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パプアニューギニアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年12月25日
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【危険度】
●ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地及びキエタ市を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除く全地域 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地及びキエタ市を除く)については,自治州政府の実効支配が及んでいないことから,不要不急の渡航は止めてください。
●首都ポートモレスビー,モロベイ州レイ市等都市部では,生活困窮者等による金品強奪目的の犯罪が頻発している上,警察機構が人員及び予算不足等の理由で十分機能しておらず,犯罪を抑止出来ていない状況です。性犯罪も増加しているため,十分注意して下さい。
●ニューブリテン島東部及びニューアイルランド島においては地震や火山活動が多く観測されているため,十分注意して下さい。
1.概況

(1) パプアニューギニア(以下PNG)では失業者や生活困窮者が多く,これら困窮者や失業した若者グループによる金品強奪を目的とした犯罪が頻発しており,治安が悪化しています。犯行の手口は,複数の若者が「ラスカル」と呼ばれるひとつのグループとなって,蛮刀,ナイフ,銃または手製銃などを使用した犯行が多く見られます。また,首都特別区及び主要都市部では物価の高騰が進行しており,一方で失業者や不法居住区の数が増加しているため,これらの者が犯罪を行うという悪循環が生じています。

(2) PNG警察機構は,人員や予算不足等の理由で十分機能しておらず,犯罪者の検挙率は極めて低く,犯罪の抑止を期待できない状況です。さらに,各地で頻繁に脱獄事件が発生しており,脱獄犯が犯罪を繰り返しています。

(3) PNGでは,女性の地位が低く,レイプ等の性犯罪が増加しており,社会に深刻な影響を与えています。

(4) 数年おきにコレラ・赤痢・腸チフスなどの腸管感染症が散発的に流行しています。これらの感染症は,経口感染するので,飲料水および食事内容に十分注意する必要があります。
 また,その他の感染症については,「世界の医療情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/papua.html )において,パプアニューギニア国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

(5) ニューブリテン島東部及びニューアイルランド島は環太平洋火山帯に位置するため,付近では頻繁に地震や火山活動が観測されています。特にニューブリテン島には複数の活火山があることから,住民が避難を要するような比較的大規模な火山活動や空港が一時閉鎖され航空機の運航が取り止めとなることもあり得るため,注意が必要です。

(6)これまでに,PNGにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢 

(1)ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地及びキエタ市を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
 ブーゲンビル島では,ブーゲンビル紛争の際に反政府活動の中心となってきたBRA(ブーゲンビル革命軍)より派生したメカムイ統一政府が,同島南部に位置するパングナ鉱山付近に「NO GO ZONE(立入禁止区域)」を設定し,地元住民以外の通行者に金銭を要求しています。メカムイ統一政府から派生した元武装集団とブーゲンビル自治政府との間で和解が進んでいること及び2014年1月にオニール首相が同島を訪問し,これら元武装集団リーダー等の参加のもと和解セレモニーを行ったことにより,島内は安定を取り戻しつつあり,2015年5月には自治州選挙が平穏裡に実施されました。
 しかし,ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地及びキエタ市を除く)については,上記のとおり,メカムイ統一政府が立入禁止区域を設定する等,自治州政府の実効支配が及んでいないことから,不要不急の渡航は止めてください。やむを得ない事情で渡航する場合には,自治州政府と調整し警察官等を同行させるなど,万全の安全対策を講ずるようにしてください。
なお,2019年6月に独立の是非を問う住民投票が行われる予定であり,元武装集団の動向には引き続き注意が必要です。

(2)その他の地域 レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 首都ポートモレスビー市
 首都ポートモレスビー市は,スリやひったくり等の一般犯罪のほか,婦女暴行,「ラスカル」による強盗,武器等を用いた車両強奪といった凶悪犯罪も昼夜を問わず発生しています。また,セトルメントと呼ばれる不法居住地域が市内数十か所に混在して分布しており,セトルメント居住者による犯罪が増加しています。このため,日中であっても,市内外の単独での徒歩移動を避けるようお勧めします。カージャック被害も,昼夜及び場所を問わず発生しているため,車両による移動時も路上での停車は避ける等,注意が必要です。

イ モロベ州
(ア)モロベ州レイ市はパプアニューギニア第2の都市として発展していますが,ポートモレスビー市に次いで犯罪が多い都市です。また,特にこの地域では,暴動や部族衝突に巻き込まれないように注意してください。
(イ)2015年11月には,モロベ州レイ市において,暴徒が路上販売者を追い払うため暴動を起こし,職場や学校は閉鎖せざるを得なくなり,結果的に,1名が死亡,数名が負傷しました。その3週間後には,部族衝突が発生し,2名が死亡,7名が負傷しました。

