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キルギス

2018年09月19日

1.概況
(1)キルギスでは,2016年8月30日に中国大使館で発生した車両を使用した自爆テロ以降,テロ事件は発生していません。しかし,2017年8月29日,ビシュケク市郊外において警察官の検問を突破した武装テロリストと治安機関との間で銃撃戦となり,テロリスト2名が射殺される事件が発生しています。
(2)このほか,キルギス南部地域はイスラム過激派の活動が活発なフェルガナ盆地に近いこと及び山岳地帯のため摘発が困難であることなどから,イスラム過激派組織の移動経路や麻薬の運搬経路となっているとされます。
(3)なお,キルギスでは国内裁判所の決定によって,「ヒズブ・タフリール・アル・イスラム」,「アル・カーイダ」,「タリバーン運動」,「東トルキスタン・イスラム運動」,「クルド人民会議」,「東トルキスタン解放組織」,「ジハード団(イスラム・ジハード連合)」,「ウズベキスタン・イスラム運動(IMU)」,「ジャイシュリ・マフディ」,「ジュンド・アリ・ハリファト」,「アンサルロフ(アンサル・アラフ)」,「アト・タクフィル・ヴァリ-ヒジュラ」,「アクラミーア」,「IS」,「アル・ヌスラ戦線(ジャブハット・アル・ヌスラ)」,「カティバト・アルイマム・ブハリ」,「ジャナト・オシクラリ」,「統一教会」,「ジャマアト・アト・タウヒード・ワル・ジハード」,「A.ティホミロフ,サイード・ブリャトスキーの煽動プロパガンダ文書及び同活動」の20団体・組織・活動グループがテロ組織などの非合法組織として認定され,国内での活動が禁止されています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢(2017年)
(1)7月6日,ジャララバード州において,過激派組織「ヒズブ・タフリール・アル・イスラム」のメンバー4名が拘束されました。居所に対する捜索の結果,大量の過激主義に関する資料が発見・押収されました。
(2)8月11日,紛争地域へキルギス人を派遣するためリクルートしていた国際テロ組織の外国人(CIS諸国出身)が拘束されました。同人は出身国において複数の犯罪を犯した容疑で氏名手配されていました。
(3)8月29日,ビシュケク市郊外(チュイ州ジャイウィルスキー地区)において,警察官の検問を突破した武装テロリストと治安機関との間で銃撃戦となり,テロリスト2名が射殺,1名が拘束されました。テロリストは,拳銃(マカロフ),手榴弾,ナイフで武装していました。
(4)9月7日,キルギス国内でテロを企図していた「イスラム国」の活動家が拘束されました。同人の自宅から,手製爆破装置一式,過激主義に関する資料等が発見・押収されました。
(5)10月12日,「ヌスラ戦線」のメンバーとしてシリアで3年間戦闘に参加していたキルギス人が拘束されました。同人は,テロ行為を準備するため,2016年にシリアから送り出されていたことが明らかになっています。

3.誘拐事件の発生状況(2017年)
(1)外国人を対象とした身代金目的の誘拐事件が発生しています。その他キルギス人を対象とした誘拐事件は複数発生しています。
(2)日本人を対象とした誘拐事件は認知していません。なお,1999年に南部バトケン州の山岳地帯において,イスラム過激派により日本人鉱山技師4名が誘拐される事件が発生しています。
 
4.日本人・日本権益に対する脅威
これまでに,キルギスにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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