セントルシア | Saint Lucia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 犯罪発生状況
(1)セントルシアは,人口約18万5千人の島国ですが,近年は凶悪犯罪の増加が懸念され,人口当たりの日本の発生率と比較すると,はるかに高い値となっています。2017年には,60件の殺人事件が発生していますが,これは人口10万人あたり32.4人となり,日本の100倍以上の高さです。
(2)2016年には252件の違法薬物関連犯罪が発生するなど,違法薬物の蔓延も大きな社会問題となっており,治安当局も取締りに力を入れています。麻薬乱用は大人だけでなく未成年の間でも広がっていると言われています。

2 観光地における被害例
 セントルシアは観光立国であるため,観光客が集中する場所には警察官を多数配置するなど警戒を強化しているため,外国人観光客などが殺人や誘拐に巻き込まれるケースは稀ですが,2018年5月には,首都カストリーズ市内中心部で死傷者を伴う銃撃事件が発生するなど注意が必要です。
 加えて,近年では,ひと気の少ないビーチでくつろいでいた日本人が強盗被害に遭ったケースも報告されていますので,路上強盗や盗難には特に注意してください。また,日本人女性が現地の男性から執拗につきまとわれるといった事案なども報告されています。

3 犯罪被害危険地域
 首都カストリーズ市内の犯罪が多発する特定の地区(Chaussee Roadから東側,George V ParkからMarry Ann Streetまでの間)には絶対に立ち入らないようにしてください。
 また,昼間でも人通りの少ない所や,日没後の海岸などひと気のない場所についても注意が必要です。

4 防犯対策
 外国人旅行者は,強盗や置き引き,ひったくり,住居侵入(ホテルの客室荒らし)などの被害に遭いやすいので,持ち物への注意を怠らない,貴重品は安全な場所に保管する,多額の現金や貴重品を持ち歩かないなどの基本的な注意を心掛ける必要があります。高級腕時計や宝石類,カメラを露出していると強盗等のターゲットになりやすいので,目立たないようにしてください。スマートフォンも狙われやすいので,人目に付く場所で取り出したり,歩きながら使用したりといった行動は控えてください。
 ホテルでは,在室中であっても押し込み強盗等の被害に遭わないよう施錠を徹底するなどの心がけが必要です。
 強盗や性犯罪の被害に遭う危険性が高くなりますので,夜間の外出やひと気のない場所への立ち入りは極力避け,不必要に肌を著しく露出する服装は避けてください。特に日没後の海岸などは,薬物中毒者が出没することが多いので,安易に近寄らないでください。

5 テロ対策
 これまでに,セントルシアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり,未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,在日英国大使館(セントルシアの査証業務を代行。電話:03-5211-1100),セントルシア当局や在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントルシアを兼轄)にお問い合わせください。)

1 査証
 日本人は,就労以外の目的かつ出国の航空券及び滞在費を所持していれば,滞在期間に応じて3か月から6か月の滞在許可が付与されます。入国時に旅券の残存有効期間が6か月以上あることが必要です。

2 出入国
 出国税は航空券に含まれているため,出国時に支払う必要はありません。

3 外貨申告
 出入国に際して,10,000米ドル以下の外貨の持ち込み及び持ち出しは申告する必要はありませんが,これを超える場合には税関に申告する必要があります。米ドルなどの外貨から現地通貨ECドル(イースタン・カリビアン・ドル)への両替は銀行又はホテルで行えます。日本円の両替はできません。

● 滞在時の留意事項


1 各種取締法規
(1)違法薬物関連
 違法薬物の所持や使用は違法であり,違反者には重い刑罰が科せられます。特に,旅行者が知らない間に違法薬物の運び屋にされるケースも報告されていますので,他人から荷物や物を預かったり,他人に荷物を預けない,また荷物から目を離したりしないように注意してください。
 また,当局が取り締まりを強化しているため,入国時の税関検査にてスーツケース等を開いての検査を求められることもあります。違法薬物を持っていなくても検査を拒否すれば「怪しい」と判断され余計に時間がかかることになります。係官の指示には従うようにしてください。

