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コンゴ共和国の危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2019年01月28日
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【危険度】
●プール県南部及びブエンザ県東部
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●中央アフリカ共和国との国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域(ブラザビル市周辺を含む)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●プール県南部及びブエンザ県東部では,2016年から2017年にかけて発生した武装集団と治安当局による衝突の影響で,治安情勢が依然として不安定な状態にあることから,これら地域への渡航は止めてください。
●中央アフリカ共和国との国境地帯では,2012年に発生した中央アフリカ共和国の政情不安の影響で,警備が不十分なため反政府勢力や犯罪集団等がはびこっており,治安が悪化するおそれがあることから,これら地域への渡航は止めてください。
1 概況
(1)2016年3月20日に大統領選挙が行われ,サス・ンゲソ現職大統領が60%以上の票を得て再選されたのを受け,4月4日,ブラザビル市南部で,同選挙結果に反対していると目された反政府勢力のレジスタンス国民会議(CNR,通称「ニンジャ」)と政府側との間で銃撃戦が発生しました。その後,同市に隣接するプール県において,1年半余りに及び両者の軍事衝突が続いていましたが,2017年12月23日,プール県キンカラで,政府とントゥミ牧師(「ニンジャ」の指導者)との間で「停戦」・「敵対行為の中止」にかかる合意書が署名されて以降,治安は回復傾向にあります。ただし,同県南部では,輸送車両に対する襲撃,身代金目的誘拐等が散発的に発生するなど,依然として不安定な状態にあります。また,反政府民兵勢力に対する軍事作戦も時々実施されているため,巻き込まれないよう注意が必要です。

(2)2012年末に発生した中央アフリカ共和国における政情不安により,中央アフリカ難民がコンゴ共和国に流入しました。2016年3月に民主的なプロセスを経て,トゥアデラ政権が発足し,トゥアデラ大統領は国家復興と武装勢力との対話のための努力をしていますが,依然として地方部では武装勢力間の対立が続いています。今後,国境周辺の治安が悪化する可能性も否定できない情勢にあり,不測の事態を避ける必要があります。

(3)二大主要都市であるブラザビルとポワント・ノワールでは,治安は安定していますが,窃盗,強盗,暴行等の一般的な犯罪はしばしば発生しています。特に夜間は犯罪も増加傾向にありますので,十分注意が必要です。また,両都市間を結ぶ幹線道路は,治安が悪化しているプール県を経由しており,車両襲撃を含む犯罪が数多く発生しているため,陸路での移動は決して行わないようにしてください。

(4)これまでにコンゴ共和国において日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
(1)プール県南部及びブエンザ県東部
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

 過去に,プール県を拠点として活動していた反政府勢力のレジスタンス国民会議(CNR,通称「ニンジャ」)は,2007年,武装解除の上,合法政党へと転換し,その後,政府と反政府勢力との間の和平の進展に伴い,その活動はほぼ停止状態でした。しかしながら,2016年3月に実施された大統領選挙の暫定結果が発表されると,4月4日未明,首都ブラザビル市南部において,選挙結果に不満を有している「ニンジャ」残党とみられる武装集団と治安当局との間で,死傷者を伴う銃撃戦が発生しました。
 その後,「ニンジャ」残党と政府当局との武力衝突はブラザビル市から「ニンジャ」残党の本拠地のプール県に移り,2016年9月以降,「ニンジャ」残党はプール県西部及びブエンザ県東部において,国軍兵士を襲撃し殺害する事件,貨物列車を襲撃し憲兵隊等16名を殺害する事件等,死傷者を伴う襲撃を繰り返しています。
 2017年12月23日,プール県キンカラで,政府とントゥミ牧師(「ニンジャ」の指導者)との間で「停戦」・「敵対行為の中止」にかかる合意書が署名されて以降,大規模な衝突や騒擾は発生しなくなりましたが,一部地域では反政府勢力に対する治安作戦が時々実施されているほか,治安悪化に乗じた犯罪集団が身代金目的の拉致等を含む犯罪を実行しています。特にブラザビル-キンカラ・ミンドゥリ(プール県南部)間やミンドゥリ-マヤマ(プール県中部)間を結ぶ道路沿いでは,個人や団体の輸送車両に対する襲撃が頻発していることが報告されるなど,依然として治安は極めて不安定な状況です。

 つきましては,これらの地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ止めてください。

(2)中央アフリカ共和国との国境地帯(リクアラ県北部及びサンガ県北東部)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

 2012年12月,コンゴ共和国北部と国境を接する中央アフリカ共和国で,複数のイスラム系反政府勢力の連合体である「セレカ」が武装蜂起し,2013年3月には首都バンギを制圧して以降,キリスト系武装勢力「アンチバラカ」と各地で衝突し,国内が不安定化したため,中央アフリカ難民がコンゴ共和国に流入しました。その後,中央アフリカでは,2016年3月に民主的なプロセスを経てトゥアデラ政権が発足し,トゥアデラ大統領は国家復興と武装勢力との対話のための努力をしていますが,依然として地方部では武装勢力間の対立が続いています。国境付近には犯罪集団や民兵集団がはびこっており,また国境付近の警備が十分でないため,容易に越境できることから,今後それらの集団が侵入し,国境周辺の治安が悪化する可能性も否定出来ません。

