ツバル
安全対策基礎データ
- 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
治安状況はおおむね良好ですが、強盗、窃盗、違法薬物、性的犯罪といった悪質犯罪が少数ながら発生していることが報告されています。
2 防犯対策
(1)窃盗および強盗被害から身を守るために、華美な装飾品は身に着けないなど目立たないようにすることが有効です。万が一、強盗やスリ被害にあってしまった時のために、現金や貴重品の携行は最小限にとどめることを推奨します。
(2)飲酒が可能なバーやレストラン付近では、飲酒に起因する暴力事件(けんか)等に巻き込まれないようにご注意ください。
(3)ホテル内で盗難が発生した事例がありますので、貴重品の管理には常に注意が必要です。また、外出する際は、ホテルのフロント等から現地事情を入手し、島内部や集落に不意に立ち入ってしまうことがないよう注意してください。
(4)夜間に外出する際は、できるだけ単独行動を避けてください。
(5)事件や事故等に遭った場合は現地警察に連絡・通報し、在フィジー日本国大使館(ツバル兼轄、連絡先は末尾)に連絡してください。
3 テロ・誘拐
テロ情勢等については、外務省海外安全ホームページのテロ・誘拐情勢をご確認ください。
◎テロ・誘拐情報:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_271.html- 査証、出入国審査等
ツバルの各種査証・入国手続や規則等に関する最新情報については、ツバル入国管理事務所(電話 +688-20240)、ツバル関税局(電話 +688-20202)、またはツバル観光局(電話 +688-20840)にお問い合わせください。
◎ツバル観光局ホームページ:http://www.timelesstuvalu.com
1 査証・入国審査
日本人が渡航する場合は、事前に査証を取得する必要があります。また、入国時は残存有効期限が6か月以上ある旅券が必要です。査証を申請してから取得できるまで時間を要する場合がありますので、期間に余裕をもって申請してください。査証取得に必要な申請書や求められる書類については、取得する査証の種類によって異なりますので、詳細は以下Tuvalu Immigration Regulation第4項:Application process for Permit to Enter and Resideをご確認ください。なお、査証取得手続きはツバル移民局宛てにメールを送付して行い、必要な手数料はツバル入国時に現金で支払うこととなります。入国時は必要分の現金をあらかじめ用意してください。
◎Tuvalu Immigration Regulations: https://www.un.int/tuvalu/sites/www.un.int/files/Tuvalu/Images/immigrationregulations2014_1.pdf
◎ツバル移民局メールアドレス:immigration@gov.tv
(1)観光ビザ取得に必要な書類(短期滞在)
以下ア~オの書類をツバル移民局メールアドレス宛に送付し、ビザ取得の手続きを依頼してください。
ア 記入済みの査証申請書(英語又はツバル語)
イ パスポートの顔写真ページのコピー
ウ パスポートサイズの顔写真
エ 旅程票
オ 職業や身分を証明する書類または銀行預金残高等の経済状況を証明する書類
(2)観光ビザ取得に必要な費用及び支払い方法
観光目的で渡航する場合、入国時に100豪ドルを支払う必要があります。
2 検疫・税関等
(1)入国時の現金持ち込み、出国時の現金持ち出しの額は3,000豪ドル相当までに制限されています。
(2)18歳以上の方は、酒類は1人あたり1リットルの蒸留酒またはワイン、たばこは200本までの持ち込みが許可されています。
(3)肉類や乳製品(缶詰を除く)、動植物、野菜、果物、木製品等を持ち込む際には申告が必要です。- 滞在時の留意事項
1 立入制限・行動制限
(1)政府関連施設や敷地、私有地等に立ち入る場合には、管理者から事前に許可を得るなどし、トラブルが発生しないよう手続きを行ってください。
(2)午後6時45分から午後7時00分の15分間は、Evening Devotion(静寂の時間)として法律で定められており、緊急時を除いて屋外の移動や行動が制限されます。当該時間はその場に立ち止まるか、座るなどして待機してください。従わない場合は100豪ドルの反則金を徴収される場合があります。
2 写真・動画撮影
一般論として、撮影が禁止されている場所での写真・動画撮影は控え、私有地内での撮影やプライバシーに関わる場所などでは、事前に相手の許可を得るなどして、トラブルが発生しないよう配慮してください。
3 水、物資等の不足
ツバルは多くの物資を輸入に頼っているため、生活必需品、食料、燃料等が不足することがあります。また、燃料不足や水不足のため、計画停電および断水などが発生することがありますので、渡航前には十分な情報収集を行ってください。飲用水はボトル入りのミネラルウォーターを推奨します。ミネラルウォーターはホテルやスーパー等で購入できます。
4 通貨、両替等
