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テロ・誘拐情勢

2016年04月01日

1.概況
シンガポールでは、安定した国内情勢及び治安対策を反映して、近年テロ事件の発生はありません。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 シンガポールにおいては、テロ組織、反政府武装組織や国際的なテロ組織の関連組織による顕著な活動は確認されていません。しかし、2015年に、過激化したバングラデシュ人労働者27人がテロ行為を奨励する集会を組織していたとして当局に摘発され、本国に強制送還されました,また、インターネット等を通じて過激化したとされるシンガポール人2家族が戦闘目的でシリアへ渡航していることが当局によって確認される事案が発生しています。
  
3.誘拐事件
近年,シンガポールでは,数件の誘拐事件が発生していますが,2014年1月以降,誘拐事件の発生は確認されていません。

4.日本人・日本権益に対する脅威
(1)シンガポールでは、これまでのところ、日本人・日本権益に対する差し迫った脅威に関する情報はなく,治安機関の信頼性は高いと評価されていますが,他の地域では,近年,シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や,パリでの同時多発テロ事件等が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
(2)このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。