ウ ハイランド地方(西,南,東ハイランド州,ジワカ州,ヘラ州,エンガ州及びチンブ州の計7州)
 ハイランド地方には,部族社会の伝統や慣習が色濃く残っています。このため部族間の衝突も頻発しており,長期間に及ぶ部族対立が続いている地域もあります。このような部族対立により,道路上に大木や岩によるロード・ブロックが設けられて,交通が遮断されることがあります。また,降雨の影響により地滑りが発生し,道路網が寸断されることもあります。こうした場合,物流が滞ることによる物資の不足や物価の急激な上昇など,市民生活に影響が出ることがあります。このような事態は地方部だけではなく,ハイランド各地方を結んでいる主要幹線道路「ハイランド・ハイウェイ」や都市部でも発生しているため,注意が必要です。

エ 北部諸島地域
 1.概況(5)のとおり。

オ インドネシアとの国境付近
 PNGとインドネシアとの国境線は約780キロメートルにも及び,そのほとんどはジャングルであるため国境監視は困難な状態です。国境事務所では係官が通過する人と物の往来を管理していますが,それ以外の経路で越境することも不可能ではないため,現地当局はその人数を把握できていない模様です。
なお,国境付近への渡航の際にはインドネシアに関する海外安全情報も御確認ください。

3.滞在に当たっての注意

 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在PNG日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在PNG日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(1)渡航・滞在に際しての注意事項
ア PNGでは,日中であっても,単独で行動する場合は犯罪被害に遭う危険性があります。ひと気のない路地や郊外から,屋外マーケット等の人が多く集まる所まで場所を問わず犯罪が発生しており,実際に屋外マーケットでも武装集団による強盗事件が発生しています。外出,移動の際には十分注意してください。単独での徒歩移動は大変危険ですので,常に車両を利用してください。性犯罪も多発していることから,特に女性の単独行動は避けてください。
イ 現地の人々が利用するPMV(乗り合いバス)やタクシーなどの公共交通機関は,信頼性や治安上の観点から利用を避けてください。航空便についても,突然の予定変更や運航取り止めが発生します。PNGを訪れる際には,信頼できる旅行会社や現地の関係者等を通じて事前手配する,旅行中は現地事情に通じた者に同行してもらう等の安全対策を心がけ,単独行動はできるだけ避けてください。
ウ 外出時には旅券等貴重品を持ち歩かず,最小限の現金を持参し,残りの貴重品は自宅や信頼のおけるホテルのセイフティーボックス等の安全な場所に保管しておくことをお勧めします。カメラ等を含め貴重品を人目にさらしたり車内等に所持品を放置したりすることは,犯罪を誘発するので避けてください。PNGにはチップの習慣はなく,安易に現金を渡すとたかりや襲撃の対象となりやすいので,チップを出すことは避けてください。
エ いわゆるバックパック旅行といわれる個人手配旅行者に適した宿泊施設はありません。宿泊に際しては,警備がしっかりしているホテルをお勧めします。さらに,そのようなホテルであっても必ずしも安全とは言えませんので,確実に施錠し,来訪者のためドアを開ける時には開ける前に必ず相手を確認する等の注意が必要です。
オ 当地に長期滞在する方については,休暇や出張で長期間自宅を留守にする場合だけでなく,日常買い物に行く際も,空き巣被害が発生しているため,戸締まりには十分注意してください。内部の者による犯行と疑われる事件も発生しているため油断は禁物です。
カ PNGの人々は,自分たちの故郷や部族に対する帰属意識が極めて強く,社会通念よりも故郷の掟に従い行動することがあります。そのため,部族闘争に起因する予測不可能なトラブル,またそれに対する報復行動も起こり,当事者とは関係のない者まで巻き添えとなり,不当な金銭要求が突きつけられることもありますので,滞在中の言動には注意してください。
キ 住居などのゲート前において車両が停車したところを,複数人で襲撃する事件が発生しています。また,投石,路上への障害物(大木やガラスの破片等)の設置,道路横断者を装う等の手口により,車両を停車させて襲撃してくるケースがあるため,十分注意して運転してください。
ク 警察官を装った犯人による事件が発生しており,また,不良警察官から言いがかりをつけられ,金品を要求された等の報告も多くなっていますので,警察官の制服を着ている者に話しかけられた場合,身分証の提示を求めつつ,近くの警察署まで移動した上で話を聞く必要があります。
ケ 渡航先の治安状況について,渡航前に最新の情報を訪問先や日本国大使館に確認してください。また,渡航の際は,現地で信頼のおける旅行業者を利用し,安全対策に十分配慮してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp (PC版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在パプアニューギニア日本国大使館
  住所:1st & 2nd Floor, Cuthbertson House, Cuthbertson St., Port Moresby, NCD, Papua New Guinea
  電話: 3211800
   国外からは(国番号675)3211800
  ファックス : 3214868
   国外からは(国番号675)3214868
  ホームページ:http://www.png.emb-japan.go.jp/j/index.html
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