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テロ・誘拐情勢

2016年04月01日

1.概況
(1)カンボジアでは、現在でも闇市場に小型武器や手榴弾等が出回っており,2009年1月には国防省前及びTV3放送局前に爆発物が設置される爆発未遂事件が発生し,「クメール民族和解戦線」(タイガーヘッド)のメンバー5名が逮捕されました。また,2013年8月にはプノンペン都裁判所前及び与党・人民党コンポンスプー州本部前において爆発物が爆発する事件が発生しましたが,犯行主体については不明のままです。
(2)カンボジアでは、2003年にジュマ・イスラミーヤ(JI)の活動に関与していたとされるイスラム系団体の構成員4名が逮捕されたことがあり,また,2015年にタイ国境付近で同年8月のタイにおける爆発事件の関係者とされる男が逮捕されました。
(3)現在,イスラム過激派等のテロ組織の活動は確認されていません。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
  1.概況のとおり

3.誘拐事件の発生状況
  テロ組織等によるとみられる誘拐事件の発生は確認されていません。国家警察によれば、2015年、身代金目的の営利誘拐の発生はありませんでした(2014年は6件発生)。

4.日本人・日本権益に対する脅威
(1)現時点では,カンボジアにおいて日本人・日本権益がテロや誘拐の直接の標的とされる可能性は低いとみられます。しかしながら,日本人を含む外国人観光客が多く訪れるシェムリアップ州等の観光地、ホテル、飲食店等がいわゆるソフトターゲットとしてテロの標的とされ、日本人がその巻き添えとなる可能性は排除しきれません。
(2)近年,シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や,パリでの同時多発テロ事件等が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
(3)このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。