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タイの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】

2018年04月19日
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【危険レベル】
●ナラティワート県,ヤラー県,パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。(継続)

●ソンクラー県(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)

●首都バンコク
レベル1:十分注意してください。(継続)

●スリン県の一部(パノム・ドン・ラック郡及びガープ・チューン郡のカンボジアとの国境地域)
危険レベル解除

【ポイント】
●タイ・カンボジア間の国境の一部では,過去に両国軍等の衝突が発生しましたが,近年は沈静化しているので,危険レベルを引き下げ,また解除します。ただし,プレアビヒア寺院近辺への渡航については,最新の関連情報を入手した上で判断してください。
●タイ南端のマレーシア国境付近の地域は,分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆弾事件が頻発しているため,当該地域にレベル3または2を継続して発出しています。
●バンコクや中部リゾート地等においても爆弾事件が発生しているほか,反政府デモや集会が治安当局との衝突に発展する可能性があるため,十分注意してください。
1 概況
(1)近年,タイでは,反政府デモや集会がたびたび発生し,暴徒化することもあります。背景には2006年や2014年のクーデター等に見られる政情不安等があります。また,同クーデター後,民政移管のための議会下院総選挙が実施されると発表されては,何度も日程が延期されており,これに反発する一部国民による反政府デモが各地で散発的に行われています。

(2)バンコクや中部のリゾート地等において爆弾事件が発生しており,2015年にはバンコクにおいて日本人が爆発に巻き込まれ負傷する事件も発生しています。

(3)タイ南端のマレーシア国境付近の地域では,中央政府の支配に反抗するイスラム武装勢力によるとみられる襲撃・爆発事件等が頻発しています。主に警察,軍,刑務所等の職員や施設(公共交通機関)等がその標的となっていますが,これらにとどまらず,ホテル,ショッピングセンターなどが攻撃されることもあります。

(4)タイとカンボジアの国境地域においては,両国の主張する国境線の相違により,一時期,軍同士の衝突が発生していましたが,現在は沈静化しています。しかし,一部の地域においては今後も衝突等不測の事態が発生する可能性が排除されません。

(5)これまでに,タイにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,(2)のように日本人が爆弾事件に巻き込まれて被害に遭う事件が発生しています。また,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
  このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)タイ南部4県(ナラティワート県,ヤラー県,パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡))
  :「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」(継続)
  南部地域にはタイからの分離独立を標榜するイスラム武装勢力が存在し,これまでに同集団によるとみられる襲撃,爆発事件が続発しており,死傷者は,軍・警察関係者,教員を含む公務員やその他一般市民,外国人まで広く及んでいます。なお,2004年から2016年までに6,850人が殺害され,12,547人が負傷しています。

  つきましては,これらの地域への渡航・滞在,及び同地域を通過してのマレーシアへの越境等は,どのような目的であれ止めてください。

(2)ソンクラー県(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
  :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続) 
  ソンクラー県の西部では,ジャナ郡等のある東部と比して,情勢は落ちついています。ただし,2017年には銃撃による死傷者が出ている他,バイクや自動車に仕掛けられた爆発物による爆弾事件が,過去にもホテル付近,商業施設,コンビニエンスストア等で発生しました。

  つきましては,この地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとって下さい。

(3)プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア州との国境地域東部)
  :「レベル1:十分注意してください。」(引き下げ)
ア タイとカンボジアの国境地域においては,国境線,特に世界遺産プレアビヒア寺院(タイ側呼称:カオ・プラ・ウィハーン寺院)の領有をめぐって,両国の主張に相違が生じていました。既に国際司法裁判所(ICJ)は,同寺院をカンボジアに帰属するものとの判決を下していましたが,2008年にカンボジアが同寺院を世界遺産に登録するようユネスコに申請すると,タイはこれに反発し,軍事衝突も発生しました。2011年,ICJは同寺院周辺地域からの即時撤兵を両国に命じ,その後主立った衝突は発生していません。

  つきましては,プレアビヒア寺院周辺地域の危険情報を「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」から「レベル1:十分注意してください」に引き下げますが,今後の政治情勢の変化等により再び緊張が高まる可能性は排除できず,渡航・滞在にあたっては引き続き十分な注意が必要です。
  同地域への渡航・滞在を予定されている方は,最新の関連情報の入手に努めてください。
  なお,一部地域では地雷の撤去作業が続いていることから,立ち入りが禁止されている場所には絶対に入らないでください。

