ジャマイカ
テロ・誘拐情勢
更新日 2025年02月05日
1 概況
ジャマイカにおいては、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。しかし、ジャマイカ国内において、2017年、イスラム教宗教指導者が米国司法当局からテロ容疑で起訴され、身柄引渡し要求を受けたジャマイカ当局によりジャマイカ国内で逮捕されたのち、2020年に米国に送還されました。
ジャマイカで外国人を標的とする誘拐事件は、例年ごくわずかです。
2 各組織の活動状況又は各地域の治安情勢
「1 概況」のとおり。
3 誘拐事件の発生状況
2023年には、5件の誘拐事件が発生したと公表されており、2019年には、強盗が銃撃戦の後、中国人を人質として誘拐する事件が発生しました。
数は限られていますが、今後も外国人を標的とした誘拐事件に注意が必要です。
4 日本人・日本権益に対する脅威
現在のところ、ジャマイカにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。
他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。