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キルギス

更新日 2020年01月23日

1.概況
(1)キルギスでは,2016年8月30日に中国大使館で発生した車両を使用した自爆テロ以降,テロ事件は発生していません。しかし,2017年8月29日,ビシュケク市郊外において警察官の検問を突破した武装テロリストと治安機関との間で銃撃戦となり,テロリスト2名が射殺される事件が発生しています。
(2)このほか,キルギス南部地域はイスラム過激派の活動が活発なフェルガナ盆地に近いこと及び山岳地帯のため治安当局の摘発が困難であることなどから,イスラム過激派組織の移動経路や麻薬の運搬経路となっているとされます。
(3)なお,キルギスでは国内裁判所の決定によって,「ヒズブ・タフリール・アル・イスラム」,「アル・カーイダ」,「タリバーン運動」,「東トルキスタン・イスラム運動」,「クルド人民会議」,「東トルキスタン解放組織」,「ジハード団(イスラム・ジハード連合)」,「ウズベキスタン・イスラム運動(IMU)」,「ジャイシュリ・マフディ」,「ジュンド・アリ・ハリファト」,「アンサルロフ(アンサル・アラフ)」,「アト・タクフィル・ヴァリ-ヒジュラ」,「アクラミーア」,「IS」,「アル・ヌスラ戦線(ジャブハット・アル・ヌスラ)」,「カティバト・アルイマム・ブハリ」,「ジャナト・オシクラリ」,「統一教会」,「ジャマート・タウヒード・ワ・ジハード」,「A.ティホミロフ,サイード・ブリャトスキーの煽動プロパガンダ文書及び同活動」,「ヤクン・インカル」の21団体・組織・活動グループがテロ組織等の非合法組織として認定され,国内での活動が禁止されています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢(2019年)
(1)国家懲罰執行庁によると,2月時点においてキルギスではテロ・宗教過激主義の罪で245人が刑務所に収監,215人が強制施設に収容され,86人が執行猶予判決を受けており,同罪で刑務所に収監される人数,矯正施設に収容される人数は毎年増加しています。
(2)1月11日,逮捕されていた国際テロ組織「ジャマート・タウヒード・ワ・ジハード」のメンバーであるラフマティッロに対し,6年間の自由剥奪刑が宣告されました。
(3)トルコ国内において自爆テロを企図した罪で逮捕され,強制送還されたキルギス人に対し,3月15日,5年間の自由剥奪刑が宣告されました。同人はトルコへ出稼ぎに行った際,国際テロ組織「ジャマート・タウヒード・ワ・ジハード」のメンバーにリクルートされたことが明らかになっています。
(4)6月19日,ナリン州において宗教過激主義団体「ヒズブ・タフリール」の信奉者6人が逮捕されました。同人らの居宅から,実弾,火薬,過激主義に関する書籍等が発見,押収されました。
(5)11月13日,ジャララバード州において宗教過激主義団体「ヒズブ・タフリール」のプロパガンダを行っていた女子学生が拘束されました。同人は地元女性の祈祷の機会等を利用してプロパガンダを実施していたことが明らかになっています。

3.誘拐事件の発生状況
(1)キルギス人を対象とした身代金目的の誘拐事件が2019年中に少なくとも5件発生しています。
(2)近年,日本人を対象とした誘拐事件は確認されていません。しかし,キルギスでは1999年に南部バトケン州の山岳地帯において,イスラム過激派により日本人鉱山技師4名が誘拐される事件が発生しています。 

4.日本人・日本権益に対する脅威
 上記3(2)のとおり, 1999年に日本人4名の誘拐事件が発生しています。また,過去にはアル・カーイダ関係者を名乗る者等からも,日本を攻撃対象として名指しする声明がインターネット等を通じて出されています。キルギス国内における日本人及び日本権益を標的としたテロや誘拐事件が発生する可能性は排除できず,十分な注意が必要です。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は,このような「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が報道等の情報に基づいて海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり,本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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