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イランの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年10月04日
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【危険度】
●パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●イラク及びアフガニスタンとの国境地帯(上記を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●シスタン・バルチスタン州(チャバハール市及び同市周辺の自由貿易地域,アフガニスタン及びパキスタン国境地帯を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●シスタン・バルチスタン州チャバハール市及び同市周辺の自由貿易地域及びケルマーン州
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●首都テヘラン他,上記地域を除く全地域
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2017年6月7日,首都テヘランの国会事務所建物及びイマーム・ホメイニ廟周辺において,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)によるテロ事件が発生しました。同事件以降もISILはイランも標的であると主張しており,2018年9月22日には,南西部フーゼスタン州アフヴァーズにおいて,ISILの関与が疑われる襲撃事件が発生していますので,引き続きテロへの注意が必要です。
●パキスタン,イラク及びアフガニスタン国境地帯等では,治安部隊と反政府組織との衝突やISIL関係者等の摘発がみられます。目的如何を問わず,同地域への渡航は止めてください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)イランでは,イラク,アフガニスタン及びパキスタンとの国境地帯及びシスタン・バルチスタン州の一部の地域を除き,首都テヘランを含め,一般治安状況はおおむね平穏に推移しています。一方で,2017年6月7日,首都テヘランの国会事務所建物及びイマーム・ホメイニ廟周辺において,18人が死亡,約50人が負傷するテロ事件が発生し,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を発出しました。イラン治安当局によるISIL関係者の摘発は行われましたが,同テロ発生以降もISILは,インターネット上に繰り返しイランで新たな攻撃を行うと警告する動画を公開するなど,イランに対する明確な敵意を示しています。また,2018年9月22日には,南西部フーゼスタン州アフヴァーズにおいて軍事パレードが襲撃され,25人が死亡,60人が負傷する襲撃事件が発生し,ISILが犯行声明を出していることから,引き続き同様のテロに注意する必要があります。

(2)これまでに,イランにおいてテロ事件による日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,2015年11月にISILは,「全ての日本人が標的である」旨の警告を発出したことを踏まえ,日本人,日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。特にイランは,ISILの影響が及んでいる国及び地域に隣接していることを十分理解する必要があります。このような情勢を十分に認識し,テロ,誘拐等に巻き込まれることがないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(3)イラン国内における一般犯罪は,犯罪件数等に関する統計が公表されていませんが,各種報道に照らしてみると慢性的に発生しているものと思われます。主な邦人の被害として,強盗(昏睡強盗,偽警察官による強盗,刃物を使用した強盗),窃盗(空き巣,ひったくり,スリ等)の事件が発生していますので,十分な注意が必要です。

2 地域情勢
(1)パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
パキスタンとの国境地帯においては,イラン治安当局と麻薬密輸組織との衝突及びテロ組織との交戦が頻繁に発生しており,依然として治安情勢は極めて不安定です。
ついては,同地帯への渡航は,どのような目的であっても止めてください。また同地域に滞在している方は,直ちに国外等の安全な地域へ退避してください。

(2)ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯においては,イラン治安部隊とクルド人反政府テロ組織「PJAK(クルド自由生活党)」等との間で衝突が発生しており,今後も治安部隊と反政府組織との衝突が発生するおそれがあるほか,ISIL関係者の摘発も複数報じられております。また,両州が国境を接するイラク側も「退避勧告地域」であり,イラク国内の不安定な治安情勢が国境地帯の治安に悪影響を及ぼす可能性があり,イラク情勢の変化に十分に警戒する必要があります。
ついては,同地域への渡航は,どのような目的であっても止めてください。また同地域に滞在している方は,直ちに国外等の安全な地域へ退避してください。

(3)イラク及びアフガニスタンとの国境地帯(上記を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
イラク及びアフガニスタンの治安情勢を受けて,イラク及びアフガニスタンとの国境地帯においては,不測の事態が発生するおそれがあります。また,ISIL等のイスラム過激派の動向を注視する必要があり,治安情勢は予断を許さない状況にあります。
ついては,同地域への渡航は,どのような目的であっても止めてください。

(4)シスタン・バルチスタン州(チャバハール市及び同市周辺の自由貿易地域及びパキスタンとの国境地帯を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
同州の当該地域においても,治安当局と麻薬密輸組織との衝突が発生しており,同州の治安情勢は予断を許さない状況が続いていますが,国境警備隊が増員されたことで治安情勢は改善しつつあります。一方,同州では「ジェイシュ・アルアドル」と称するスンニー派反政府組織等が政府関係者,治安関係者を標的とするテロを実行しており,これまでのところ,外国人が被害に巻き込まれた事案は確認されていませんが,引き続き,注意する必要があります。ついては,同地域への渡航は,どのような目的であっても止めてください。

