ニカラグア | Nicaragua

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年11月28日(日本時間)に失効しました。

ニカラグアについての危険情報【危険レベル継続】(更新)

2016年11月15日

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●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
【ポイント】首都マナグア市及び観光地では,昼夜を問わず,日本人や欧米からの旅行者が,けん銃や刃物による路上強盗,タクシー内強盗の被害に遭っていますので,十分注意してください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。


1.概況
(1)ニカラグアにおいては,全土において,政治的要求(公正な選挙制度の実施等),貧困対策,福祉政策,運河の建設中止等を要求するデモが頻繁に発生しています。

(2)2016年上半期の犯罪認知件数は,48,267件で,前年同期比2.9%増と増加傾向にあり,依然として高い水準で推移しています。特に銃器等による凶悪な殺人,強盗,強姦等の凶悪犯罪が後を絶たず注意が必要です。犯罪の認知件数の約4割をマナグアが占めていますが,近年の傾向として,マタガルパ,チナンデガ,マサヤ,グラナダ,レオン等の首都近郊に所在する地方都市への拡散,グラナダ,サンフアン・デルスール,コーン島等の観光地における外国人を対象とした強盗,窃盗被害の増加傾向がうかがえます。

(3)ニカラグア国軍によれば,国内に約8,500個の対人地雷が埋設されていましたが,2010年6月に国軍は地雷の完全除去を宣言しました。しかし,北部山岳地域を中心に,未だ除去されていない地雷が存在しており,2010年から2013年までの間に9名の死傷者で出るなど,地域住民の脅威となっています。また,北カリブ自治区のシウナ,ロシータ及びボナンサ市を結ぶ三角地帯では,武装集団に対する掃討作戦が強化されており,作戦に伴う銃撃戦が発生していることから,注意が必要です。

(4)首都マナグア市及び観光地では,昼夜を問わず,日本人や欧米からの旅行者が,けん銃や刃物による路上強盗,タクシー内強盗の被害に遭っています。

(5)ニカラグアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(6)ジカウイルス感染症の流行に伴い,ニカラグアには感染症危険情報「レベル1:十分注意してください。」を発出しています。詳細についてはこちら(/info/search/pcinfectioninfolist.html )をご参照ください。

2.地域別情勢
 全土:「レベル1:十分注意してください。」
 2016年上半期で犯罪を最も多く認知した県は,首都があるマナグア県で,続いてマタガルパ県,マサヤ県,グラナダ県,レオン県,エステリ県,カラソ県の順となっています。
 一般的に,都市部や観光地では殺人,強盗,窃盗,強姦等の一般犯罪の発生が顕著であり,山岳地域では山賊化した武装集団による殺人,強盗,強姦事件が,ホンジュラス及びコスタリカの国境地域やカリブ海地域では麻薬密売組織の活動が活発化しており,これに起因した殺人,強盗事件等が発生しています。最近では,カリブ海側の地域において,先住民の土地所有権に絡む殺人や傷害事件も確認されています。
(1)首都マナグア市及びその周辺
 首都マナグア市では,銃器や刃物を使用した路上強盗,流しの乗合タクシー内で運転手と乗客が組んだタクシー内強盗が頻発しており,日本人をはじめとする海外からの旅行者等も被害に遭っています。更に,バンディージャと呼ばれる少年グループによる強盗、ひったくり等の犯罪が多く,特にグループ間の抗争(報復殺人など)が日常的に行われています。
 特に,マナグア湖畔のマレコン地区,旧市街地区,国際バスの停留所が集中するマルタ・ケサダ地区,オリエンタル市場及びその周辺地域では,殺人,強盗事件等の凶悪犯罪が集中して発生しています。

(2)観光都市周辺
 観光都市として,年間を通じて多くの外国人観光客が訪れるレオン県,グラナダ県,リバス県,コーン島等では,路上強盗やタクシー内強盗のほか,スリ,置き引き,ひったくり等の被害が後を絶たず,国際バス・ターミナル周辺や宿泊施設,レストラン等が集中する中心街では,特に注意が必要です。

(3)国境,山岳地域
 ホンジュラスに接する北部国境地域やコスタリカに接する南部国境地域では,麻薬密輸組織の活動が活発で,抗争事件と思われる殺人事件等も発生しています。
 また,北部山岳地域では,山賊化した武装集団による殺人,強盗,強姦事件が発生しており,特に夜間,長距離バスによる移動には注意が必要です。
 2014年7月19日には,マタガルパ県の国道等3か所で小銃やライフル銃の乱射事件が発生し,5人が死亡,約20人が重軽傷を負っています。

(4)太平洋側地域
 南部コスタリカ国境リバス県から北部ホンジュラス国境チナンデガ県までの太平洋側地域は,不法移民の北米への渡航ルートとなっています。最近では,特にアフリカ系の不法移民の急激な増加が社会問題となっており,これら移民を狙った強盗事件が度々発生しています。また,不法移民の中にはブローカーに騙され,置き去りにされる者もおり,生活費や渡航費を得るために観光客を襲う可能性もあります。

(5)ボアコ県
 2016年7月27日,ボアコ県警察本部長が同県ボアコ市の自宅前路上において,何者かから銃撃を受け,死亡する殺人事件が発生しました。一部報道では,本件は,地元麻薬組織による犯行との見方が強く,警察はこれまでに麻薬組織の男1名を逮捕しましたが,証拠不十分により釈放しており,未だに事件の解決には至っておりません。警察は同地域の麻薬組織を壊滅するため,取締りを徹底しており,場合によっては銃撃戦に発展する可能性もあります。

