1. ホーム
  2. 危険情報詳細
危険情報
本情報は(日本時間)現在有効です。

イエメンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年10月09日
地図へ

【危険度】
●全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

【ポイント】
●イエメン全土では,イエメン政府と反政府勢力との戦闘,イスラム過激派組織によるテロ,誘拐事件が発生しています。イエメンへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。また既に滞在されている方は直ちに退避してください。
●在イエメン日本国大使館は、治安悪化のため2015年2月15日をもって一時閉館し、在サウジアラビア日本国大使館内に臨時事務所を設けています。
1 概況
(1)2015年3月以降現在まで,イエメン各地でイエメン政府と反政府勢力の戦闘が継続し,国内の治安状況,人道状況の悪化が深刻化しています。2015年3月以降,サウジアラビア等が主導するアラブ連合軍がイエメン政府の要請を受けてイエメン全土に軍事介入しており,2018年10月現在も,サヌア,サアダ,タイズ,マアリブ,ジョウフ,ハッジャ,シャブワ,ラヘジ,ホデイダ,ベイダ,サウジアラビア・イエメン国境地帯等で空爆や戦闘が続いています。これらにより,民間人にも多数の死傷者が発生しています。また,2018年6月以降,ホデイダ県内において連合軍による大規模な軍事行動が展開され,多くの避難民が発生しています。

(2)紛争による混乱に乗じ,イスラム過激派組織「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)や「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の関連組織によるテロ活動が国内で引き続き行われています。また,強盗等の一般犯罪や武装集団による暗殺事件も多発しており,非常に危険です。

(3)イエメンでは,従来から国籍を問わず誘拐事件が多発しています。従来の誘拐事件の多くは部族組織による犯行ですが,最近ではISILやAQAPの関与が疑われる事件もみられます。また,現在も北部地域では反政府勢力による政治・人権活動家,ジャーナリスト等の誘拐が多発し,南部地域でも女性の誘拐等が発生しています。
 近年は,情勢悪化で多くの外国人が国外退避したこともあり,誘拐事件の発生件数は減少していますが,リスクが下がったわけではありません。仮に日本人が渡航すれば,従来よりも誘拐の標的とされる可能性が高く,非常に危険です。

2 地域別情勢
 全土 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
(1)イエメンでは,2015年3月以降,イエメン政府と反政府勢力との間で激しい戦闘が継続している他,イスラム過激派組織によるテロ,誘拐事件が発生し,極めて不安定な状況にあります。