(5)シスタン・バルチスタン州チャバハール市及び周辺の自由貿易地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 
チャバハール市及び同市周辺の地域は自由貿易地域(FTZ:Free Trade Zone)に指定された地域であり,2014年にはローハニ大統領が同地を訪問するなど,現政権は同地域を重要視しています。チャバハールには海軍基地が所在し,また,自由貿易地域内では多数の警備員が配置されており,この効果等によりチャバハール市及び同市周辺の自由貿易地域の治安状況は安定しています。2017年6月に,同地域におけるテロ・グループの殺害・逮捕事案が報じられましたが,イラン政府当局は,治安はコントロール下に置かれ,安全上の問題はないとの見解を示しています。しかし,同地域は情勢が不安定な地域に囲まれているため,同地域への不要不急の渡航は止めてください。止むを得ない理由により渡航・滞在する場合には,現地の最新の情報の入手に努めるとともに,陸路での移動は避け,航空機による移動を心がけるなど,自身の安全対策に万全を期してください。

(6)ケルマーン州
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
ケルマーン州においては,2007年~2008年にかけて,外国人旅行者の誘拐事案が連続して発生し,それを受けてイラン外務省から不要不急の渡航は避けるよう勧告が発出されていました。しかし,イラン政府によれば,その後,イラン政府観光局,文化遺産庁及び内務省が連携して外国人観光客に対する安全システムを確立させ,外国人旅行者の安全にかかる情報を当局間で共有するシステムを構築するなど,安全対策が改善されたとされ,2014年には,イラン外務省による上記の渡航勧告も解除されました。イラン政府が公表している情報によれば,2017年以降,同州においてテロ・外国人誘拐などの事件は発生しておらず,同州の治安情勢は改善し,現在も情勢は安定して推移していますが,引き続き注意が必要です。
ついては,同地域へ渡航・滞在する場合には,最新の治安情報の入手に努め,特に夜間の一人歩きを控えるなど,特別な注意を払うとともに自身の安全対策に万全を期してください。

(7)首都テヘラン他,上記地域を除く全地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
(ア)イラン北西部(フーゼスタン州,イーラーム州,ケルマンシャー州,クルディスタン州,西アゼルバイジャン州,東アゼルバイジャン州:イラクとの国境地帯を除く)
これらの州においては,これまでのところ治安情勢は概ね安定的に推移していますが,上記ISIL関連動向のほか,現下のイラク情勢等を受けて,テロ攻撃等,不測の事態に遭う可能性があります。また,同地域の主に山岳地域において,イラン治安部隊とクルド人反政府テロ組織「PJAK」等との間で衝突も発生していますので,これらの州に渡航・滞在を予定されている方は,最新情報の入手に努めるなど十分注意して下さい。
(イ)イラン北東部(ホラサーンラザヴィ州,南ホラサーン州:アフガニスタンとの国境地帯を除く)
これらの州においては,これまでのところ治安情勢は概ね安定的に推移していますが,現下のアフガニスタン情勢を受けて,テロ攻撃等の不測の事態に遭う可能性もありますので,これらの州に渡航・滞在を予定されている方は,最新情報の入手に努めるなど十分注意して下さい。
(ウ)イラン南西部(ブシェール州,ホルモズガン州)
これらの州においては,2012年以降,麻薬犯罪組織による麻薬密輸事案が増加傾向にありましたが,イラン当局による大規模な麻薬掃討作戦が進められた結果,麻薬密輸事案は減少傾向にあります。一方で,依然として散発的ながらイラン当局と麻薬犯罪組織との間で衝突も発生しています。これまでのところ一般市民に被害が及ぶ事例は確認されていませんが,不測の事態に巻き込まれる可能性も排除できませんので,これらの州に渡航・滞在を予定されている方は,最新情報の入手に努めるなど十分注意して下さい。
(エ)首都テヘラン他,上記を除く全地域 
2017年6月7日に首都テヘランにおいてISILによるテロ事件が発生し,その後治安当局による収束が図られ治安情勢は安定化したものの,その後ISILは,イランで新たな攻撃を行うと警告する動画を,インターネット上に繰り返し公開しています。また,2018年に入り,イラン国内においてもISIL関係者の拘束事案が相次いでいることから,引き続き同様のテロ発生に注意する必要があります。

こうしたテロ攻撃等の脅威に晒される中,テロ,誘拐等に巻き込まれることがないよう海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけるとともに,下記事項に十分注意してください。
(ア)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等。
(イ)上記(ア)の場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(ウ)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