(6)北カリブ自治区(シウナ,ロシータ及びボナンサ各市を結ぶ三角地帯)
北カリブ自治区のシウナ,ロシータ及びボナンサ各市を結ぶ三角地帯においては, 2003年3月に武装集団の最大勢力のリーダーが射殺されて以降,国軍や警察との大規模な武力衝突は収束しましたが,依然,残党グループによる小規模な銃撃戦が発生しています。
 同グループが所持していたといわれる武器が未押収であり,現在も国軍及び警察による残党グループの掃討作戦が継続されています。また,これら武器が同地方で活動する麻薬組織の手に渡っているという情報もあり,麻薬密売組織による強盗,殺人事件も散発的に発生しており,今後の情勢次第では,治安状況が再び悪化する可能性もあり得ますので,同地域に渡航・滞在される方は,現地の情報収集を徹底してください。 

 つきましては,これらの地域への渡航にあたっては,危険を避けていただくため,特別な注意が必要です。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。更に,現地報道,在ニカラグア日本国大使館,現地関係機関のホームページ等より最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
ア これまで安全と言われてきたグラナダ,レオン,リバス等の地方都市においても,外国人を狙った強盗事件が増加しています。日本人以外にも,外国人旅行者や欧米系企業の駐在員等が被害に遭っており,十分な注意が必要です。日頃から,不審な人物や車両につきまとわれていないかを注意するなど,安全対策に留意してください。
イ マナグア市内にあるメルカド・オリエンタル(市場)は,バックパッカー用の一部の旅行雑誌等にも紹介されており,観光目的で立ち入る日本人旅行者もいます。しかし,同市場は殺人,強盗,傷害,ひったくりや薬物の密売等の事件が,昼夜を問わず頻発する非常に危険な場所として知られ,現地の一般市民でも安易に立ち入らない地区ですので,興味本位でも立ち入らないことをお勧めします。また,比較的安全と言われてきたメルカド・ウエンベス(市場)付近でも,最近では強盗,ひったくり,車上ねらい等の事件が増加しています。一般市民の利用する市場であっても,日本人旅行者や在留邦人が狙われるケースがありますので,十分な注意が必要です。
ウ ニカラグア国内では電力・給水事情等による停電・断水が頻繁に発生し,場合により長時間に及ぶ場合がありますので,普段から生活用水の備蓄に努め,断水に備えてください。また,停電は昼夜を問わず頻繁に発生しています。夜間の停電時は街灯や信号機が機能しなくなるために街中が真っ暗になり道路状況が見えにくくなります。特に交差点の通行には十分注意してください。
エ ニカラグアでの注意事項等の詳細は,外務省海外安全ホームページの「在留邦人向け安全の手引き」をご参照ください。「在留邦人向け安全の手引き」は,在ニカラグア日本国大使館のホームページ内「ニカラグア情報」( http://www.ni.emb-japan.go.jp/jp/nicaragua/index.html )からも見ることができます。

(2)長期滞在者への注意事項
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

(3)短期滞在者(観光旅行者等)への注意事項
ア 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。
イ 流しのタクシーは乗合制です。特に首都マナグア市及びその周辺,観光地等においては,運転手と乗客が共犯者となり,観光客等に言葉巧みに声をかけ,相場より安い料金を提示するなどして乗車させ,銃器を使用したり,殴る蹴るの暴行を加えたりして所持品を強奪するタクシー内強盗が跡を絶たず,日本人旅行者も被害に遭っています。このため,乗り合いタクシーの利用は避け,個人で貸し切ることができる無線タクシーやホテルのタクシーサービスを利用してください。
ウ 首都マナグア市では,バックパッカー向けの安いホテルが集中するTICAバス・ターミナル付近,同市東側のシモン・ボリバル通り,同市西側のカトルセ・デ・ディシエンブレ通りの間にあるウィリアム・ディアス地区及びマルタ・ケサダ地区の一帯においては,旅行者を狙った強盗などの凶悪事件が昼夜を問わず多発しています。日本人だけでなく欧米人旅行者も被害に遭っており,非常に危険です。犯人は男3~4人のグループで,歩行中の旅行者を取り囲み,羽交い絞めや首を絞めて抵抗できないようにし,無理矢理路上に押さえ込んで金品を強奪するもので,けん銃やナイフ等の凶器も所持しており,抵抗すると容赦なく反撃してくるため,非常に危険です。TICAバスを利用する方以外は,バス・ターミナル付近に不用意に近寄ることは避けてください。またバスを利用する方は,現金,貴重品,パスポート等の携帯方法にも十分注意し,自己防衛に努めてください。
エ バックパッカー向けの安いホテルは相部屋の場合が多く,貴重品を収納する個人ロッカー等の設置がないか,ある場合でも,多くは相部屋の中に設置されています。貴重品をロッカーに入れたまま部屋を離れた隙に,ロッカーをこじ開けられ貴重品全てが盗難被害に遭うケースも多いため,旅券等の貴重品の管理には特に注意してください。また,安宿で客室の鍵が簡易な場合,強盗等被害の危険性が高くなりますので,避けることが必要です。

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/ (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ニカラグア日本国大使館
住所:Plaza España 1 cuadra abajoy 1 cuadra al lago, Bolonia, Managua, Nicaragua
電話:2266-8668~8671
 国外からは(国番号505)-2266-8668~8671
FAX:2266-8566
 国外からは(国番号505)-2266-8566
ホームページ: http://www.ni.emb-japan.go.jp/index_j.html