ツバルの通貨は豪ドルです。ツバル国内でクレジットカードは使えず、ATMで現金を引き出すこともできないため、あらかじめ十分な額の現金(豪ドル)を用意しておくことを推奨します。
5 宿泊施設、飲食店
宿泊施設の数が限られているため事前に予約してから渡航することをおすすめします。
6 交通事情
(1)交通機関
台数は少ないですが、島内をタクシーが走行しています。レンタルバイクのサービスを提供しているホテルもあるため、ホテルにお問い合わせください。
(2)車の運転
自動車は、日本と同じく左側通行です。信号機がありませんので、交差点を通過する場合には十分注意してください。また、走行中の車の速度を落とすために「バンプ」と呼ばれるかまぼこ状の盛り上がりが道路上に設置されています。
(3)運転免許証
ツバルを訪問する外国人は、入国日から2週間以内であれば自国の運転免許証によって自動車等を運転することが可能です。2週間の期間を超える場合はツバルの運転免許を取得する必要がありますので、現地のツバル警察署にお問い合わせください。
7 通信
現地でSIMカードを購入することでインターネットが利用可能です。また、ホテルおよび空港等の施設では共用Wi-Fiを利用可能です。そのほか、数件のインターネット・カフェが存在します。
8 海洋資源保護区域への立入り
フナフティ環礁内西側の海洋資源保護区域へ入るには、事前にフナフティ町役場で許可を得る必要があります。詳しくは町役場へお問い合わせください。
9 在留届
ツバルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在フィジー日本国大使館(ツバルを兼轄、連絡先は末尾)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
10 たびレジ
在留届の提出義務がない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ツバルで事件や事故、自然災害等が発生し、在フィジー日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。- 風俗、習慣、健康等
1 宗教、習慣
ツバル人のほとんどはキリスト教徒(プロテスタント)で、ほとんどの国民がツバル教会に属しています。
2 ファレカウプレ
島の至る所に「ファレカウプレ(Falekaupule)」と呼ばれる村の集会所がありますが、村人たちの神聖な場所です。トラブルを避けるため、立ち入る場合には事前に村の人に許可を得てください。
3 衛生・注意すべき病気・医療事情等
(1)一般事情
ツバルの医療や公衆衛生の水準は、先進国に比べ低いと言わざるを得ません。必要に応じて、常備薬等を携行してください。ツバル国内の衛生・医療事情等については、厚生労働省検疫所ホームページでご覧いただけますのでご確認ください。
◎感染症情報厚生労働省検疫所FORTH 地域別情報(ポリネシア):https://www.forth.go.jp/destinations/country/polynesia.html
(2)海外旅行保険
大きな病気やケガの場合には、オーストラリアやニュージーランド等の最寄り先進国へ渡航する必要があり、急ぐ場合はチャーター機による緊急搬送となる可能性もあります。これらの医療費は高額となりますので、十分な補償内容の海外旅行保険に加入してください。外務省海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」もご確認ください。
◎海外旅行保険加入のおすすめ:https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
(3)医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省ホームページをご確認ください。
◎厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html- 緊急時の連絡先
◎警察、消防:電話 911
◎病院、救急車:電話 20749
◎観光局(外務省:電話 20117から転送)
◎在フィジー日本国大使館(ツバルを兼轄):電話 (国番号679) 330-4633
※ ツバルには日本国大使館がないため、事故等に遭われた場合、現地警察および在フィジー日本国大使館に連絡してください。- 問い合わせ先
(問い合わせ窓口)
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○ 外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
(現地大使館連絡先)
○ 在フィジー日本国大使館
住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji(G.P.O. Box 13045)
電話:(国番号679)3304633
ホームページ:https://www.fj.emb-japan.go.jp/jointad/tv/ja/index.html
※ ツバルは在フィジー日本国大使館が兼轄しています。
※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。