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マダガスカルの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年05月21日
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【危険度】
●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2018年末の大統領選挙に向けて事態が流動化する恐れがあります。4月21日の集会では,無許可デモを強行した反政府団体側と治安当局の間で衝突が起こり,死傷者が発生しています。デモ等の情報に接したときには,周辺に近づかないようにし,ご自身の安全を確保するようにして下さい。
●マダガスカル全土において,誘拐事件が増加傾向にあるほか,武装強盗団「ダハロ」による村落襲撃事案が南西部地域で数多く報告されていますので,渡航には十分注意してください。
●バッテリービーチでは,外国人に対する武装強盗,殺人や誘拐等の凶悪事件が発生しています。キャンプ等は行わないのは勿論のこと,バッテリービーチには近づかないことを強くお勧めします。
1 概況
(1)マダガスカルでは,2009年の政変以来,暫定政権が続いてきましたが,2013年末に実施された大統領選挙及び国民議会議員選挙は,平和裡かつ自由・公正に行われ,2014年1月,ヘリー・ラジャオナリマンピアニナ大統領が就任しました。
 大統領就任以来,政治的にも安定化傾向にあり,国際社会への復帰も果たしました。経済面においても,IMFの支援を得つつ,高い経済成長率を示しており,回復傾向にあります。しかしながら,インフレ等もあり,一般には必ずしも生活水準が改善したとの実感がないとの指摘もあり,治安の悪化を伝えるような報道もみられます。このような中,2018年12月の大統領選挙に向けて事態が流動化するおそれがあります。

(2)近年,マダガスカル全土において誘拐事件が増加しており,2017年の誘拐事件は,治安当局による公表数だけでも135件発生しています。これらの事件は身代金を目的として現地の富裕層を狙った犯行が大半を占めており,最近は被害者が殺害される事案もみられます。外国人も対象となる可能性がありますので十分に注意する必要があります。

(3)これまでに,マダガスカルにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
 全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
(1)首都アンタナナリボ市及びその周辺
ア アンタナナリボ市内及びその周辺は,十分な注意を払えば比較的安全な状況にありますが,ただし,最近,本年末の大統領選挙に向け,反政府団体の集会が独立大通り周辺で開かれています。4月21日の集会では,無許可デモを強行した反政府団体側と治安当局の間で衝突が起こり,死傷者が発生しています。デモ等の情報に接したときには,周辺に近づかないようにし,ご自身の安全を確保するようにして下さい。
 マダガスカルでは,全体的な貧困状況により,一般犯罪は頻発しています。観光地や市場などでは,スリやひったくりが多発しており,外国人旅行者が特に多いアナラケリー市場,独立大通り,独立広場に続く大階段等では,過去に日中であっても日本人渡航者に対する強盗被害が発生しています。以前は,単独犯による強引な手口での犯行が一般的でしたが,最近では複数による組織的な犯罪(スリ,集団強盗など)が散見されており,特に市場やバス待合所など多くの人で混み合う場所では,十分な注意が必要です。                   

イ 日本人観光客が多く訪れる独立大通り周辺において,夜間,複数の警察官が検問と称して特に法律違反等をしていない日本人観光客を車から降ろし,執拗に金銭を要求し,進路を阻んだり警察署に連行するといった事案に遭った日本人旅行者から報告が寄せられています。たとえ要求額が少額であっても,明らかに不当な金銭の要求であると考えられる場合には,毅然とした態度で支払いを断ることが重要です。
 特に深夜は,中心街であっても日中に比べ閑散としています。不要不急の外出は避け,外出せざるを得ない場合には,周囲の安全確認を怠らない等,細心の注意を払って行動してください。

(2)バッテリービーチ
 南西部都市トゥリアーラ(Toliara)より北西6kmに位置するバッテリービーチは閑静な観光地でありますが,近年では外国人に対する武装強盗,殺人や誘拐等の凶悪事件が発生しています。キャンプ等は行わないのは勿論のこと,バッテリービーチには近づかないことを強くお勧めします。

