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クック諸島
安全対策基礎データ

更新日 2024年07月12日

1 犯罪発生状況
 クック諸島においては、首都アバルアのあるラロトンガ島を含め凶悪な犯罪はほとんど発生していませんが、窃盗、置引き、住居侵入事案等の犯罪が報告されています。特に、観光客をねらったホテル客室への侵入・窃盗や浜辺での置引きが多く見られます。犯罪発生場所としては、島内のホテルや至る所にある人気のない浜辺等が多く、警察が島内のパトロールを実施しています。

2 防犯対策
 クック諸島の治安は安定していますが、置引き等の窃盗犯罪に注意が必要です。日本人の被害は、今のところ報告されていませんが、現金、貴金属、パソコン、携帯電話等は、ホテルの金庫等に保管することをおすすめします。ほぼ全てのホテルが海沿いにあり、開放的な作りとなっているため、外出等で部屋を空ける場合および夜間就寝中は、出入口とすべての窓の施錠を心掛けてください。また、ビーチで遊泳等をされる際は、貴重品を浜辺等に放置することのないようにしてください。

3 テロ・誘拐
 テロについては、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_300.html )をご確認ください。

1 査証
(1)短期滞在
 日本国籍者は、31日までの短期滞在の場合、査証は免除されています。
 滞在を延長する場合、滞在者それぞれのパスポートの身分事項ページおよび旅程表をクック諸島外務移民省(immigration2@cookislands.gov.ck )に送信して滞在延長申請を行ってください。合計最大6か月間の滞在が可能です。
(2)長期滞在
 長期滞在の場合は査証を取得する必要があります。日本にはクック諸島の大使館は所在しないため、クック諸島外務移民省(電話:+682 29 345、メール:immigration2@cookislands.gov.ck )等にお問い合わせください。 

2 出入国審査
 入国審査においては、クック諸島からの出国予定日から遡って6か月以上の残存有効期間がある旅券(パスポート)、帰路の航空券、宿泊先の予約確認書の提示が求められます。

3 外貨等申告
 入国の際に、現金1万ニュージーランド・ドル(NZドル)以上またはこれに相当する外貨、物品や真珠を持ち込む場合は、申告が必要です。

4 通関・検疫
(1)持込み禁止品
 銃器、違法薬物(麻薬等)、違法薬物、公序良俗に反する印刷物等は持込みが禁止されています。
(2)免税品の範囲
 免税品の範囲は、酒類2リットルまたはビール4.5リットルまで、タバコは200本または250グラムまで、葉巻50本までまたはタバコと葉巻が混在する場合は合計250グラムまでとされています。

1 滞在時の各種届出
 滞在中、外国人が滞在場所等を届け出る制度はありません。

2 旅行制限
 制限区域は特にありません。

3 写真撮影の制限
 国内に多数ある教会の内部を撮影する場合は、関係者から許可を得るよう心掛けてください。

4 違法薬物・銃器
 麻薬類については、厳格な取り締まりが実施されていて、場合によっては懲役刑が科されることとなります。また、一般人が銃器を所持するには、警察の許可が必要です。

5 観光の際の注意事項
(1)遊泳にあたっての注意
 ラロトンガ島の南側にある環礁と外海をつなぐ水路5か所は流れが速く、観光客が遊泳中に流されて行方不明となる事故が発生しています。これらの場所を含め、遊泳禁止の立て札がある場所で泳ぐことは危険ですので、絶対に止めてください。また、環礁内は水深が浅い場所でも、毒を持つオニダルマオコゼが生息していることがありますので、素足では歩かないでください。
(2)犬に対する注意
 クック諸島では犬が放し飼いにされており、ジョギングしている人を追い掛ける、バイクを追いかけて衝突事故を起こす等、様々なトラブルが発生しています。散歩中や車・バイクの運転中は、犬に十分注意し、不用意に刺激しないようにしてください。

