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オランダ

2019年04月19日

1 概況
(1)オランダでは,2018年以降,テロを動機とする事件(未遂事件を含む)が発生しており,当局は警戒を強めています。2018年8月にはアムステルダム中央駅にてテロと見られる刺傷事件が発生し,9月にはアーネム及びヴェールトで蘭人ジハーディストによるテロの未遂事件が発生しています。また,2019年3月18日にユトレヒトで発生した4名が死亡した路面電車内での銃撃事件についても当局はテロの可能性も視野に入れて捜査を継続しています。
(2)2019年2月時点で,オランダ総合情報局(AIVD)は,約55名のジハーディストがシリア・イラク方面からオランダに帰還しているとの見方を示しています。また,治安当局は,イスラム過激派又はその思想を持った移民・難民が,欧州に流入する可能性は否定できないとしています。
(3)オランダ国内のテロ脅威度は,上記も踏まえ,様々な国内的,国際的要因を考慮して,オランダ安全司法省テロ対策調整官組織(NCTV)が随時改定しています。NCTVは,国内でテロ攻撃が準備されている具体的な兆候は見られないとしつつも,オランダ政府が有志連合の一員としてISIL支配地域に対する軍事行動に関与したことや,オランダの周辺国においてテロが頻発し,イスラム過激派組織が犯行声明を出している状況を踏まえ,攻撃の現実的な可能性があるとして,2013年から,テロ脅威度を5段階のうち上から2番目であるレベル4「substantial(相当程度)」の状態で維持しています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 1 概況のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
  欧州連合統計局(Eurostat)の統計によれば,オランダにおける誘拐事件の発生件数は減少傾向にあり,2016年に420件あった誘拐事件が2017年には395件にまで減少しています。なお,日本人を標的とする誘拐事件は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
  オランダ国内において,日本人・日本権益を標的にしたテロ等の脅威は具体的には把握されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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