(2)不法就労
 外国人が就労するには,許可を取得する必要があります。不法就労は,罰金,懲役,強制送還の対象となります。

(3)写真撮影
 空港および政府施設は撮影禁止です。

2 交通事情
(1)交通手段
 島内の交通手段として,ミニバンとタクシーがあります。いずれも安全な乗り物とされていますが,最近は車内強盗なども発生していますので,安全のため,利用するときはホテルなどで手配してください。
 タクシー料金は政府規定の定額料金となっています。乗車前に目的地までの料金および提示された額がECドルか米ドルかを確認することをお勧めします。

(2)運転免許証
 国際運転免許証は使用出来ません。車を運転するにはセントルシアの運転免許証(Temporary License)が必要ですが,日本の運転免許証,国際運転免許証,パスポートサイズの写真を提示すれば,空港,警察署または一部のレンタカー会社で作成できます。有効期間は3か月間で,手数料は20USドルまたは50ECドルです。

(3)道路事情
 車は日本と同じく左側通行です。平地が少ないため起伏やカーブが多く,舗装状態も悪いので,運転には十分注意してください。万一に備えて,交通事故損害保険に加入することをお勧めします。

3 自然災害
 カリブ地域では,ハリケーンによる災害が度々報告されています。特に6月から年末頃にかけてのハリケーンのシーズンに渡航される方は,テレビやラジオ,インターネットなどから最新の気象情報の収集に努め,ある程度長期間滞在する場合は水や非常食を常備しておくなどの対策を検討してください。

4 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントルシアを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,在トリニダード・トバゴ日本国大使館まで送付してください。

5 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在トリニダード・トバゴ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1 衛生事情
(1)食べ物
 セントルシアは水が豊富で,気候も良いところです。また,地方の青果,鮮魚市場等を除けば,スーパーマーケットや市場の衛生状態もよく,感染症等の心配をする必要はありません。

(2)水
 飲料水については市販のミネラルウォーターの飲用をおすすめします。

2 病気(感染症)
 カリブ地域一帯は,エイズへの感染率が高いので注意が必要です。また,熱帯地域によくある蚊が媒介する感染症(ジカウイルス感染症,デング熱など)には注意する必要があり,蚊に刺されない対策(行先に応じて防虫剤の活用や長袖の着用など)に心掛ける必要があります。
※ジカウイルス感染症
 ジカウイルス感染症が,スリナム国内でも発生しています。ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染するほか,母胎から胎児への感染,輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染),症状が軽いため感染に気づきにくいことがありますが,妊娠中にジカウイルスに感染すると,胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから,特に妊娠中又は妊娠を予定している方は,流行地域への渡航を可能な限り控えるなど,十分な注意が必要です。
(参考)感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

3 医療事情
 病気や負傷に際しての一般的な治療は可能ですが,医療施設は限られており,医療水準も決して高くありません。入院や手術を要するような重症(重傷)の場合には,早めに米国や日本への病院に移送する必要があります。したがって,万一に備えて,緊急移送サービス等十分な保証内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


 ◎警察:TEL・999
 ◎消防:TEL・911
 ◎救急:TEL・911
 ◎在トリニダード・トバゴ大使館(セントルシアを兼轄)
  住所:5 Hayes Street,St. Clair, Port of Spain, Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
  電話:628-5991
   国外からは:(国番号1-868)628-5991
  FAX:622-0858
   国外からは:(国番号1-868)622-0858
  ホームページ:http://www.tt.emb-japan.go.jp/houjin-page.htm
  E-mail:embassyofjapan@po.mofa.go.jp

※セントルシアには日本の在外公館はなく,在トリニダード・トバゴ日本国大使館が兼轄しています。

(問い合わせ先)


 ○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902, 2903

(外務省関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○領事局政策課(感染症関連) (内線) 5367
 ○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)