ラオス | Laos

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は(日本時間)現在有効です。

ラオスの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2017年01月13日

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【危険レベル】
●サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●上記以外の地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●サイソンブン県,シェンクワン県クーン郡及びパーサイ郡の一部地域では反政府勢力が活動しており,車両等を狙った襲撃事件や爆発事件,政府軍との衝突事案が発生しており,不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため,不要不急の渡航は止めてください。
●国道13号線のビエンチャン県カーシー郡及びルアンパバーン県プークン郡付近において夜行バス等に対する襲撃事件が発生しているため,同国道を利用する場合には夜間の移動を避け,日中であっても複数の車両で移動する等,細心の注意が必要です。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)ラオスでは,サイソンブン県(2013年12月末に県として設置。旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡により構成)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部は,依然反政府武装勢力が活動している模様です。これらの地域では,不測の事態に巻き込まれる可能性も排除できません。同地域では,過去に,反政府勢力とみられるグループと政府軍との間で戦闘が発生したとの情報があるほか,バス又はバスターミナルを狙った爆発事件や乗客等への襲撃事件等が発生しています。
 また,2014年秋には,サイソンブン県及びシェンクワン県の県境付近にて襲撃事件があり,外国人が銃殺された事案や地雷が道路に仕掛けられ,人的被害はなかったものの,走行車両が被害に遭ったという報告もあります。
 2015年11月から現在までサイソンブン県中心地に近い主要道路及び山岳地帯にて襲撃事件が複数発生し,外国人を含む民間人に死傷者が出ました。サイソンブン県及びシェンクワン県パーサイ郡は治安が悪化しています。
何れの事案も反政府勢力の犯行とは断定されていませんが,一部の地域では,現在も不測の事態に備え,
政府軍等による検問及び駐留警戒が行われています。

(2)首都ビエンチャンを中心に,置き引き,侵入盗,ひったくり,強盗が多発しており,日本人も多数被害に遭っています。最近では,特にひったくり及び路上強盗,住宅への押し入り緊縛強盗が多発し,被害者に女性や子どもが含まれることも珍しくありません。ひったくり及び空き巣の犯人グループが拳銃及びナイフ,硬質の棒等で武装しており,被害者に抵抗された際,年齢及び性別に関係なく,容赦なく危害を加えてくるのが特徴です。当局は,市内全域に,ひったくり,路上強盗,侵入盗多発警報を発出しています。ラオス国内では銃器が規制されていますが,近隣諸国から密輸入されているとの情報があり,国内では,相当な数の銃器が出回っているようです。少年が警備員と口論となり,所持していた拳銃で警備員を殺害するという事案が報告されるなど,銃器を使った凶悪犯罪が増加しています。今後も同種の事件が発生する可能性は排除できませんので,渡航に際しては十分な注意が必要です。

(3)これまでに,ラオスにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域別情勢
(1)サイソンブン県(旧ビエンチャン県サイソンブン郡,ホム郡及び旧シェンクワン県タートーム郡)(但し,国道1D号線は除く),シェンクワン県クーン郡南部(但し,国道1D号線は除く)及びパーサイ郡中部及び南部
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア 旧サイソンブン特別区に当たるサイソンブン県には,反政府武装勢力が存在するといわれています。

イ サイソンブン県は,2006年まで,サイソンブン特別区として軍が実質的な統治をしていた地域であり,同年にビエンチャン県及びシェンクワン県に分割編入された後も,治安は安定したとはいえません。同県北部の山岳地帯では,依然として治安状況が不透明であり,不測の事態に巻き込まれる可能性は排除できません。
 2014年秋には,外国資本現地法人の外国人職員が車両で通行中に襲撃を受け銃殺された事案や,人的被害はなかったものの,地雷が道路に仕掛けられ,走行車両が被害に遭ったとの事案の報告があります。いずれの事案も反政府勢力の犯行とは断定されておりませんが,一部の地域一帯では,現在も不測の事態に備え,治安当局による検問及び駐留警戒が行われ,警護車両が先導し,通行していることもあります。
 これまでは同県内奥地(山岳地帯)で襲撃事案が発生したという報告がありましたが,2015年11月には,山岳地帯に加え,サイソンブン県中心地に近い主要道路でも車両が銃撃される事案が複数発生し,現地在住のアジア系外国人を含む民間人が複数死傷した模様です。また,同襲撃事案を受け,治安当局が巡回警備を強化していたところ,反政府武装勢力との衝突が起こり,治安当局側にも死傷者が出ました。
 2016年1月には,現地在住中国人の車両が走行中に爆破され,複数が死傷しました。その他兵士及び住民が仕掛けられた地雷を踏み,複数が死傷したという報告もあります。