 つきましては,同地域への渡航・滞在はどのような目的であれ止めてください。

(3)その他の地域(ブラザビル市周辺を含む)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

ア ブラザビルは他の地域に比べ,政府軍や警察の取り締まりが強く,治安は安定していますが,特に夜間は,窃盗などの一般犯罪に十分注意して下さい。また,2018年12月,隣国であるコンゴ民主共和国の情勢不安を受けて4,000名余りの難民が流入しており,今後の同国の情勢によってはさらなる難民流入などの混乱が起きる可能性も排除はできず,注意深く動向を観察する必要があります。
イ ポワント・ノワール及び隣接するクイール県は石油生産基地で外国人も多数働いていることから,他の地域に比べて,社会基盤も比較的整備されています。同地域の治安は比較的安定していますが,外国人に対するひったくり事件等も報告されておりますので,ブラザビル市同様に一般犯罪には十分注意してください。
ウ リクアラ県東部のウバンギ川周辺(国境付近)では,2009年からコンゴ民主共和国赤道州の部族抗争に端を発した治安悪化の影響を受けて同州から大量の難民が流入しており,現在も約1.5万人の難民がいます。国連が難民の本国送還支援を試みているものの,2018年5月の同州におけるエボラ出血熱流行の際にコンゴ共和国政府側が同県の河岸都市であるベトゥ,インプフォンドを閉鎖して以来,同支援は進展していません。こうした不安定要素が多く存在する地域ですので,特に注意が必要です。
エ キュベット県及びサンガ県はエボラ出血熱の発生地域です。コンゴ民主共和国赤道州におけるエボラ出血熱発生の影響は受けていませんが,それ以前の2010年にサンガ地方において5人の急性出血熱が発生し,うち3人の死亡が報告されています。エボラ出血熱の人への感染源であるとして特定されたチンパンジー,ゴリラ等の野生サル類及び小型レイヨウ,コウモリなどの野生動物は,熱帯雨林の奥地に生息するため通常の旅行者が接触・感染する機会はありませんが,現地住民が捕獲して路上等で販売している野生動物の肉(BUSH MEAT)に触れることは絶対に避けてください。

 つきましては,上記地域への渡航・滞在に当たっては危険を避けるため,特別な注意が必要です。現地の最新情報の入手につとめ,常に周囲に警戒を払って行動するなど不測の事態に遭遇することのないよう十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記の事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国に日本の大使館はなく,在コンゴ民主共和国日本国大使館が兼轄しています。)に滞在先や連絡先を通報するなど連絡を密にし,さらに,外務省,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また,コンゴ共和国における渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_102.html )も併せてご参照ください。)
 なお,コンゴ共和国は国際電話回線事情が悪いため,事件・事故等が発生した場合の迅速な対応が困難となる場合もあります。万一,事件・事故に巻き込まれた場合には,あらゆる手段を利用し,在コンゴ民主共和国日本国大使館に連絡してください。

(1)在留届,「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
(2)一般的な注意事項
ア 日本人渡航者が少ないこともあり,日本人を被害者とする事件は報告されていません。しかし,事件に巻き込まれる可能性は十分考えられますので,外出の際には身の周りの安全に十分気を付けてください。
イ 多額の現金や大きなカバン,目立つ装飾品を身に着ける等華美な服装での外出は控えてください。
ウ 自動車に乗車中は,ドアを必ずロックし,窓は開けないようにしてください。
エ 首都ブラザビルは比較的平穏ですが,夜間の外出は,徒歩はもちろんタクシーを利用する場合であっても危険を伴う場合があるので控えてください。
オ 昼間も地元市場等の不特定多数が集まる場所への立ち寄りは十分注意してください。
カ 陸路でコンゴ共和国へ入国する場合には,事件・事故に巻き込まれても緊急連絡のための通信手段が確保できず,迅速な対応が非常に困難ですので,陸路での入国はできる限り避けてください。
キ 治安当局による検問には素直に応じるとともに,身分を証明するものを常時携行してください。
ク 各種感染症の発生・流行が懸念されます。渡航に当たっては各種予防接種を受けるほか,生活環境全般における衛生管理を徹底してください。特に上下水道が整備されていない地域に渡航される場合には十分な疾病,衛生対策をとることをお勧めします。
ケ コンゴ共和国ではマラリア,コレラ,ポリオなどの感染症や疾患への注意も必要です。詳しくは上述に記載した安全対策基礎データをご参照ください。
コ 不測の事態に備え,食料,飲料水,必要な医薬品を備蓄しておくとともに,パスポート,貴重品,衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておいてください。また,自家用車はガソリンを満タンに保ち,常に良好な状態にしておいてください。

4 隣国のガボン,カメルーン,中央アフリカ,アンゴラ及びコンゴ民主共和国に対しても,それぞれ危険情報が発出されていますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)
  住所:372, Avenue Colonel Mondjiba, Conxession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du CONGO
  大使館代表電話: (国番号243)-81-555-4731~4
  大使館緊急用電話:(国番号243)-81-880-5059
  ホームページ:http://www.rdc.emb-japan.go.jp/
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