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セントクリストファー・ネービス
安全対策基礎データ

更新日 2022年09月02日

1 犯罪発生状況
 セントクリストファー・ネービス(以下セントキッツ)は人口約5万3千人の小さな島国です。観光立国であり、当局も外国人観光客が被害に遭わないよう治安維持に力を入れているため、カリブ地域の中では比較的治安が良好といわれています。しかし、警察の発表によると、2021年には凶悪犯罪が1,235件発生し、そのうち殺人事件が13件発生しており、凶悪犯罪の人口あたりの発生率は、日本と比べるとかなり高くなっています。特に、強盗や侵入窃盗などの発生率は特に高く、近年では、けん銃等を使用した凶悪犯罪が増加傾向にあります。治安当局は、違法薬物や銃器の取締りを強化しており、外国人を含め多くの違反者が摘発されています。

2 観光客を狙った犯罪
 大型クルーズ船の寄港などで一度に多くの外国人観光客が訪れると、観光客が犯罪の標的とされる可能性が高くなります。近年は日本人観光客の被害は報告されていませんが、欧米人などの旅行者が、強盗や窃盗などの被害に遭ったり、路上でのトラブルなどに巻き込まれるなどしています。

3 防犯対策
 大きなホテルは警備員を配置するなどして自主防犯体制の強化に努めていますが、特に日没後は、ホテルから離れた海岸などの人通りの少ない場所は危険です。また、部屋の施錠や貴重品の管理を励行し、外出時は多額の現金や貴重品を持ち歩かないなどの対策が必要です。

4 テロ・誘拐
 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_291.html )をご確認ください。

(手続や規則に関する最新の情報については、セントキッツ当局や在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントキッツを兼轄)等にお問い合わせください。)
※新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限が取られていることがありますので、海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )等により事前に最新情報をご確認ください。

1 査証
 日本人については、就労以外を目的とした短期間の渡航で、出国の航空券を所持していれば、査証の事前取得は免除され、滞在予定期間に応じて90日間までの滞在許可が与えられます。ただし、入国時において旅券に6か月以上の残存有効期間があり、また十分な滞在費を有している必要があります。

2 出入国審査
(1)出入国に際して、10,000米ドルを超える外貨の持ち込みおよび持ち出しは税関に申告する必要があります。米ドルなど外貨の現地通貨ECドル(東カリブドル)への両替は銀行またはホテルで行えます。日本円の両替はできません。

(2)黄熱流行地域から入国する場合は、イエローカード(黄熱予防接種証明書)の提示を求められます。

3 通関
 税関、検疫所では、徹底した所持品検査を実施しています。

4 医薬品の持ち込み、持ち出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持ち込み、持ち出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご確認ください。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

1 写真撮影の制限
 空港施設の撮影は禁止されています。

2 各種取締法規
(1)違法薬物関連等
 違法薬物、動物、銃器、爆発物の持ち込みおよび持ち出しは違法であり、違反者には厳しい刑罰が科せられます。
また、旅行者が違法薬物の運び屋に仕立てられるケースが増えていますので、見知らぬ人から荷物を預かったり、他人に荷物を預けたりすることのないよう注意してください。
当局も所持品検査を強化しているため、入国時に荷物を開いての検査を求められる場合もあります。違法薬物を所持していなくても荷物検査を拒否すれば、怪しいと思われ手続きに余計な時間がかかることもありますので、係官の指示には従うようにしてください。大麻(56グラム以下)および大麻樹脂(15グラム以下)の所持は非犯罪化されていますが、大麻が合法の国での利用であっても、日本の法令の規定上処罰の対象となる可能性があります。大麻には決して手を出さないようにしてください。

(2)不法就労
 外国人が就労するには、許可を取得する必要があります。不法就労は、罰金、懲役、強制送還の対象となります。

3 交通事情
(1)車は日本と同じ左側通行です。島内の公共交通手段として、ミニバンとタクシーがあります。いずれも比較的安全な乗り物とは言われていますが、最近は車内強盗等も発生していますので、安全のため、利用するときはホテルなどで信頼のおけるタクシーを手配してください。また、乗車前には運転手に運賃を確認することをお勧めします。

