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オーストリア

2018年08月08日

1 概況
(1)オーストリアでは,近年,イスラム過激派組織等によるテロ事件は発生していません。
(2)従来,オーストリアにおけるイスラム過激派の活動は,勧誘,宣伝,資金獲得等が主たる目的であって,直接的なテロの脅威は低いものと考えられてきました。しかしながら,過去にはオーストリアに所在する国際機関がテロの標的となった例もあること,また,オーストリア当局によれば,シリア,イラクにおけるイスラム過激派組織に参加するいわゆる「外国人戦闘員」の帰還者が国内に数十名いること,さらにインターネット等を通じて自己過激化した者によるローン・ウルフ型のテロに対する脅威も現実のものとなっていること等を踏まえれば,今後,オーストリアがテロの標的になる可能性も否定できません。当局は,イスラム過激派の脅威を重視して捜査等を行っています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
1 概況のとおり

3 誘拐事件の発生状況
近年,誘拐事件は,年間10件程度発生していますが,日本人を標的とした誘拐事件の発生は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
これまでに,オーストリアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。

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