ジャマイカ
テロ・誘拐情勢
更新日 2023年06月15日
1 概況
ジャマイカにおいては、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。しかし、ジャマイカ国内において、2017年、イスラム教宗教指導者が米国司法当局からテロ容疑で起訴され、身柄引渡し要求を受けたジャマイカ当局によりジャマイカ国内で逮捕されたのち、2020年に米国に送還されました。
ジャマイカで外国人を標的とする誘拐事件は、例年ごくわずかです。
2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
2022年に発生した誘拐事件は公表されていませんが、2019年には、強盗が銃撃戦の後、中国人を人質として誘拐する事件が発生しました。
数は限られていますが、今後も外国人を標的とした誘拐事件に注意が必要です。
4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。