいては,地域によって豪雨災害や深刻な干ばつなどが発生しており,2017年5月,2018年10月には,南西モンスーンの影響でスリランカ南西部,北部地域において豪雨が続き,河川の氾濫,山間部の土砂崩れなどで多くの被災者を出しました。
自然災害に際しては,各交通機関が運休し,電話やインターネットが不通となるなど外部との連絡が寸断され,さらに物資の供給が十分に及ばなくなります。緊急備蓄品(食料や飲料水(10日~2週間分程度)に加え,懐中電灯,ライター,ろうそく,携帯ラジオ,予備の電池,燃料等)を準備するなど,日頃から自然災害に対する警戒を怠らないようにしてください。また,テレビ,ラジオやインターネット等で常に最新の情報を入手するよう心がけてください。

(4)感染症等
スリランカでは,一年を通じてデング熱が流行しています。デング熱の流行に伴い,感染症スポット情報を発出しています。詳細については,以下のリンクをご参照ください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C154.html
また,感染症対策,スリランカにおける医療事情については「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●風俗,習慣,健康等」をご参照ください。
この他,毎年20~30名程度が狂犬病で死亡していますので,野犬に注意してください。

(5)海外旅行傷害保険への加入
 スリランカの医療機関は治療費を保険や実費で負担できなければ診察・治療を断る状況が往々にして見られます。また,スリランカの医療機関に入院後,日本又は近隣の国の医療機関への移送が必要となる場合には多額の費用を要します。
 医療面に限らず,万が一,事故・盗難被害にあった場合に備える意味からも,緊急移送サービスを含む十分な補償金額の海外旅行傷害保険に加入してください。

(6)その他スリランカに渡航・滞在するにあたっての留意事項(注意すべき取締法規等)については,「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●滞在時の留意事項」をご参照ください。

(7)在留届・たびレジ
 海外渡航の際には,万一に備え,家族,友人,職場等に,日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在スリランカ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の滞在の際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時にお住まいの地域を管轄する在外公館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・ スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在スリランカ日本国大使館
  住所:No. 20, Srimath R.G. Senanayake Mawatha, Colombo 7,Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
  電話:(市外局番011)2693831~3
    国外からは(国番号94)-11-2693831~3
  ファックス:(市外局番011)2698629
    国外からは(国番号94)-11-2698629
  ホームページ: http://www.lk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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