【車両突入の場合】
●ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道などでは危険が増す。
【コンサート会場,スポーツの競技場等の閉鎖空間】
●会場には早めに入る,終了後はある程度時間を置いてから退出するなど,人混みを極力避けるよう努める。
●セキュリティの確保されていない会場の出入口付近は危険であるので,こうした場所での人だまりや行列は避け,予め非常口,避難経路等を確認する。
●パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれがあることから,周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】
●事態を感知次第,速やかに頑丈なものの陰に隠れる。
●周囲を確認し,爆発音、銃声等から離れる。速やかに低い姿勢を保ちつつ,安全なところに退避する。
●閉鎖された空間の場合,群衆が出口に殺到し将棋倒しなどの二次的被害に遭う可能性にも留意する。

なお,本年6月末,テヘラン大学,バザール等で経済問題に端を発したデモが発生しました。その後もイラン各地で同様のデモが発生していますが,治安当局との衝突も小規模であり,当局のコントロールの範囲内にあるものと思われます。万が一デモに遭遇した場合には以下の点に留意し,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

○デモに遭遇した場合には,治安当局にデモ参加者と間違えられる可能性があるため,速やかに現場から離れてください。また,デモの様子等を写真や動画で撮影する行為は,治安当局にあらぬ嫌疑をかけられる可能性があるので,絶対に行わないでください。治安当局に拘束され,政治犯等の疑いをかけられた場合,拘束が長期間に及ぶ可能性があります。
○大規模なデモが発生した場合には,逐次在イラン日本国大使館のホームページに掲載し,領事メール(在留届,たびレジ登録者対象)を配信しますので,参照してください。

3 滞在にあたっての注意事項
(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3ヶ月以上滞在される方は,在イラン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。3ヶ月未満の出張等の際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在イラン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)イラン滞在中は下記事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在イラン日本国大使館,現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。
在イラン日本国大使館ホームページ http://www.ir.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
なお,詳細は<安全対策基礎データ>を参照して下さい。

(3)渡航者全般向けの注意事項
(ア)テヘランをはじめ国内各都市では,強盗事件や窃盗事件が増加するなど治安の悪化が懸念されています。また,テヘランを含む各地で偽警察官による窃盗事件が発生しています。これは,大使館やホテルの前のほか,人通りの少ない道路等を選び,外国人に対して所持品検査を装い,現金等を盗むというものです。被害に遭わないためにも,人通りの少ない道を避け,声を掛けられた場合は警察官の制服を着用しているかを確認する,IDカードの提示を求める,官職・氏名を確認する等毅然とした態度で対応してください。基本的に,警察官が財布の中身を確認するようなことはないので,執拗に財布を渡すよう求められた場合は,周囲の人たちや在イラン日本国大使館に助けを求めたり,警察本部(電話110)に通報する等し,安易に財布を渡さないようにして下さい。
(イ)テヘランやイスファハンにおいて,複数人で外国人を狙うオートバイによる強盗刺傷事件が発生しています。ハンドバッグ,手提げカバン,スマホや携帯等(操作する場合)は,車道とは反対側に持つ,また,人通りの少ない路地,特に夕方以降の行動は避けるなど,平時より注意が必要です。現金は小分けにし,パスポートはバッグに入れないで身に着けるなど貴重品の管理に十分注意してください。
(ウ)テヘラン及び地方都市では,夜間,タクシー運転手による乗客に対する強盗・強姦事件等が散発しているので,白タク(無許可のタクシー)等は決して利用せず,正規のタクシー乗り場で乗車するようにしてください。タクシー料金は高めとなりますが,テレフォンタクシーの利用をお勧めします。
(エ)ジョルダン地区やエラヒエ地区など,テヘラン北部の高級住宅地において,外国人居住者を狙った侵入窃盗や強盗事件が発生しており,在留邦人にも被害が出ています。滞在時を含めてホテルの部屋や自宅の玄関及び窓の施錠は確実にするなど,常に警戒することを心がけるとともに,住居等における警備員の配置や監視カメラの設置等,警備状況についても確認してください。また,住居等において貴重品を管理する際は,施錠できる金庫等に保管するほか,必要に応じて勤務先(事務所等)の金庫等にも分散して保管するよう心がけてください。
(オ)その他
a 女性及び礼拝中のイスラム教徒あるいは宗教行事を写真(ビデオ)撮影する場合には事前に了承を得る必要があります。空港,駅,鉄道,港湾,橋,軍事施設,国境地帯,旧米国大使館(現在は革命防衛隊の施設となっています。),政府関係施設,各国大使館,大使公邸等は撮影禁止となっています。また,撮影禁止の看板が出ていないところであっても不用意に撮影することはあらぬ嫌疑をかけられ,当局に身体を拘束され,場合によっては長期間に及ぶ取り調べや膨大な保釈保証金を求められるおそれがあることから,十分注意してください。
b 2007年10月,ケルマーン州にて日本人旅行者の誘拐事件が発生しています。誘拐から自身を守る心構えとして,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の三原則を念頭に,日常の予防に留意してください。具体的には,「目立つ服装は避ける」,「通勤時間や経路を変更する」,「外出や帰宅時に,不審者や車両等が見当たらないかチェックする」等の注意が必要です。