(2)セントキッツでは、国際運転免許証をそのまま使用することはできません。セントキッツの運転免許証は、自国(日本)の運転免許証、パスポートおよびその他の身分証を提示し、税務局(Inland Revenue Department)、または認可レンタカー会社を通じて申請し、取得します。費用は、3か月間有効のものが62.50ECドル、1年間有効のものが125ECドルです。

(3)島内を一周する道路は比較的広く、整備されていますが、市街地の道路は狭く、歩道や信号機がほとんど設置されていません。また、セントキッツでは、歩行者優先の原則が徹底しており、歩行者もそれを当然と考えて道路を横断するので、特に注意が必要です。万一に備えて、交通事故損害保険に加入しておくことをお勧めします。

4 自然災害
 カリブ地域では、ハリケーンによる被害が毎年度々報告されています。2017年には、大型ハリケーンイルマおよびマリアにより、カリブ海諸国に多数の死者が発生し、甚大な被害をもたらしました。特に6月から11月の雨季(ハリケーンシーズン)に渡航される方は、テレビやラジオ、インターネットなどで最新の気象情報の収集に努め、ある程度長期間滞在する場合には水や非常食を準備しておくなどの対策を検討してください。また、周辺に活火山があるため、噴火の影響で航空便が欠航したり、空港が閉鎖されたりする場合があります。

5 ハーグ条約
 セントキッツは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

6 在留届
 セントキッツに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントキッツを兼轄)に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html)による登録をお勧めしますが、郵送またはFAXによっても行うことができますので、在トリニダード・トバゴ日本国大使館宛てに送付してください。

7 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html)。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報等を日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、セントキッツで事件や事故、自然災害等が発生し、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 衛生事情
(1)水
 飲料水については市販のミネラルウォーターの飲用をお勧めします。

(2)食べ物
 セントキッツでは、一部の青果露店などを除いてはスーパーマーケットや市場の衛生状態は問題ありませんが、中には保冷設備が整っておらず保存状態が悪いものもあるため、生ものを避ける、食材をよく洗浄する、加熱調理を行う等感染症予防の観点から注意が必要です。

2 病気
(1)カリブ地域一帯は、エイズへの感染率が高いので、注意が必要です。また、熱帯地域によくある蚊が媒介する感染症(ジカウィルス感染症、デング熱など)には注意する必要があり、蚊に刺されない対策(行先に応じて防虫剤の活用や長袖の着用など)に心掛ける必要があります。

(2)現在、セントキッツでは、新型コロナウイルスが発生しており、感染者や濃厚接触者は病状に応じて指定医療機関への入院や自宅での療養・隔離措置がとられています。最新の流行状況や規制等は、在トリニダード・トバゴ日本国大使館やセントキッツ政府のホームページ等にてご確認ください。
 ◎感染症(新型インフルエンザ等)関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/search/pcinfectioninfo.html#widearea

3 医療事情
 病気を患ったり、負傷したりした場合は、総合病院で治療を受けることも可能です。また、新型コロナウイルス対策として国内の病院が、指定病院とされ、同患者の治療に当たっています。しかし、医療設備は限られており、入院や手術を要するような重症(重傷)の場合には、早めに米国や日本への病院に移送する必要がありますので、万一に備えて、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
また、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
https://www.forth.go.jp/

◎警察:911
◎消防:333
◎救急:911
◎在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントキッツを兼轄)
電話:(国番号1-868)628-5991
ホームページ:https://www.tt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji.html
E-mail: embassyofjapan@po.mofa.go.jp

※セントキッツには日本の在外公館はなく、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が兼轄しています。

○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466

○外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http:// www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントキッツを兼轄)
住所:5 Hayes Street, St. Clair, Port of Spain, Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
電話:(国番号1-868)628-5991
FAX:(国番号1-868)622-0858
ホームページ:https://www.tt.emb-japan.go.jp/jointad/kn/ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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