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危険情報
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ブータンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年12月18日
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【危険度】
●ブータン南部(インド北東部諸州との国境付近)
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●ブータン南部の国境付近では,インド側過激派の活動の影響を受けて,情勢が悪化する可能性がありますので,常に最新の情報を入手するよう努めてください。
●身代金目的の誘拐が発生することがありますので,目立たないようにする等注意が必要です。
1.概況
(1)ブータンでは,1990年代終わりから,王制から民主制への移行が進められ,選挙や政権交代が平和裏に実施されるなど,治安は概ね安定しています。なお,2018年5月には上院選挙,8~10月の間には下院選挙が行われる予定です。
(2)ただし,インドと国境を接する南部地域では,1990年代末以降インド・アッサム州での分離独立運動を行っている過激派組織が侵入したため,ブータン政府が掃討のための軍事作戦を行った経緯があります。2011年5月には南部のプンツォリン及びゲレフで,同年10月にはプンツォリンで,また,2012年10月にはゲレフで,同年11月にはサムテンリンで,それぞれ爆破テロが発生したほか,身代金目的の誘拐が発生することもあり,注意が必要です。

(3)ブータンにおいては,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2.地域別情勢
(1)ブータン南部(インド北東部諸州との国境付近)
レベル1:十分注意してください。
ア 1990年代末頃から,インドのアッサム州で分離独立運動を行っている過激派組織のアッサム解放統一戦線(ULFA),ボドランド民族民主戦線(NDFB),カムタプル解放機構(KLO)といったグループが,インド軍に追われる形でブータン南部の森林地帯に侵入したため,2003年にブータン政府は過激派掃討の軍事行動を行いました。
 政府による国境付近の監視体制強化や治安対策により,同地域における治安は改善され,最近は過激派による活動や事件等の発生はほとんど報告されていません。
イ しかし,インド北東部諸州では不安定な情勢が続いており,過激派グループの活動の影響を受けてブータン側の治安情勢が悪化する可能性は否定できません。同地域への渡航・滞在に当たっては最新の情報の入手に努めてください。
ウ また,ゲレフでは身代金目的の誘拐が発生することもあり,目立たないように行動する等十分注意してください。

(2)その他の地域
 上記以外の地域の治安は概して安定しており,危険情報は発出していませんが,最近では農村部から都市部への若者の流入が著しく,職に就けない若者たちによる犯罪(窃盗,空き巣,暴行等)が増加傾向にあり,注意が必要です。


3.渡航・滞在にあたっての注意
 入国の際の手続き,病気,交通事情などの渡航に際しての留意事項については「安全対策基礎データ」を御参照ください。
(1)上記地域別情勢を踏まえ,在インド日本国大使館(ブータンを兼轄),現地関係機関,報道等から最新の情報を入手し,十分な安全対策を講じてください。ブータン南部への渡航・滞在を予定している方は,国境を接するインド北東部諸州における情勢にも注意してください。また,「目立たない」「用心を怠らない」「行動を予見されない」を原則に行動し,誘拐被害等に遭わないよう留意してください。

(2)窃盗や強盗,暴行等の犯罪に巻き込まれないよう一人歩きや夜間の外出は控えるほか,現金やパスポートなど貴重品の管理には十分注意してください。

(3)外出中に暴動など不測の事態が発生した場合には,自宅や職場(旅行者の場合はホテル)等安全な場所に留まり,事態が沈静するまで待機するように心掛けてください。また,その際は,可能な限り在インド日本国大使館に連絡をしてください。

(4)ブータンは,標高数百メートルから7,000メートル級の山岳地帯まで標高差のある山脈に位置する国で,道路は山腹を走る曲がりくねった道がほとんどですが,道路の舗装状態が劣悪であり,無理な追い越しも多いことから,交通事故の危険性が高くなっています。また,国道1号線及び4号線沿いは,土砂崩れや落石の影響で通行止めが多発しますので注意が必要です。

(5)ブータンの病院はすべて公立で,外国人に対しても無料ですが,設備が不十分で,医療水準も決して高いとは言えず,輸血や手術を要するような治療は期待できません。万が一に備えて,緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険へ加入すること,常備薬を十分に携行すること,手術等の緊急医療移送が必要な場合の出国手段について確認しておくことを強くお薦めします。

(6)ブータンでは2012年に狂犬病発症による死者が確認されています。犬を含む感染の可能性のある動物に咬まれたり,接触したりしないように最大限の注意が必要です。特に夜間は,野犬の活動が活発になり,街灯や人通りも少ないことから野犬に噛まれる危険性が高くなるため,徒歩での外出は避けるようお勧めします。また,昼間でも,気が付かないうちに野犬の縄張りに入ってしまい,咬まれる事案が多く発生しているため,可能な限り現地に精通した人と行動することをお勧めします。
〇参考情報:厚生労働省検疫所(FORTH)「感染症についての情報 狂犬病」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html

(7)毎年6月から9月までが雨期となりますが,2016年7月末の集中豪雨では,南部を中心に各地で道路や橋の崩落,洪水被害が発生しましたので,同時期の渡航にあたっては,注意が必要です。

(8)ブータンにおいては,携帯電話が普及していますが,回線容量が少ないため,長期滞在する際などには,万が一の状況に備え,別の通信手段の確保(訪問先の村等で電話のある場所を確認するなど)を心掛けてください。

(9)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在インド日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○ 在インド日本国大使館(ブータンを兼轄)
 住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, India
 電話:(市外局番011)2687-6564,4610-4610   
   国外からは(国番号91)-11-4610-4610
 FAX:(市外局番011)2688-5587
   国外からは(国番号91)-11-2688-5587
 ホームページ:http://www.in.emb-japan.go.jp/index-j.html
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