ウ サイソンブン県アヌヴォン郡とローンチェン郡(旧ビエンチャン県サイソンブン郡)とシェンクワン県パーサイ郡の郡境及びシェンクワン県パーサイ郡とサイソンブン県タートーム郡の郡境付近(但し,国道1D号線は除く)は,2012年から2013年にかけて反政府勢力と政府軍の衝突が頻発しました。

エ シェンクワン県クーン郡南部及びパーサイ郡中部及び南部においては,過去に反政府武装勢力によるものとみられる集落の焼き討ち事件や銃撃戦が発生するなど,乾季になると,断続的に反政府勢力と政府軍との間で衝突が発生している模様です。これらは外国人を標的とした事案ではありませんが,今後,同勢力が現政府の信用を失墜させることを目的に,外国人に危害を加えることも考えられます。
 2015年11月以降,パーサイ郡において,同郡軍兵士及び地元住民が同郡にて道路若しくは畑に仕掛けられた爆弾によって死傷するという事案が発生したとの報告もあります。

オ 国道5号線からシェンクワン県ポンサワンへ向かうルート上には,要所に軍の検問所が設置されています。ラオス政府が外国人の通行を禁止しているほか,ラオス人であっても通行証がないと通行できないなど,厳しい通行制限措置がとられています。
 同地域では,過去に少数民族と行動を共にしていた欧米人ジャーナリスト等が当局に拘束され,国外退去処分を受けたり,米国人が少数民族と接触した結果,ラオス政府の行う少数民族政策への干渉・妨害行為に当たる等として,治安当局に一時身柄を拘束され,その後国外退去処分を受ける等の事件が発生しています。

 つきましては,同地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。渡航・滞在される場合には,通信手段が確保できない場所や山岳地帯への立入りは避けるなど,特別な注意を払うとともに,十分な安全対策を取ってください。

(2)上記以外の地域(首都ビエンチャンを含む)
 レベル1:十分注意してください。

ア 首都ビエンチャンでは,置き引き,ひったくり,スリ,侵入盗といった一般犯罪が引き続き増加傾向にあり,日本人がこれら犯罪の被害に遭う事案も増えています。2015年度中には,邦人がひったくり,路上強盗,睡眠薬強盗,住居侵入,置き引き,詐欺等の被害に遭い,中には邦人が負傷したとの被害報告もありました。また,首都圏では,銃器を使用した強盗等の凶悪犯罪も継続して発生しており,外国人も被害に遭っています。特に最近懸念されていることは,不良少年が銃器を所持していることであり,相当な数の銃器が出回っている模様です。
 近年,オートバイの窃盗及び自動車窃盗,車上狙い事件が多発しています。特に人通りのない,暗い路上には駐車せず,明るい場所や警備員が常駐している場所を選定してください。

イ 国道13号線北は,首都ビエンチャンと北部各都市を結ぶ幹線道路でありながら道幅は狭く,特に北部山岳地帯を通る部分においては,大型車両の相互通行が困難な場所も多くあります。また,通行車両の増加により,道路の損傷が激しい場所もあります。山岳地帯における車両落下防止のガードレールの設置も進んでおらず,その中を急スピードで走行する車両もあり,特に路面が滑りやすい雨季には,特段の注意が必要です。
 2016年10月にはルアンパバーン県ナーン郡においてビエンチャン発中国昆明行きの夜行(寝台)バスのブレーキが利かなかったことにより崖から転落し,外国人を含む死傷者が出ました。夜行バスが谷へ転落する事故は毎年発生しているので,その利用には相当の注意を要します。

