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ベリーズの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2023年05月29日
危険情報
地図

危険レベル・ポイント

【危険度】
●ベリーズシティ
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●ベリーズシティ市内南部地域での治安は引き続き不安定な状態です。
●ベリーズでは、銃器を使った犯罪が断続的に発生しており、特にベリーズシティ市内南部地域においてギャング組織関連の犯罪が頻発していることから十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)ベリーズでは、銃器を使った犯罪が断続的に発生しており、特にベリーズシティにおいて頻発しています。ベリーズシティ市内南部の一部地域ではギャング組織同士の抗争と思われる銃撃事件や殺人事件が頻発し、一般市民や未成年者が巻き込まれるケースもあります。市内の治安悪化を受け、治安当局はベリーズシティ市内南部の一部地域に対して断続的に非常事態宣言を発令しています。しかし、これまで同宣言が解除されると再び犯罪が増加するなど、依然として治安の改善はみられません。
(2)ベリーズにおける2022年の殺人事件の発生件数は113件を記録し、人口10万人あたりの殺人による死者数は約25人と日本に比べ高い数値となっています。殺人事件及び強盗事件等の主要犯罪の約半数がベリーズシティ市内で発生しており、ベリーズシティの治安は引き続き不安定な状態です。2021年と比較すると2022年の殺人事件は減少しましたが、依然としてギャンググループ間の抗争は続いており、強盗や侵入窃盗事件等は増加傾向にあり、主要犯罪の発生件数は前年に比べ152件増加しました。
(3)2019年2月7日には、ベリーズシティ市内北部で日本人が強盗被害に遭い、拳銃で殺害される事件が発生するなど、従来比較的安全とされてきた地域においても十分注意が必要です。
(4)これまでに、ベリーズにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロに巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、テロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_288.html)も参照してください。


2 地域情勢
ベリーズシティ
レベル1:十分注意してください。(継続)  
 ベリーズシティはベリーズ経済・商業の中心地ですが、武器や麻薬の密輸に絡むギャング組織が複数存在すると指摘されており、利権をめぐる組織間抗争が後を絶ちません。
 これまで、治安に問題があるとされている地域は、ベリーズシティ市内を二分するベリーズ川の南側でしたが、治安当局による同地域の取締り強化の結果、従来は比較的安全とされてきたベリーズ川の北側においても殺人事件や強盗事件等の凶悪事件が発生するようになりました。観光客や富裕層を狙った窃盗事件等も起きており、ベリーズシティ全域において十分な注意が必要です。
 また、薬物取引とともに違法銃器の蔓延が指摘されており、銃器等を使用した殺人事件や強盗事件が発生しています。
 ベリーズシティ市内南部の一部地域については、急激な治安悪化を受け、2022年8月に治安に関する非常事態宣言が発令されました。同宣言は同年9月に解除されましたが、解除後もベリーズシティにおける殺人事件、強盗事件は依然として増加傾向にあります。

 つきましては、ベリーズシティへの渡航滞在にあたっては危険を避けるため十分な注意が必要です。報道等により最新の情報の入手に努め、危険を避けるよう心掛けてください。


3 滞在に当たっての注意
 滞在中は、上記情勢及び下記事項に留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在ベリーズ日本国大使館、現地関係機関及び報道等から最新情報を入手するよう努めてください。ベリーズシティにおける取締りが強化される一方で、ギャング組織絡みの事件が地方でも増加傾向にあると指摘されており、ベリーズシティ以外の地域でも、同様に身の安全を確保することを十分心掛けてください。
(1)ベリーズでは、外国人や観光客を対象とした凶悪事件の発生は、近隣諸国と比べれば比較的少ないとされていますが、ベリーズシティを中心にギャング組織が複数存在すると指摘されています。不用意に市内南部地区に立ち入ると不測の事態に巻き込まれる危険性がありますので、これらの地域や群衆が集まる地域には近づかないよう十分注意してください。
(2)件数は多くないとはいえ、外国人をターゲットとした誘拐(拉致)事件も発生していることに留意し、滞在に当たっては、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の3原則を守り、日頃から最新の誘拐事件情報を継続的に入手するよう努めてください(詳細は 、 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_288.html を参照してください。)。
(3)日頃からベリーズの治安状況に注意し、新聞やテレビ、ラジオ等からの情報収集に努めてください。さらに、混乱が起きた場合の基本行動についても常に検討してください。過去の事例から、危険の兆候が高まると、給油所や食料品店等に長蛇の列ができやすいので、普段から食料や飲料水の備蓄を心掛け、自家用車の給油は頻繁に行うようお勧めします。
(4)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ベリーズに3か月以上滞在される方は、在ベリーズ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ベリーズ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html


4 近隣の中南米諸国についても、別途「危険情報」が発出されていますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311  (内線) 2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9926
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ベリーズ日本国大使館
住所:Toucan Plaza, 7299 George Price Boulevard, Belmopan, Cayo District, Belize
電話:(+501) 822-1202
FAX:(+501)822-1206
代表アドレス:info-belize@bf.mofa.go.jp 
ホームページ:https://www.bz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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