【イエメン国内で発生した主な事案(7~9月)】
・7月1日,タイズ市東部でホーシー派の砲撃により民間人2名(うち子供1名)が死亡,子供3名が負傷した。
・7月1日,イッブ県のサウラ病院でホーシー派分子により爆弾が投下され,12名が負傷した。
・7月1日,シャブワ県オシラン地区西でホーシー派の地雷により民間人1名が死亡した。
・7月2日,ホデイダ県ザビード-トハイタ間の道中で即製爆弾により車が爆発し,乗っていた民間人一家7名が死亡した。
・7月3日,アデン県ホール・マクサル地区のカフェに武装分子が手榴弾を投下し,同カフェが炎上した。
・7月3日,サアダ県ダーヒル郡で連合軍による空爆が結婚式場に命中し,民間人11名が死亡,11名が負傷した。
・7月5日,イッブ県ハミール地区で武装分子が結婚式場を襲撃し,8名が死亡,13名が負傷した。
・7月8日,タイズ,ホデイダ,サアダの各地へ連合軍が空爆を行い,民間人10名が死亡した。
・7月10日,ホデイダ県バイト・ファキーフで連合軍の空爆が通行中の車両に命中し,民間人6名が死傷した。
・7月10日,ホデイダ県トハイタ市でホーシー派の砲撃により民間人12名が死傷した。
・7月14日から15日かけて,国内各県で連合軍が合計47回の空爆を行い,ホデイダ県内で民間人6名が死亡した。
・7月15日,ジョウフ県ハズムでホーシー派の砲撃により民間人5名(女性3名,子供2名)が死亡した。
・7月17日,タイズ市内でホーシー派の砲撃により民間人3名が死亡した。
・7月23日,アデン県シェイク・ウスマン地区のホデイダ避難民キャンプに対し,武装分子が手榴弾を投下し避難民2名が死亡,5名が負傷した。
・7月24日,アデン県インマー地区で治安検問所を狙った爆発が発生し,2名が死亡,複数名が負傷した。
・7月29日,アデン県ホール・マクサル地区にて,武装分子による銃撃でアデン空港軍関係者が暗殺された。
・7月31日,アデン県ムアッラで車両が爆発し,民間人2名が負傷した。
・7月31日,ホデイダ県ドライヒミ市で連合軍の空爆により民間人2名が死亡,4名が負傷した。
・7月31日,アデン県ムアッラで車両爆発があり,政党関係者とその子息が負傷した。
・7月31日,アデン県ダール・サアド地区にて,武装分子が20歳代の女性を拉致した。
・8月3日,サヌア市内のサウジ大使館前でホーシー派分子が女性1名を拉致した。
・8月3日,アデン県内で爆発が発生し,兵士2名が死亡した。
・8月4日,アビヤン県ムウディヤ郡で爆発が発生し,兵士3名が負傷した。
・8月5日,タイズ県ハイファン郡でホーシー派の地雷により民間人3名が死亡した。
・8月7日,ハドラマウト県セイユンで武装分子によるバイク上からの銃撃で民間人1名が負傷した。
・8月9日,サアダ県マジュズ郡で連合軍の空爆が移動中のバスに命中し,50名(うち大半が子供)が死亡,77名が負傷した。
・8月11日,マアリブ市東部でホーシー派の砲撃により子供2名が死亡,2名が負傷した。
・8月23日,アデン市内で武装分子により治安兵士2名が殺害された。
・8月24日,ホデイダ県ドライヒミ郡内の村でホーシー派の砲撃により子供含む複数名が死傷した。
・9月2日,アデンにて物価高騰,正統政府の汚職に対する抗議デモが行われた。
・9月3日から4日にかけて,セイユン及びベイダでイエメン通貨レートの大幅下落に抗議する市民のデモが行われ,デモ参加者がタイヤに火を付ける等して複数の通りを塞いだ。
・9月3日,ハドラマウト県シバームで武装分子の銃撃によりサラフィストの若者が殺害された。
・9月8日,マアリブ県サーワフで連合軍の空爆により民間人5名が死亡した。
・9月18日,ホデイダ県内で連合軍の空爆が漁船に着弾し,漁民18名が死亡した。
・9月18日,ベイダ県ワラド・ラビーウ郡で米無人機の空爆により民間人2名が死亡した。
・9月18日,アデンにて武装分子により政党関係者が暗殺された。
・9月25日の報道によると,2014年12月から2018年9月の間,ホーシー派により民間人1万188名が殺害,2万2000名が負傷,1万8750名が拘束,753名が拷問された。

(2)一部周辺国や周辺海域で反政府勢力支配地域からの攻撃が発生しています。特に紅海,バブ・エル・マンデブ海峡では,イエメンからのミサイル発射等攻撃事案が発生していますので,同海域(特にイエメン沿岸)を航行する際には十分注意してください。
 つきましては,日本人渡航者・滞在者に深刻な危険が及ぶ可能性が高い状況が続いていますので,イエメンへの渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,イエメンに既に滞在されている日本人の方は,直ちに国外の安全な地域へ退避してください。

3 その他
 在イエメン日本国大使館は,治安悪化のため2015年2月15日をもって一時閉館し,在サウジアラビア日本国大使館内に臨時事務所を設けています。

(問い合わせ先窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
 ○海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5139
 ○邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
 ○在イエメン日本国大使館(在サウジアラビア日本国大使館内)
   住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, Saudi Arabia
       (P.O. Box 4095, Riyadh 11491, Saudi Arabia)
   電話: (市外局番011) 482-6880
       国外からは(国番号966)11-482-6880
   FAX : (市外局番011) 488-0970
       国外からは(国番号966)11-488-0970
   ホームページ: http://www.ye.emb-japan.go.jp/Japanese/index.html
page TOP