ウ 過去には国道13号線北のパクポー地点及び国道13号線北カーシーとプークーン間において,反政府集団と見られる武装勢力グループと政府軍との間で戦闘が発生したとの情報がありました。
 同地域の情勢は,2008年以降落ち着いていましたが,2016年1月,ビエンチャン県カーシー郡において,バスが夜間何者かに銃撃され,乗員1名が負傷する事案(競合運輸会社同士の確執或いは反体制派による銃撃が原因との未確認情報があるものの背景は不明)が発生したほか,国道13号線を夜間走行していた車両が銃撃され,複数が負傷する事案が発生しました。
 2016年3月には,ルアンパバーン県プークーン郡において,ダム建設のため駐留していた中国人キャンプが襲撃され,複数死傷者が出た模様です。
これらの事案に共通しているのは,夜間等日没後に発生していることです。従ってビエンチャン県とルアンパバーン県を結ぶ国道13号線の移動については,道路事情及びバス自体の安全性等に加え,治安面からも夜行バスの利用は極力避けてください。日没後等夜間の移動は,当該地域をまたぐ空路をお勧めしますが,やむを得ず陸路で移動する場合には,日中であっても単独車両によることなく,複数の車両と共に十分注意して移動することをお勧めします。

エ ラオス国内では,国道等の主要幹線道路であっても,集落から隔絶された山道になっている場所が多く,このような場所でいわゆる山賊による襲撃事件が発生しています。また,これら山道においては,雨季になると至る所で土砂崩れや地面の陥没等が発生し,事故の原因となっているため,陸路で移動する際には経路の安全状況を十分に確認する必要があります。また,ラオスの長距離バス(含む夜行バス)には座席ベルト等の設備がないものが多い他,車両が十分に整備されていないものも多く,安全性が懸念されています。

オ シェンクワン県ペーク郡ポンサワン市から同県クーン郡並びにサイソンブン県タートーム郡を通っている国道1D号線では,過去に反政府勢力と政府軍との間で武力衝突が発生していた模様ですが,治安部隊が常駐したこともあり,最近,同区間における同種の情報には接していません。道路も整備されているため,道路事情は良く,こうした状況から一般車両の通行が増えている模様です。

カ シェンクワン県クーン郡北部は,シェンクワン県の中心部であるペーク郡と隣接しており,比較的安定した治安状況が保たれていますが,シェンクワン県パーサイ郡南部は,サイソンブン県と接しているため,安定した治安状況とは言えません。

キ フアパン県サムヌア周辺地域には,アヘンやモルヒネの原料となるケシ(芥子)の不法栽培を行う農家が存在します。外国・国際機関の支援等もあり,このような不法栽培は一時的に減少しましたが,代替作物への移行指導が行き届いておらず,ケシの栽培に対する警察当局の対応も十分とは言えないことから,最近,ケシの作付面積が再び増加してきている模様です。同地域では,渡航者が麻薬絡みの犯罪に巻き込まれる可能性も排除できません。

ク シェンクワン県ポンサワンからフワパン県サムヌア,またサムヌアからナムソーイのベトナム国境までを繋ぐ道路の幅が狭く,大型車両の相互通行が困難な場所が多く存在します。山岳地帯においては対向車を確認するミラーが少なく,また,車両落下防止のガードレールの設置もなされていません。北部地域は霧が出ることも多いため,特に乾季(比較的寒い時期)の山岳地帯の陸路移動は注意が必要です。

ケ 2015年11月には,ビエンチャン郊外にあるバンビエン(外国人旅行者に人気のリゾート地)付近で銃撃事案が発生した模様です。

 つきましては,これらの地域に渡航・滞在される方は,信頼できる旅行会社等を通じ,安全な渡航手段・滞在先を選ぶとともに,現地の治安情報にも注意を払い,都市部や郊外の混雑する場所にはできるだけ近づかない,夜間の外出・移動は控える,公共交通機関は極力利用しない,山間部の訪問を避けるなど,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。


3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記の事項に留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在ラオス日本国大使館,現地治安関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。また,一般犯罪,国内移動手段等の詳細については,<安全対策基礎データ>を参照してください。