(4)首都バンコク
  :「レベル1:十分注意してください。」
ア 近年,タイでは,反政府デモや集会がたびたび発生し,暴徒化することもあります。背景には2006年や2014年のクーデター等に見られる政情不安等があります。

イ 2013年11月以降の反政府デモにおいては,反政府活動の拠点や,デモ集会・行進の周辺における警官隊との衝突,発砲事件等で死傷者が出る事案が散発的に発生しました。

ウ 2014年5月,軍事政権が発足してからは治安維持に係わる,言論や集会の自由が制約される等の規制が続いています。

エ 市内では爆弾が散発的に爆発しています。2015年8月,首都バンコク中心部のラチャプラソン交差点において爆発事件が発生し,外国人を含む20名が死亡,日本人1名を含む多数の負傷者が発生しました。また,同月,サートンピア(バンコク中心部チャオプラヤ川のタクシン橋付近の船着き場の水中)で爆発が発生しました(死傷者なし)。2017年5月,バンコク戦勝記念塔付近の軍関連病院内において爆弾が爆発し,25名が負傷しました。その他,民主記念塔付近,国立劇場付近,UNESCOの事務所付近で,それぞれ小型爆弾が爆発しています。

  つきましては,首都バンコクへの渡航・滞在に当たっては,最新の情報の入手に努める等,不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意してください。

(5)スリン県の一部(パノム・ドン・ラック郡及びガープ・チューン郡のカンボジアとの国境地域)
  : 危険情報の解除
  上記2(3)のとおり,タイとカンボジアの国境地域においては,両国の主張する国境線の相違による緊張状態が2008年から続いていましたが,近年は両国政府の外交努力等により,平穏な状況となっています。
  とりわけスリン県においては,両国政府の政策として,スリン県在住のタイ国民に対して国境反対側のカンボジア領(オッドーミアンチェイ州)に限り,旅券を持たずして出入国が可能となるボーダーパスが発給される(カンボジア側も同様の制度あり)など,両国民の往来は活発です。

  つきましては,スリン県の一部(パノム・ドン・ラック郡及びガープ・チューン郡のカンボジアとの国境地域)の危険情報「レベル1:十分注意してください。」を解除しますが,上記2(3)のとおり,一部地域では紛争時に敷設された地雷の確認・撤去作業が続いていることから,安全確保のため,立ち入りが禁止されている場所には絶対に入らないでください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)タイにおいては,首都バンコクやリゾート地等においても爆弾事件が発生しています。不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の点に注意してください。
●不特定多数の人が集まる場所(観光施設,公共交通機関,レストラン,ショッピングモール等),軍・警察をはじめとする政府関連施設や宗教関連施設などを訪れる際には,周囲への警戒を怠らないようにする。
●不審物や不審者等を察知した場合には,すぐにその場を離れる
●爆発が発生した場合,時間差で別の爆発が起きる可能性があるため,現場に近づかない。

(2)渡航・滞在に当たっては,「安全対策基礎データ」や「安全の手引き」も参考に,危険を避けるよう行動してください。
  また,外務省,在タイ日本国大使館,在チェンマイ日本国総領事館,現地政府機関,報道等から最新情報を入手するよう努めてください。

(3)海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,在タイ日本国大使館又は在チェンマイ日本国総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#

(4)近隣のミャンマー,ラオス,カンボジア及びマレーシアにもそれぞれ危険情報が発出されていますので,そちらにも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
(内線)5139

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
(内線)3047

○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp (PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在タイ日本国大使館
 住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
 電話:(市外局番02)207-8500又は696-3000
    国外からは(国番号66)-2-207-8500又は696-3000
 FAX:(市外局番02)-2-207-8510
    国外からは(国番号66)-2-207-8510
 ホームページ: http://www.th.emb-japan.go.jp/

○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(市外局番02)207-8502又は696-3002(邦人保護)
    国外からは(国番号66)-2-207-8502又は696-3002
 FAX:(市外局番02)207-8511
    国外からは(国番号66)-2-207-8511

○在チェンマイ日本国総領事館
 住所:Suite 104-107, Airport Business Park, 90 Mahidol Road,
    T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
 電話:(市外局番053)203367
    国外からは(国番号66)-53-203367
 FAX:(市外局番053)203373
    国外からは(国番号66)-53-203373
 ホームページ:http://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/
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