西サハラ地域 | Western Sahara

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2017年03月13日(日本時間)に失効しました。

西サハラ地域についての海外安全情報(危険情報)の発出

2015年08月04日

関係国地図

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●「砂の壁」以東の地域(立ち入り制限地域を含む)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(引き上げ)
●「砂の壁」以西の地域(立ち入り制限地域及び下記の地域を除く)
:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
●ラユーン,スマラ,ブジュドゥール,ブクラ,ダフラ市内及びこれらの都市を結ぶ幹線道路
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)



☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)西サハラ地域においては,1974年にスペインが撤退後,同地域の領有を主張するモロッコと独立を目指す反政府組織ポリサリオ戦線との間で武力紛争が発生しました。この紛争は1988年に停戦が成立し,国連の監視下での状況が維持されています。この地域の帰属問題に関する話し合いは度々行われてきていますが,未だ解決には至っていません。現在,西サハラ地域の大部分はモロッコが実効支配しています。なお,モロッコ政府は,西サハラ地域内陸部にポリサリオ戦線の排除を目的として「砂の壁」と呼ばれる全長2千kmに及ぶ防護壁を設置しています。
(2)同地域では,砂漠地帯という地理的特性のため,厳格な国境管理が難しく,特に「砂の壁」以東の地域の国境付近では,イスラム過激派組織が活動しています。また,外国人に対する誘拐事件や銃犯罪の発生も報告されていますので,十分な注意が必要です。
(3)シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生した他,ISIL等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば,日本人,日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域情勢
(1)「砂の壁」以東の地域(立ち入り制限地域を含む)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(引き上げ)」
 西サハラ地域にはポリサリオ戦線の排除を目的として,モロッコによって築かれた「砂の壁」と呼ばれる全長約2千kmに及ぶ防護壁が内陸部に存在しています。防護壁から両側5km以内は緩衝地帯,同30km以内は立ち入り制限地域とされており,外国人が同地域に許可なく接近・立ち入ると,モロッコ軍当局,又は国連停戦監視団により拘束されます。また,砂の壁以東は,モロッコ当局も現実に管理できておらず,ポリサリオ戦線が活動する地域となっています。同地域には多くの地雷が未撤去のまま残されているため,触雷による事故で死傷者が発生している上,同地域はイスラム原理主義武装組織の活動地域でもあり,近年,外国人を標的とした誘拐事件等も発生しています。モロッコとポリサリオ戦線の停戦監視の任務に従事している国連停戦監視団関係者以外の立ち入り制限地域への接近や立ち入り,砂の壁を越えての往来は極めて危険です。
 つきましては,同地域の危険情報を「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」から「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」に引き上げます。同地域への渡航を予定されている方は、目的の如何を問わず渡航を延期してください。また、同地域に滞在している方は、直ちに国外等の安全な地域へ退避するよう強く勧告します。。
(2)「砂の壁」以西の地域(立ち入り制限地域及び下記(3)以外の地域)
:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
 砂の壁以西は,ポリサリオ戦線やイスラム武装組織の流入を防止する目的で約10万人のモロッコ軍が駐留し,厳重な監視が行われており,不用意に立ち入り制限地域に近づくと当局に拘束されるおそれがあります。また,多くの地雷が未撤去のまま残されていると見られ,大変危険です。
つきましては、同地域への渡航・滞在はどのような目的であれ控えてください。
(3)ラユーン,スマラ,ブジュドゥール,ブクラ,ダフラ及びこれらの都市を結ぶ幹線道路
:「レベル1:十分注意してください。」
 ラユーン,スマラ,ブジュドゥール,ブクラ,ダフラ及びこれらの都市を結ぶ幹線道路については,モロッコ治安当局が厳しく警備しており,治安は比較的安定しています。
 しかし,2010年11月,ラユーン及びその近郊において,モロッコ治安部隊とデモ隊との間で武力衝突が発生し,多数の死傷者が出たほか,ラユーンにおいて,2014年1月に2度の衝突があり,計90名以上が負傷,同年2月は1度の衝突で70名以上が負傷しています。また,2011年2月,ダフラにおいて分離独立派(ポリサリオ戦線)による破壊工作が行われ,17人が負傷,数台の車両が燃やされたほか,商店,銀行等の一部で略奪行為が行われ,同年5月には,ラユーンにおいて,ラジオ放送局が襲撃され,放送局や警察車両に対して火炎瓶が投げつけられる事案が発生しました。
 ついては,これらの都市に渡航・滞在する必要がある場合は,上記事案に十分留意してください。併せて,西サハラ地域におけるデモは武力衝突に発展する可能性が高いことから,デモや群衆には決して近づかないよう十分に注意して下さい。また,幹線道路沿いは,(一部集落を除けば)ほとんどが,人気もまばらな砂漠もしくは土漠です。移動中にトラブルが発生した場合は,救援を求めるのは困難な状況で立往生する危険がありますので十分に注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。なお,西サハラ地域には,日本国の在外公館は設置されていないため,緊急の事件・事故が発生した場合の迅速な対応が困難です。万一,事件・事故に巻き込まれた場合には,在モロッコ日本国大使館に連絡してください。
(1)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在モロッコ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は西サハラを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。また、届出は、FAXによっても行うことができます。FAX送付の際は在モロッコ日本国大使館まで事前連絡の上、送付してください。
(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)について、現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして、2014年7月1日より、外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などを受け取ることが可能ですので、是非活用してください。
(3)外務省,在モロッコ日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(4)旅券(パスポート)又は滞在許可証を常時携帯するとともに,特に夜間については,不要不急の場合を除き,外出を控えるようにして下さい。
(5)地雷の被害を避けるため,各都市間の移動時には幹線道路外の地域には決して立ち入らないでください。
(6)群衆には近づかないようにし,たとえ小規模なものでもデモ等に遭遇した場合は,直ちにその場所を離れてください。
(7)在モロッコ日本国大使館の所在するラバトから西サハラ地域までは,距離があることに加え,交通手段も制約されている等の理由により,この地域で事件・事故等に巻き込まれた場合は,大使館による迅速な対応は困難です。特に砂の壁以東における事件・事故への大使館による対応は極めて困難です。同地域への渡航は,どのような目的であれ延期してください。
 また,モロッコの「安全対策基礎データ」も参照の上,犯罪被害や事故に遭わないよう十分な警戒を心掛けてください。さらに,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入するなど,あらかじめ十分な対策をとってください。

4.隣国のアルジェリア及びモーリタニアに対しても,危険情報が発出されていますので,これらにも十分留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省 海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在モロッコ日本国大使館
 住所:39 Av Ahmed Balafrej, Souissi,Rabat,MAROC
 電話:(市外局番0537)63-17-82~85(85:領事部直通)
   国外からは(国番号212)537-63-17-82~85
 FAX:(市外局番0537)75-00-78
   国外からは(国番号212)537-75-00-78
 ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/index_j.htm