(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 外国人住居,ゲストハウス,日本人が多く利用する宿泊施設への侵入(未遂)・強盗事件が発生しており,銃器を使用した凶悪なものも報告されています。住居,宿泊施設の選定に当たっては防犯設備が整っているかを確認してください。また,在宅中は鍵,ドアチェーン等の施錠を確実に行い,訪問者があった場合には,ドアスコープ等で外を確認し,見知らぬ者の場合には,不用意にドアを開けることなくチェーンをしたまま応対するなどの安全対策をとってください。
 ホテルやサービスアパートメントの従業員による窃盗や化粧品等消耗品の無断使用等の被害が報告されています。現金,電子機器等の貴重品の他,使用されては困る消耗品の管理には気を付けください。
 客室に備え付けられている貸金庫についても,100%安全とは限りませんので,注意が必要です。従業員等は,有事の際(宿泊客による暗証番号や鍵の亡失等)必要に応じ,金庫を開ける任務を担っており,必然的にマスターコードやマスターキーが貸与されています。日本では考えられないことであっても,海外ではそれらを悪用する従業員も少なからずいるので,注意が必要です。

イ 当地では治安当局が犯罪の予防及び交通取り締まり等を目的とした検問が各所で強化されており,身分証の確認も行われています。パスポート等の身分証は外出時には常に携帯する必要がありますが,紛失や盗難には十分注意してください。


ウ バス(路線・長距離とも)やタクシー,三輪自動車(トゥクトゥクやサムローと呼ばれるもの)等,庶民の足として親しまれている公共交通機関は,往々にして運転が乱暴であったり,整備が十分でなかったりするなど,信頼性や安全性に欠けるものが少なくありませんので,利用する場合には十分な注意が必要です。特に整備不良の車両が多く,突然車体から出火する事案報告もあります。また,道路事情の悪いラオスでは,小型船舶が主要交通手段となっている場所が少なくありません。しかし,定員規制や安全基準を満たしていない船舶も多く,利用には注意が必要です。

エ 特に都市部では,自動車やオートバイの交通量増加に伴い交通事故が頻発しており,日本人が被害に遭う例も報告されています。教習を受けていない多くの児童や学生がオートバイや自動車を運転し,通学しています。事故当事者の多くが,無免許及び無保険,酒気を帯びて運転している者であり,事故の被害者となった場合でも,相手方からの補償は期待できませんので,外出する際は交通事故に遭わないよう安全確保に留意してください。

オ 最近,客側が免許証を所持していなくても簡単にバイクの貸出しを行う店が多く,その結果,整備不良のオートバイを押しつけられ,事故を起こす事案が多発しています。当然のことながら,現地で自動車やオートバイ等を運転するには国際免許証が必要です。事故を起こした際,罪に問われたり,事故後に保険の適用が受けられなかったりといったトラブルを背負い込んでしまう例がみられます。また,レンタルバイクを利用する際,店側から「オートバイの担保として,旅券を預かる」と言われることが多くありますが,海外でご自身の身分を証明する唯一の身分証明証である旅券を安易に預けることは危険です。ついては,上記当地事情から,レンタルバイクの使用は避けた方が無難です。滞在中,やむを得ず自動車やオートバイを運転される場合には,必ず事前に国際免許証を取得するようにしてください。

カ 過去に,国内のバスターミナルやバス等の交通機関を狙った爆発事件,襲撃事件が発生しており,外国人も不測の事態に巻き込まれる可能性が排除されませんので,十分な注意が必要です。日頃から治安情勢に関心を持って報道等に注意し,テロの標的となるような政府関係施設の訪問は必要のない限り控えるとともに,外国人を含め不特定多数の人が集まる場所(公共施設,レストラン,ショッピングモール,デパート,カフェ,ナイト・クラブ等)及び主要外国関連施設(例えば各国の在外公館)を訪問する際,また公共交通機関などを利用する際には,周囲への警戒を怠らぬようにし,不審物・不審者等を発見したら早めにその場から離れるなど,慎重な行動を心がけてください。

キ ラオスの医療水準は低く,近代的な医療施設や機器もまだ十分には整備されていないため,ラオスの富裕層や外国人はタイの病院を利用している人が少なくありません。特に重い病気や負傷の場合には,タイなどへ緊急移送され,高額な移送費及び治療費を請求されることがあります。旅行に際しては,医療面に限らず,事故や盗難被害等に備える意味からも,包括的な内容の海外旅行保険に加入すること(医療では緊急搬送付き)をお勧めします。

(2)観光旅行者向けの注意事項
ア ラオスには,多くの個人旅行者(バックパッカー)が訪れますが,このような旅行は,自分自身による安全確保が何より重要です。渡航前に十分な情報収集を行い,旅行プランの安全性を確認してください。また,現地で知り合った旅行者同士の情報交換は有益ですが,必ずその情報の真偽を確認するようにしてください。特に「人から聞いた話」といった伝聞情報に基づく行動は,時に大変危険な結果を招くことがあります。更に,安易な気持ちで見知らぬ人物の案内に従うのは大変危険ですので留意してください。

