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スリランカの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】(更新)

2017年11月13日
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【危険度】
●北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2009年5月に国内紛争が終結して以降,スリランカにおいてテロ事件は発生しておらず,治安情勢は大幅に改善されました。北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)については,かつて不特定多数の地雷があるなど危険な状況でしたが,現在では地雷原は特定され,除去作業が進められていることから,「危険レベル1:十分注意してください」に引き下げます。
●外国人が強盗や性犯罪など凶悪犯罪に巻き込まれる事例も報告されていますので,渡航・滞在にあたっては引き続き十分注意してください。
1 概況
(1)テロ情勢
ア 2009年5月に政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降,テロ事件は発生しておらず,全体的な治安・社会情勢は安定してきています。
 ただし,依然として北部州,東部州及び北中央州には国内紛争時に敷設・使用された地雷や武器弾薬が残存しており,政府軍等による地雷除去作業や武器弾薬の捜索活動が継続されています。また,民族や宗教・宗派間の対立が一部に見られ,2017年4月にはイスラム教関連施設の襲撃事件なども発生しましたので,治安・社会情勢については引き続き注視していく必要があります。

イ 2015年7月には,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の戦闘に参加するためシリアに渡航したスリランカ人が,同地で死亡したことが公表されました。その後もISILに感化されたとされる複数のスリランカ人がシリアに渡航したことが確認されています。治安当局は,国内においてイスラム過激派は浸透しておらず,具体的なテロの脅威はないとしていますが,インターネットなどを通じて個人的にイスラム過激思想に感化された者や,国内の民族・宗教間対立の影響を受けて過激化した者といった,いわゆる「ホームグロウン」によるテロが発生する可能性は排除されません。

ウ スリランカにおいては,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(2)一般治安情勢
ア コロンボや主要観光地を中心に全土でスリ,置き引きなどの一般犯罪が発生しています。2016年には殺人事件も500件発生しており,人口当たりの発生率は日本の3倍以上となっているほか,外国人が強盗や性的暴行などの凶悪事件に巻き込まれる事例も報告されています。また,違法薬物犯罪(所持,使用)も増加しています。

イ コロンボ市を中心にデモや大規模集会が頻繁に行われています。一部の参加者が暴徒化することもあり,治安当局による催涙ガスや放水でのデモ隊排除・沈静化がなされることがあります。さらに,デモ等が行われている周辺道路では大規模な交通渋滞等が発生します。常に最新情報の収集に努めるとともに,デモや大規模集会には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。


2 地域別情勢
(1)北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
 政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降,全土でテロ事件等は発生しておらず,治安情勢は大幅に改善されており,北部州も同様に顕著な回復が認められます。
 かつて,ムライティブ県の一部においては海岸や入り江から度々地雷が発見されるなど地雷原が特定されていませんでしたが,紛争終結から8年が経過し,地雷原は特定され,撤去作業が進められています。また,政府軍による治安対策,紛争地に残された武器弾薬の捜索も進展しており,現地の治安情勢は安定してきています。

 つきましては,同地域の危険レベルを「レベル1:十分注意してください」に引き下げますが,渡航・滞在にあたっては,引き続き地雷原の警告表示に注意するとともに,交通量の多い幹線道路を通行する,海岸や森林・草原地帯などには不用意に立ち入らないなど十分注意してください。また,最新の現地治安情勢について情報収集に努めるとともに,安全な渡航手段及び滞在先を選ぶ,夜間の移動はなるべく避けるなど安全対策を十分に行い,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

(2)上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 北部州,東部州及び北中央州
(ア)これらの地域の一部では地雷の埋設地域が点在していますので,地雷原の警告表示に注意するとともに,森林・草原地帯などには不用意に立ち入らない,車両で移動する際は交通量の多い幹線道を利用してください。なお,洪水や地滑り等によって地雷が移動することもありますので,不審物を発見した場合には決して近寄らないでください。
(イ)また,これらの地域では,軍や警察による道路封鎖や検問が行われている場合があります。2016年10月,北部州ジャフナ市において,治安当局の検問で停止しなかった車両が警察から発砲され,学生2名が死亡する事件が発生しています。当局の指示に従い,検問には必ず応じるよう,また停止の合図を見逃さないよう留意して下さい。

 つきましては,これら地域への渡航・滞在にあたっては,最新の現地治安情勢について情報収集に努めるとともに,安全な渡航手段及び滞在先を選ぶ,夜間の移動はなるべく避けるなど安全確保のための準備を十分に行い,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

