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テロ・誘拐情勢

2016年02月24日

1.概況
(1)ハワイでは、テロ組織の存在は確認されていません。ただし、地理的特性から、空港又は港湾からのテロリストの州内への侵入を完全に防ぐことは困難と見られ、その脆弱性が指摘されています。また、ハワイには米軍基地が多数存在することから、これら基地を攻撃目標とするテロ行為が行われる可能性は否定できません。
(2)ハワイでは、「グローバル・ジハード思想」に共鳴したいわゆる「ホーム・グローン・ジハーディスト」によるテロの脅威が年々高まっていると言われています。特に近年は、イスラム過激派組織ISIL及びその支持者が、ソーシャルメディア等を活用して欧米諸国へのテロ攻撃を繰り返し呼びかけており、ハワイにおいても、こうした呼びかけに呼応するテロへの警戒感が高まっています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1.概況のとおり

3.誘拐事件の発生状況
 近年、ハワイにおいてテロリストによる誘拐事件は発生していません。ただし、過去の交際相手等を狙った誘拐事件や暴行目的の誘拐事件は散発的に発生しており、夜間の単独行動を避け、特に女性については見知らぬ男性からの声かけ等に応じないよう、行動には十分に注意する必要があります。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 日本人・日本権益を標的としたテロ・誘拐事件の発生の可能性は低いとみられています。他方、近年、シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や、パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。