イ 首都ビエンチャンやルアンパバーン等の観光地でのひったくりやゲストハウス等への侵入盗,長距離バス内でのスリや置き引き等の被害が発生しています。また,「いかさま賭博」に誘われ,金品等を巻き上げられる被害の他,儲け話を持ちかけ,相手が油断したところを見計らってクレジットカード番号等を盗み,キャッシングされる被害なども発生しています。その他睡眠薬強盗の被害も増加傾向にあります。特に,見知らぬ者に安易について行ったり,儲け話やうまい話に乗ることは,金銭的な被害のみならず誘拐の被害に遭う可能性もありますので,十分注意してください。
 なお,2015年12月には,クレジットカードのスキミングによりATMから現金が不正に引き出された事案が発生し,ラオスで初めてスキミング犯(外国人)が逮捕されました。
 地方では,地元住民投資家に対する詐欺容疑で外国人を含む複数の犯人及び偽造米ドル及びラオスキープ紙幣を売買していた犯人グループが逮捕されました。当局から同様の手口の犯罪に対する注意喚起がなされています。

ウ 麻薬等違法薬物の密輸,販売,運搬,製造,不法所持,譲渡を行うと,場合によっては死刑等の重刑が科されます。近年複数の外国人が麻薬所持容疑で死刑判決を受けています。裁判所は,麻薬事犯に対し極刑を下しており,年間20名が死刑判決を受けています。「違法薬物とは知らなかった」等の言い訳は通用しません。絶対に興味を示さないようにすることはもちろん,繁華街の路地裏など犯罪の温床となるような場所には近づかない,あるいは不審なもの(タバコ,高級茶葉と称される例が多い)を購入しないことが肝要です。また,2014年外国からワッタイ国際空港に薬物を密輸しようとした外国人女性が空港当局により摘発され,その後裁判所から死刑判決を受けています。自分では気付かないうちに「運び屋」として利用される可能性もあるので,見知らぬ人物又は知り合ったばかりの人物から,「報酬を払うので△△氏へのおみやげを持って行って欲しい」などの依頼を受けた場合は,毅然とした態度をもってこれを断るようにしてください。なお,知らない間に手荷物に薬物等を入れられてしまうこともあるので,特に空港等においては手荷物の管理を徹底することが肝要です。
 
エ 買春行為は犯罪です。状況によっては刑罰が科されることになります。違法行為は絶対にしないよう留意してください。

オ 木材の伐採,収集,取引(違法な木材切り出し業)が慢性的な問題となっており,近年厳しく管理されていると共に取り締まりの対象となりますので,ご注意ください。


(3)長期滞在者向けの注意事項
ア 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

イ 外出の際には,身の周りの安全に十分注意してください。混雑する場所には極力近づかない,可能な限り夜間の外出は控える,目立つ服装をしない,自転車の前かごに不用意にバッグを入れない等,犯罪に巻き込まれないよう注意してください。貴重品は,施錠設備のある安全な場所に保管する若しくは,身体から離さないようにし,盗難亡失防止に心がけてください。

ウ 首都ビエンチャンを中心として侵入盗事件が多発しています。特に雨季に侵入盗事件が多発しています。自宅や滞在先の防犯状況を再点検し,十分な防犯措置を講じて犯罪に巻き込まれないよう注意してください。門扉の金属装飾や外壁の鉄製忍び返し等を換金目的で窃取する事例も報告されているので注意が必要です。

エ 携帯電話をお持ちの方は,緊急時に連絡が取れるよう常時携行してください。また,外出時には家族や職場の同僚等必要な範囲内の人に行き先,帰宅予定時間を告げておく等,常に自身の所在を明確にするようにしてください。

(4)短期滞在者向けの注意事項
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp (PC版)
 https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ラオス日本国大使館
 住所:Sisangvone Road, Vientiane, Lao People's Democratic Republic
 電話:(市外局番021)-414400~414403
   国外からは(国番号856)-21-414400~414403
 FAX:(市外局番021)-414406
   国外からは(国番号856)-21-414406
 ホームページ: http://www.la.emb-japan.go.jp/index_j.htm