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アルメニア
安全対策基礎データ

更新日 2022年02月22日

1 アルメニア国内(人口約296.33万人:2021年/出典:アルメニア社会・経済情勢 2021年1月-12月)の治安は現在比較的安定していますが、2021年の犯罪発生件数は30,245件で、前年比約114%の増加となっています(2020年の犯罪件数は26,468件)。全犯罪の中ではスリ、置き引き等の窃盗が多く、13,303件発生しています(前年比で約115%増加)。
 近年は銃器の不法所持が社会問題化しており、2021年には、些細な口論から銃器を使った殺人、傷害に発展している事件の報道が散見されました。日頃から、トラブルに巻き込まれないような基本的な防犯、安全対策についての留意が必要です。
 また、最近は、麻薬に関する犯罪(特に麻薬の密輸)が増加傾向にあるため、麻薬関連の犯罪に関わらないような注意も必要です。

2 アルメニアの犯罪の約44%を占めるスリや置き引き等への防犯対策として、主に次の点に留意してください。
・現金やパスポート等の貴重品は、必ず身体に密着させて持ち、現金は少額ずつ分散して携行する。
・手荷物やバッグは身近に置き、目を離さない。
・歩行中、バッグ等は肩掛けとせず、できるだけ「タスキ掛け」にし、さらに手で押さえる。
・人混みや店頭で支払をするときには、周囲に財布の中身を見られないようにする。
・上着を脱ぐときには、上着のポケットから貴重品を取り出しておく。また、テーブルやイスに所持品を放置した状態で席を離れない。

3 これまでに、アルメニアにおいて日本人・日本権益を標的としたテロ事件は確認されておりませんが、2021年9月の「独立記念日」の式典会場に爆発物の設置を目論んだとされる男性が、現場に向かう途中で警察に拘束されたと発表されています。また、11月には、テロの容疑で国際的に指名手配となっていたバーレーン国籍の男性が、空港で拘束されています。
 詳細については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_199.html )をご確認ください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 在アルメニア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.am.emb-japan.go.jp/files/100166246.pdf )もご参照ください。

(手続きや規則に関する最新の情報については、駐日アルメニア大使館(03-6277-7453)にご確認ください。)

※新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限が取られていることがありますので、海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )等により事前に最新の情報をご確認ください。
 
1 査証
 日本国籍保有者がアルメニアに観光等で短期滞在する場合には、180日間まで無査証で入国・滞在が可能です。

2 通関
(詳細はアルメニア税関ホームページ(英語)(http://www.customs.am/default.aspx )をご参照ください。また、税関申告の要否が不明な場合は、係官の指示に従ってください。)

(1)通貨
 現金、証券などは総計10,000米ドル相当額まで無申告で持込み、あるいは持出しができます。これらを超過する場合は税関申告や許可が必要です。

(2)免税範囲
 総重量25キログラム、かつ総価値500ユーロまでは税関申告は不要です。

(3)持込み禁止品など
 武器類、違法ドラッグ、わいせつ図画等は持込みが禁止されています。

(4)その他
 個人利用と認められない数量の電気製品、高価な宝石類・貴金属等は課税対象となる場合があります。

1 アルメニアはアゼルバイジャンとの間でナゴルノ・カラバフの帰属や両国の国境線画定等を巡って対立しており、2020年9月27日にナゴルノ・カラバフおよび周辺の国境地域において大規模な軍事衝突が発生しました。同年11月9日に停止合意がなされた後も、国境地域においては現在においてもアルメニア側とアゼルバイジャン側の衝突が散発していることから、目的の如何を問わずアゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチェヴァン自治共和国との国境を含む)への渡航は止めてください。また、既に滞在している場合は退避してください.
 治安状況に関しては、在アルメニア大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」の該当箇所、海外安全ホームページ(以下)もご参照ください。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

2 アルメニアは地震の多い国です。現地滞在中は、現地の報道や地震情報にご注意ください。

3 道路事情が悪く、また現地のドライバーは交通法規を守らないことが多いため、横断歩道を歩行中や運転の際には注意が必要です。特に夜間の運転は危険です。

4 流しのタクシーを利用した場合には法外な料金を請求されることがありますので、信頼できる会社のタクシーを使うことをお勧めします。

5 アルメニアは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

6 アルメニアに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在アルメニア日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。
 在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によって行うこともできますので、大使館宛に送付してください。

7 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、アルメニアで事件や事故、自然災害等が発生し、在アルメニア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 世界で最初に公式にキリスト教を受容した国であり(301年)、国民の大多数がキリスト教(東方諸教会系のアルメニア教会)を信奉しています。

2 年間を通じて降水量が少なく乾燥しています。夏場は非常に気温が高くなるので、食品の衛生状況を含め、健康管理には十分注意してください。また、冬(12月~2月)は積雪があり、気温はマイナス10~20度まで下がります。路面の凍結にも注意が必要です。

3 最新の医療機器を設備として有している医療施設は限られており、高齢の方および健康に問題のある方の渡航は、特にご留意ください。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/armenia.html
において、アルメニア国内の衛生・医療事情や、現地医療機関の情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報 (https://www.forth.go.jp/index.html )

4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

5 エレバン市内都心部では上下水道が整備されているため水道水は歯磨きや調理には使えますが、飲用にはミネラルウォーターをお勧めします。

○警察:電話 102
○消防:電話 101
○救急:電話 103

◎在アルメニア日本国大使館
  電話: (国番号374)-(市外局番11)-52-30-10
  閉館時の緊急連絡先 :(国番号374)-(市外局番41) 43 41 45

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902/2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在アルメニア日本国大使館
  住所:Babayan street 23/4, Yerevan 0037, Republic of Armenia
  電話:(市外局番011)-52-30-10
     国外からは(国番号374)-11-52-30-10
  ホームページ:https://www.am.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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