(3)その他の地域
ア 治安一般
 従来,地方都市は首都圏に比べ犯罪は少なく,比較的安全であると考えられていました。しかし,最近では地方都市においても外国人に対する武装強盗,殺人や誘拐等の凶悪事件が発生し,首都圏と同様,常に危険に遭遇する可能性があることを念頭に置いて行動するよう心がけてください。特に夜間においては,道路や橋の中央に木,石及び車等の障害物を置き,走行中の車両の進行を妨げた上で,強盗に及ぶ武装強盗団による犯行が発生しています。比較的道路状況の良い国道4号線や7号線などの主要な国道を通行する場合でも,夜間の通行は避け,明るい日中に通行してください。
 また,車両でのマダガスカル国内の旅行には,常に道路状況に起因する交通事故に巻き込まれるリスクも伴います。特に遠方への移動は国内航空便の利用を検討してください。
イ 西・南部各地における武装牛強盗団「ダハロ」
 元来,牛の強奪を目的としていた武装牛強盗団「ダハロ」による村落襲撃事案が,南西部地域で数多く報告されています。また,南西部が中心と考えられていたダハロの活動地域が,最近他の地域にも広がっていると思われる事例もみられています。マダガスカル全土において治安当局が掃討作戦を実施しており,一定の成果が上がっているとされていますが,ダハロによる村の襲撃事案や治安当局との銃撃戦も時折発生しています。
 特に南部の アンドラノボリ(Andranovory:首都中心部より南南西約600km)から アンパニ(Ampanihy)に至る国道10号線,イフシ(Ihosy)から アンブヴォンベ(Ambovombe)に至る国道13号線付近は,ダハロによる襲撃事案が多発している地域です。上記国道の通行は昼夜を問わず控えてください。
ウ ペストの流行
 マダガスカルでは毎年,雨期(11月~3月)になるとペストが流行します。昨年は,9月から都市型肺ペストが流行し,年末には終息宣言が出されましたが,感染者の65パーセントが,二大都市での首都アンタナナリボとトアマシナで報告されています。
 ペストはペスト菌による感染症で,ペスト菌に感染したネズミに寄生しているノミが媒介します。ネズミがいるような不衛生な場所へは行かないこと,ノミに刺されないよう注意することが重要です。また,肺に感染すると患者の咳によって,人から人へうつります。ペストが流行している地域には立ち入らないようにしてください。ペストは早期に治療を開始することで治癒が可能な病気です。突然の発熱,頭痛,悪寒,激しい倦怠感,リンパ節腫脹,血痰を伴う咳などの症状が見られた場合には,直ちに信頼のおける医療機関で受診してください。

3 滞在にあたっての注意
 マダガスカルでの滞在にあたっては,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在マダガスカル日本国大使館,マダガスカル関係当局,現地報道等より最新情報を入手するよう努めてください。
 また,マダガスカルにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=119 )も併せてご参照ください。

(1)滞在中は旅券等の身分証明書を携行する(ただし,スリ・ひったくり・置き引きが頻発しているので注意を怠らないこと)。

(2)不要不急の夜間の外出は控えるとともに,昼間であっても常に周囲への注意を怠らず,また,可能な限り集団での行動に努める。

(3)デモ・集会等大勢の人が集まる場所には近づかない。

(4)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在される方は,在マダガスカル日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在マダガスカル日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在マダガスカル日本国大使館
住所:Villa Chrysantheme 3 Ambohijatovo Analamahitsy Antananarivo(BP.3863)
電話:(市外局番020)22-493-57
  国外からは(国番号261)20-22-493-57
FAX:(市外局番020)22-494-94
  国外からは(国番号261)20-22-494-94
ホームページ:http://www.mg.emb-japan.go.jp/j/
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