セントクリストファー・ネーヴィス | Saint Christopher and Nevis > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 犯罪発生状況
 セントクリストファー・ネーヴィス(別名:セントキッツ・ネーヴィス)は人口約5万6千人の小さな島国です。観光立国であり,当局も外国人観光客が被害に遭わないよう治安維持に力を入れているため,カリブ地域の中では比較的治安が良好といわれています。しかし,警察の発表によると,2017年には23件の殺人事件,28件の殺人未遂事件,17件の銃撃事件が発生しており,凶悪犯罪の人口あたりの発生率は,日本と比べるとかなり高くなっています。特に,強盗や侵入窃盗などの発生率は特に高く,近年では,けん銃等を使用した凶悪犯罪が増加傾向にあります。治安当局は,違法薬物や銃器の取締りを強化しており,外国人を含め多くの違反者が摘発されています。

2 観光客を狙った犯罪
 大型クルーズ船の寄港などで一度に多くの外国人観光客が訪れると,観光客が犯罪の標的とされる可能性が高くなります。近年は日本人観光客の被害は報告されていませんが,欧米人などの旅行者が,強盗や窃盗などの被害に遭ったり,路上でのトラブルなどに巻き込まれるなどしています。

3 防犯対策
 大きなホテルは警備員を配置するなどして自主防犯体制の強化に努めていますが,特に日没後は,ホテルから離れた海岸などの人通りの少ない場所は危険です。また,部屋の施錠や貴重品の管理を励行し,外出時は多額の現金や貴重品を持ち歩かないなどの対策が必要です。

4 テロ対策
 これまでに,セントクリストファー・ネーヴィスにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,セントクリストファー・ネーヴィス当局や在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントクリストファー・ネーヴィスを兼轄)等にお問い合わせください。)

1 査証
 日本人については,就労以外を目的とした渡航で,出国の航空券を所持していれば,査証の事前取得は免除され,滞在予定期間に応じて3か月から6か月の滞在期間が与えられます。ただし,入国時においてパスポートに6か月以上の残存有効期間があり,十分な滞在費があることが必要です。

2 出入国審査
(1)出入国に際して,10,000米ドルまでの外貨の持ち込み及び持ち出しは申告する必要がありませんが,これを超える場合は申告する必要があります。米ドルなど外貨の現地通貨ECドル(イースタン・カリビアン・ドル)への両替は銀行又はホテルで行えます。日本円の両替はできません。

(2)黄熱流行地域から入国する場合は,イエローカード(黄熱予防接種証明書)の提示を求められます。

3 通関
 税関,検疫所では,徹底した所持品検査を実施しています。

● 滞在時の留意事項


1 写真撮影の制限
 空港施設の撮影は禁止されています。

2 各種取締法規
(1)麻薬関連等
 麻薬,動物,銃器,爆発物の持ち込み及び持ち出しは違法であり,違反者には厳しい刑罰が科せられます。
また,旅行者が麻薬の運び屋に仕立てられるケースが増えていますので,他人から荷物を預かったり,預けたりすることのないよう注意してください。
 当局も所持品検査を強化しているため,入国時に荷物を開いての検査を求められる場合もあります。違法薬物を所持していなくても荷物検査を拒否すれば「怪しい」と思われ手続きに余計な時間がかかることもありますので,係官の指示には従うようにしてください。

(2)不法就労
 外国人が就労するには,許可を取得する必要があります。不法就労は,罰金,懲役,強制送還の対象となります。

3 交通事情
(1)車は日本と同じ左側通行です。島内の公共交通手段として,ミニバンとタクシーがあります。
いずれも比較的安全な乗り物とは言われていますが,最近は車内強盗等も発生していますので,安全のため,利用するときはホテルなどで信頼のあるタクシーを手配してください。また,乗車前には運転手に運賃を確認することをお勧めします。

(2)セントクリストファー・ネーヴィスでは,国際運転免許証をそのまま使用することはできません。車を運転するには同国の運転免許証が必要であり,国際運転免許証,日本の運転免許証,パスポート及びパスポートサイズの写真を提示し交通局で作成,または一部のレンタカー会社を通じて申請し,取得します。費用は,3か月間有効のものが62.50ECドル,1年間有効のものが125ECドルです。

(3)島内を一周する道路は比較的広く,整備されていますが,市街地の道路は狭く,歩道や信号機がほとんど設置されていません。また,セントクリストファー・ネーヴィスでは,歩行者優先の原則が徹底しており,歩行者もそれを当然と考えて道路横断をするので,特に注意が必要です。万一に備えて,交通事故損害保険に加入しておくことをお勧めします。

4 自然災害
 カリブ地域では,ハリケーンによる被害が毎年度々報告されています。2017年には,大型ハリケーンイルマ及びマリアにより,カリブ海諸国に多数の死者が発生し,甚大な被害をもたらしました。特に6月から11月の雨季(ハリケーンシーズン)に渡航される方は,テレビやラジオ,インターネットなどで最新の気象情報の収集に努め,ある程度長期間滞在する場合には水や非常食を準備しておくなどの対策を検討してください。また,周辺に活火山があるため,噴火の影響で航空便が欠航したり,空港が閉鎖されたりする場合があります。

5 ハーグ条約
 セントクリストファー・ネーヴィスは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

6 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントクリストファー・ネーヴィスを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html)による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在トリニダード・トバゴ日本国大使館まで送付してください。

7 「たびレジ」
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在トリニダード・トバゴ日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1 衛生事情
(1)水
 飲料水については市販のミネラルウォーターの飲用をお勧めします。

(2)食べ物
 セントクリストファー・ネーヴィスでは,一部の青果露店などを除いてはスーパーマーケットや市場の衛生状態は良く,感染症等の心配をする必要はありません。

2 病気
 カリブ地域一帯は,エイズへの感染率が高いので注意が必要です。また,熱帯地域によくある蚊が媒介する感染症(ジカウィルス感染症,デング熱など)には注意する必要があり,蚊に刺されない対策(行先に応じて防虫剤の活用や長袖の着用など)に心掛ける必要があります。
(参考) 感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp

3 医療事情
 病気を患ったり,負傷したりした場合は,総合病院で治療を受けることも可能です。しかし,医療設備は限られており,入院や手術を要するような重症(重傷)の場合には,早めに米国や日本への病院に移送する必要があります。したがって,万一に備えて,緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
 その他必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


◎警察:TEL・911
◎消防:TEL・333
◎救急:TEL・911
◎在トリニダード・トバゴ大使館(セントクリストファー・ネーヴィスを兼轄)
 電話:(国番号1-868)628-5991
 FAX:(国番号1-868)622-0858
 ホームページ:http://www.tt.emb-japan.go.jp/houjin-page.htm
 E-mail: embassyofjapan@po.mofa.go.jp

※セントクリストファー・ネーヴィスには日本の在外公館はなく,在トリニダード・トバゴ日本国大使館が兼轄しています。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連除く)(内線)5145
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○領事局政策課(感染症関連)(内線)5367
 ○領事局ハーグ条約室(内線)3923

 ○外務省 海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
 ○在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントクリストファー・ネーヴィスを兼轄)
 住所:5 Hayes Street,St. Clair, Port of Spain, Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
 電話:628-5991
  国外からは(国番号1-868)628-5991
 FAX:622-0858
  国外からは(国番号1-868)622-0858
 ホームページ:http://www.tt.emb-japan.go.jp/houjin-page.htm
 E-mail: embassyofjapan@po.mofa.go.jp