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ポルトガル
テロ・誘拐情勢

更新日 2023年04月12日

1 概況
(1)2022年中、ポルトガルにおいて、テロ組織、反政府組織や国際的なテロ組織の関連組織の活動は確認されていません。
(2)他方、2022年2月、リスボン大学におけるテロ及び銃器所持の罪で1人が逮捕されていますが、テロ組織との関連は認められていません。
(3)なお、イスラム過激派組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)は「イベリア半島(ポルトガルが所在する半島。中世の一時期にイスラム影響下にあった。)を取り戻せ。」と標榜しているほか、欧米諸国に対するテロの実行を呼びかけており、潜在的な脅威は存在することから、ポルトガル治安当局による警戒が強化されています。
(4)ポルトガルにおいて発生している誘拐事件等の特徴として、営利目的短時間略取や知人間における略取、わいせつ目的誘拐が挙げられます。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
 ポルトガルにおいて、外国人を標的とした政治目的、身の代金目的等誘拐事件は確認されていません。
 その他の誘拐事件等としては、営利目的短時間略取(被害者を一時的に拘束し、ATMで現金を引き出させた後、解放する事件)や知人間における身体に対する加害目的の略取事件、わいせつ目的誘拐事件が報告されています。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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