チャド | Chad

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は(日本時間)現在有効です。

チャドの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年01月18日

関係国地図

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【危険度】
●リビア,中央アフリカ,ニジェール及びカメルーン極北州との国境地帯(首都ンジャメナを除く),ラク州並びにチャド湖周辺
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●上記を除く地域(首都ンジャメナを含む)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)

【ポイント】
●チャドの国境地帯及びチャド湖周辺では,ボコ・ハラムの活動が依然として活発化しています。チャド軍,カメルーン軍等の多国籍軍がボコ・ハラムの掃討作戦を継続実施しているため,武力衝突がたびたび発生しているほか,テロ攻撃,外国人等の拉致・誘拐が発生する可能性があり,治安上の大きな脅威があります。
●チャド全土に,多数の地雷や不発弾が残存しているため,陸路での移動は極力避けてください。
1 概況
(1)チャド周辺国の治安は安定等しておらず,周辺国からチャド国内に武装集団や難民が流入している上,ボコ・ハラム等のイスラム過激派組織が容易に越境し,テロ攻撃や外国人等を拉致や誘拐が発生する脅威があります。このため,国境地帯やチャド湖周辺の治安は非常に不安定です。

(2)2014年11月,燃料不足等に抗議する群衆によるデモが,首都ンジャメナやサール等の都市で発生し,ムンドゥでも一部略奪等が発生しました。特に,首都ンジャメナでは,夜間を中心に窃盗や強盗等の一般犯罪が発生しています。

(3)チャド全土に,多数の地雷や不発弾が放置されており,特に,北部地域(リビア及びニジェールとの国境地域)及び東部地域(スーダンとの国境地域)には,多数の地雷が残存しています。

(4)これまでに,チャドにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)リビア,中央アフリカ,ニジェール及びカメルーン極北州との国境地帯(首都ンジャメナを除く),ラク州並びにチャド湖周辺
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ア カメルーン極北州との国境地帯(首都ンジャメナを除く),ラク州及びチャド湖周辺
 同地域はイスラム過激派組織ボコ・ハラムの活動が活発化しているナイジェリア北東部やカメルーン極北州に隣接する地域であり,これまでボコ・ハラムはナイジェリアやカメルーンでテロや,外国人誘拐事件などを起こしています。例えば,2015年1月に,チャド湖畔の町や村落を襲撃し占領する事件,同年10月には,同湖畔の町バガソラで連続自爆テロ事件が発生して約40人の死者が出ている等ボコ・ハラムの活動が活発化しているほか,難民の流入なども確認されています。
 また,チャド湖周辺においては,チャド軍,カメルーン軍,ナイジェリア軍等の多国籍軍がボコ・ハラムの掃討作戦を継続実施していることから,2017年以降も武力衝突がたびたび発生しており,治安上の大きな脅威となっています。
イ 中央アフリカ国境地帯
 中央アフリカでは,2013年3月の政変以来,国連PKOによる治安維持活動が行われているものの,国境地帯では武装勢力等の活動がたびたび確認されているなど,不安定な治安状況が続いています。また,チャドには多くの難民も流入しています。
ウ リビア国境地帯
 近年のリビア情勢悪化を受け,リビアとの国境地帯でも治安が不安定となっています。特に同国南部では,イスラム過激派組織の動きが活発なことから,リビアとの国境地帯において,外国人誘拐等の事件が発生する可能性があります。
エ ニジェール国境地帯
 2014年8月,チャド及びニジェール間の国境付近にて,違法に金を採掘していた武装集団同士の衝突が発生しました。また,ニジェールとの国境沿いには,過去のニジェール内戦の影響で多数の対人地雷が埋設されたままとなっており,毎年多数の死傷者が出ています。同地域周辺の陸路での移動は絶対に避けてください。

 つきましては,同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,同地域に滞在中の方については,早期に安全な地域へ退避してください。

(2)上記を除く地域(首都ンジャメナを含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)

ア 2014年11月,燃料不足等に抗議する群衆によるデモが,首都ンジャメナやサール等の都市で発生し,ムンドゥでも一部略奪等が発生しました。特に首都ンジャメナでは,夜間を中心に窃盗や強盗等が発生していますので,夜間の外出は避けてください。
イ 2015年6月,首都ンジャメナにある警察関係施設に対する連続自爆テロ事件が発生し,20人以上の死者が発生したほか,同年7月には,ンジャメナの主要市場入り口付近で,自爆テロ事件が発生し,10人以上の死者が出ています。
ウ ワディ・フィラ州,ウアダイ州,サラマト州,シラ州(いずれも中央アフリカ国境地帯を除く)については,多数の地雷や不発弾が放置されています。

 つきましては,同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,滞在中の方は,不測の事態に備え,退避の可能性も検討してください。


3 滞在に当たっての注意
 やむを得ない事情により,チャドに渡航・滞在される方は,在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄),現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。なお,チャドには日本国大使館が設置されていないため,事件・事故が発生した場合の迅速な対応は困難です。万一,事件や事故等に巻き込まれた場合には,在カメルーン日本国大使館に連絡してください。またその他の詳細情報については,「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_137.html )を併せてご参照ください。

(1)在留届,たびレジ
 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在カメルーン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在カメルーン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )

(2)夜間の外出は避け,昼間でも複数で行動するよう心掛けてください。

(3)外出される際には,宝石,貴金属等は身に着けず,服装は控えめにしてください。また,現金は必要な額だけを携行し,支払の際も人前で大金を見せることは控えてください。

(4)警察・軍による検問が日常的に至る所で実施されていますので,外出時には必ず身分を証明するものを携帯するとともに,治安当局による検問には素直に応じてください。屋外での写真撮影もその対象物等によっては,治安関係者に身柄を拘束されるおそれがありますので,十分注意してください。

(5)政治・治安情勢は常に不安定で急変することがありますので,滞在に当たっては報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。また危険を感じたら国外への退避も検討してください。


4 隣国のナイジェリア,中央アフリカ,カメルーン,スーダン,ニジェール及びリビアに対しても,それぞれ危険情報が発出されていますので留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在カメルーン日本国大使館(チャドを兼轄)
  住所:1513, Rue1828, Bastos-Ekoudou, Yaounde, Cameroun
  電話:(市外局番なし)2-2220-6202,2-2220-6585
   国外からは(国番号237)2-2220-6202,2-2220-6585
  FAX:(市外局番なし)2-2220-6203
   国外からは(国番号237) 2-2220-6203
  ホームページ:http://www.cmr.emb-japan.go.jp/jp/index-jp.html