(4)観光旅行者向けの注意事項
(ア)イラン滞在中,女性はヘジャブ(スカーフで髪の毛を覆う)着用が義務,また,半袖・短いスカート等,肌の露出する服装,男性については短パン等の着用は禁じられ,これに反すると風紀法違反により警察当局より身柄を拘束される恐れがあります。拘束された場合,長期間に及ぶ可能性がありますので,服装には十分留意して下さい。
(イ)イランでは,クレジット・カード(VISA,マスター,JCB等)の使用は出来ません。このことを知らずにイランを訪れた日本人旅行者が旅行を継続することが不可能となった事例が多数あります。当地を訪れる際は,外国通貨(ドル,ユーロ(円は基本的に両替不可))から現地通貨に両替する必要がありますので、注意してください。
(ウ)当地観光中に,肩掛けしたバッグをバイクに乗った犯人にひったくられる事案(含む未遂)が多発しています。携行品,特に貴重品は内ポケットに入れる,バッグ等を携行する場合は,バッグを車道側にしない等,留意して下さい。
(エ)テヘラン及び地方都市のバザールなどで親しげに日本語で話し掛けてくるイラン人がいますが,金銭をだまし取られたり,査証申請の保証人になるよう迫られたりする事案が報告されています。旅行者に対し,親日家を装って必要以上の世話をし,数日かけて十分に信用させてからだます手口や,仲間が待ち受けている場所に誘い込み,集団で襲うケースもあるため,十分な注意が必要です。また,気軽に教えた日本の住所や渡した名刺,一緒に撮った写真等が,後々,他の日本人を狙った犯罪等に利用される可能性もあるので,十分注意してください。
(オ)テヘランや地方都市のバスターミナルやバザール周辺では,外国人を狙った強盗,スリ,置き引き,ひったくり等の犯罪が発生しているので,目立つ格好は控え,一人歩きを避け,歩行中は周囲を警戒し,自分の持ち物から目を離さないなどの注意が必要です。
(カ)睡眠薬を混入した飲食物を旅行者に勧め,意識がもうろうとした隙に貴重品を狙う昏睡強盗事件が発生しています。見ず知らずの人から親しげに飲食物を勧められても,不用意に口にしないようにしてください。また,盗難等の被害に遭った場合には,現地警察においてポリスレポート(被害届)を入手する必要がありますが,入手するまでに相当の時間がかかり,長期滞在を余儀なくされるおそれがあるので,貴重品の紛失・盗難には十分注意してください。
(キ)イランでは,麻薬の所持,使用及び密輸には極刑が科せられる可能性があります。麻薬犯罪の嫌疑により身柄が拘束された場合には,通常,長期間に渉って外部との面会・通信等が禁止されます。麻薬の購入や使用は,絶対に行わないでください。
  
(5)長期滞在者向けの注意事項
イランに長期滞在中の方は,上記(3),(4)のほか,以下の事項にも注意してください。
(ア)「在外公館医務官情報」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/iran.html において,イラン国内の衛生・医療事情や現地医療機関の情報を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
なお,パキスタンとの国境地帯では肝炎が散発していますので注意が必要です。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページ(感染症情報 http://www.forth.go.jp/ )を参考にしてください。
(イ)在イラン日本国大使館では,イラン滞在における「防犯及び安全対策の手引き」を配布していますので,領事窓口までお問い合わせください。

4 なお,隣国(イラク,アフガニスタン,パキスタンなど)の「危険情報」もご参照ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在イラン日本国大使館
 住所:NO.162, Moghadas Ardebili Street, Tehran, Iran
 電話: (市外局番21) 2266-0710
      国外からは(国番号98)-21-2266-0710
 FAX : (市外局番21) 2266-0747
      国外からは(国番号98)-21-2266-0747
 ホームページ: http://www.ir.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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