6 交通事情
(1)交通法規
 クック諸島の交通ルールは日本とほぼ同様で、車は右ハンドル左側通行ですが、市内に2か所あるロータリー式の交差点では、右側から進入する車を優先する必要があります。制限速度は、一般道路では時速50キロメートル、首都アバルアおよび風光明媚な浜辺があるムリ地区では時速30キロメートル、人家がある場所は時速40キロメートル、スクールゾーンは時速20キロメートルとなっています。
 警察は、近年多発している交通事故防止のための取締りに力を入れています。また、飲酒運転には200NZドル以上、無免許の場合は40NZドルの罰金が科されます。
(2)運転免許
 車を運転する際、外国政府発行の有効な運転免許証を所持している場合には、公認の英訳を添付していれば、免許証で許可された車種の運転が可能です。
(3)運転や歩行にあたっての注意事項
 道路の舗装状況は一部区間では良好とはいえません。レンタカーを利用する際は、道路上の凹凸のみならず、公道に放し飼いの鶏や豚、犬が飛び出してくることがあるので、前方への注意が必要です。また、特に町外れでは、街灯が十分に設置されていないため、常に制限速度を守り、安全運転を心掛けてください。
 バイクの運転免許証を所持していなくても、簡単な走行テストでクック諸島の免許が取得できることから、運転に不慣れな観光客がバイクを運転している場合もあるため、車の運転中や歩行中も注意が必要です。
 暗くなってから道路を歩く場合は、街灯が十分に設置されていないため、走行する車の運転者に歩行者への配慮を促すためにも、点灯した懐中電灯などを持って歩くことをおすすめします。

7 自然災害
(1)サイクロン
 毎年11月から4月にかけてはサイクロンのシーズンとなり、年に数回大型サイクロンが直撃または通過することがありますので、避難の必要が生じた場合は、ホテルや現地当局などの誘導に従い、速やかに避難してください。
(2)地震・津波
 地震の発生など津波の来襲が予測される時は、直ちに海岸から離れ、一刻も早く高台に避難してください。島内各所には津波避難経路(白地に波のマーク)の表示があります。その場合は経路に従って避難してください。

8 在留届
 クック諸島に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在ニュージーランド日本国大使館(クック諸島を兼轄)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

9 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、クック諸島で事件や事故、自然災害が発生し、在ニュージーランド日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 風俗、習慣
(1)マライ
 ラロトンガ島内に100か所程度ある伝統的集会場所であるマライ(石が環状または四方形に設置してある場所)では、部外者が神聖な石に触れることは避けるべきとされています。
(2)宗教等
 国民の大多数を敬虔なキリスト教徒が占めていることから、肌の露出度が高い水着等で、教会やマライを訪問することや町中を歩くことは適当ではありません。

2 衛生・医療事情
(1)衛生事情
 全般的に、生活上の衛生状況は良好で、特に問題ありませんが、上水道はまれに水が濁ることがあります。飲用には市販のミネラルウォーターの利用をおすすめします。
(2)感染症等
 近年デング熱の発症が報告されています。、蚊に刺されないように対策を行ってください。病気ではありませんが、魚の毒に起因する食中毒やスズメバチに刺されたことによるアレルギー症状で現地の住民が病院に運び込まれることが時々あるようです。
(3)医療事情
 クック諸島では、ラロトンガ病院で、一般的検査・治療や手術が可能ですが、高度な医療は行えず、大きな病気や怪我をした場合、ニュージーランド、日本等へ緊急搬送する必要が生じます。
 また、ラロトンガ島以外の島で医療が必要となった場合、ほとんどの島には医師がおらず、ラロトンガ島までの定期就航便もないため、ラロトンガ島への緊急搬送が必要になる場合もあります。
(4)海外旅行保険への加入
 緊急搬送には多額の費用がかかりますので、たとえ短期間の滞在であっても、クック諸島を訪れる場合は、日本出発前に緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することを強くおすすめします。
 詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎緊急通報センター(救急車・消防共通): 電話999

◎在ニュージーランド日本国大使館(クック諸島を兼轄)
 電話:(ニュージーランドの国番号64)-4-473-1540
   ニュージーランド国内からは(市外局番04)-473-1540
◎在オークランド日本国総領事館
  電話:(ニュージーランドの国番号64)-9-303-4106
   ニュージーランド国内からは(市外局番09)-303-4106

(問い合わせ先)
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関係課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2853
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3679
○ 領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○ 外務省 海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地在外公館連絡先)
○ 在ニュージーランド日本国大使館※クック諸島は在ニュージーランド日本国大使館が兼轄しています。
  住所:Level 18, The Majestic Centre, 100 Willis Street, Wellington 6011, New Zealand (PO Box 6340、 Wellington 6141)
  電話:(国番号64)-4-473-1540
   ニュージーランド国内からは(市外局番04)-473-1540
  ホームページ: http://www.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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