イ スリランカ全土
 全土でスリ,置き引きなど一般犯罪が発生しているほか,日本人を含め外国人が強盗や性的暴行などの凶悪事件に巻き込まれる事例が報告されています。
 また,デモや大規模集会が頻繁に行われており,一部の参加者が暴徒化する事態も発生しています。デモや大規模集会には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。
 なお,2009年5月に国内紛争が終結して以降,テロ事件は発生しておらず,国内の治安情勢は安定してきていますが,イスラム過激思想に感化された者や,国内の民族・宗教間対立の影響を受けて過激化した者といった,いわゆる「ホームグロウン」によるテロが発生する可能性は排除できません。

 つきましては,スリランカへの渡航・滞在にあたっては,信頼できる旅行会社等を通じ安全な渡航手段・滞在先を選ぶとともに,現地の最新の治安情報に注意を払い,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。


3 渡航・滞在にあたっての注意
 スリランカへの渡航・滞在にあたっては,以下の注意事項を参考に,十分な安全対策を講じてください。また,日本国外務省,在スリランカ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めるとともに,不測の事態が発生した場合に備え,在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保してください。
(1)一般治安情勢
スリランカ全土でスリ,置き引きなど一般犯罪が多発しているほか,外国人が強盗や性的暴行などの凶悪事件に巻き込まれる事例も報告されています。最近の日本人の被害例は,窃盗(スリ/ひったくり/置き引き),暴行/性的暴行,詐欺,自宅における空き巣・強盗などです。日本人だとわかると親切心を装って近づき,乱暴しようとしたり,金品等をだまし取る犯罪が多いことから,言葉巧みに近寄る現地人には注意が必要です。また,スリランカ人ビジネスパートナー等による詐欺事案や金銭トラブルも発生していますので十分注意してください。
 有効な防犯対策等については,「安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●犯罪発生状況,防犯対策」をご参照ください。

(2)交通事情
 交通事情や運転マナーは決して良いとは言えず,交通事故が多発しています。幹線道路では,スピード超過や中央車線をはみ出す対向車両が多いことから,交通事故に遭わないよう十分注意してください。また,警察や軍など治安当局が実施する検問には必ず応じるようにしてください。
 その他,スリランカにおける交通事情については,「安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●滞在時の留意事項」をご参照ください。

(3)水難事故
 スリランカの海岸は,引き潮が強く,また,海岸近くに潮の流れの速い極めて危険な箇所が多いため,遊泳中の水死事故が多発しています。遊泳禁止の警告表示も少なく,ライフガードもいません。ホテル従業員や現地の人から遊泳の可否,遊泳可能な海岸などの情報を入手するとともに,波が高い場合は海に入らないなど十分注意してください。

(4)自然災害
 スリランカにおいては,地震,台風等の自然災害は少ないとされていますが,地域によって豪雨災害や深刻な干ばつなどが発生しており,2016年5月,2017年5月には,南西モンスーンの影響でスリランカ南西部において豪雨が続き,河川の氾濫,山間部の土砂崩れなどで多くの犠牲者を出しました。
 自然災害に際しては,各交通機関が運休し,電話やインターネットが不通となるなど外部との連絡が寸断され,さらに物資の供給が十分に及ばなくなります。緊急備蓄品(食料や飲料水(10日~2週間分程度)に加え,懐中電灯,ライター,ろうそく,携帯ラジオ,予備の電池等)を準備するなど,日頃から自然災害に対する警戒を怠らないようにしてください。また,テレビ,ラジオやインターネット等で常に最新の情報を入手するよう心がけてください。

(5)感染症等
 スリランカにおけるデング熱の流行に伴い,感染症スポット情報を発出しています。詳細については,以下のリンクをご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C154.html
 また,感染症対策,スリランカにおける医療事情については「安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●風俗,習慣,健康等」をご参照ください。

(6)海外旅行傷害保険への加入
 スリランカの医療機関は治療費を保険や実費で負担できなければ診察・治療を断る状況が往々にして見られますが,体調不良から,医療機関を紹介してほしいと現地日本国大使館に相談される方の中には海外旅行傷害保険に加入していない方も少なくありません。
 医療面に限らず,万が一,事故・盗難被害にあった場合に備える意味からも,緊急移送サービスを含む十分な補償金額の海外旅行傷害保険に加入することをお勧めします。

(7)その他スリランカに渡航・滞在するにあたっての留意事項(注意すべき取締法規等)については,「安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●滞在時の留意事項」をご参照ください。

(8)在留届・たびレジ
 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  (内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  (内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/
 https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在スリランカ日本国大使館
  住所:No. 20, Srimath R.G. Senanayake Mawatha, Colombo 7,Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
  電話:(市外局番011)2693831~3
    国外からは(国番号94)-11-2693831~3
  ファックス:(市外局番011)2698629
    国外からは(国番号94)-11-2698629
  ホームページ: http://www.lk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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