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フィジー
安全対策基礎データ

更新日 2025年05月23日

1 犯罪発生状況
 首都圏(首都スバ市、ラミ町、ナシヌ町およびナウソリ町)や西部地区のラウトカ市、ナンディ町は人口が多く、外国人観光客も多く訪れることから、比較的多くの犯罪事件が発生しています。窃盗・強盗事件や性的犯罪に巻き込まれる被害が報告されていますので、滞在時は注意が必要です。

2 防犯対策
(1)フィジー国内において、日本人を含むアジア人は一般的に裕福だと思われていることから、犯罪のターゲットになりやすい傾向があります。窃盗および強盗被害から身を守るために、華美な装飾品は身に着けないなど目立たないようにすることが有効です。強盗に襲われてしまった時のために、現金や貴重品の携行は最小限にとどめることを推奨します。
(2)施錠されていない扉や窓から不審者の侵入を許す場合があります。滞在先ホテルや住宅では確実に施錠することが重要です。外出時や就寝時は、貴重品を鍵のかかる場所に保管するよう心がけてください。
(3)その他の防犯および安全対策については、在フィジー日本国大使館が在留日本人向けに作成している「安全の手引き」をご確認ください。
 ◎安全の手引き:https://www.fj.emb-japan.go.jp/files/000566567.pdf

3 テロ・誘拐
 テロ情勢等については、テロ・誘拐情勢をご確認ください。
 ◎テロ・誘拐情報:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_076.html

 フィジー政府の各種査証・入国手続や規則等に関する最新情報については、駐日フィジー共和国大使館(TEL:03-3587-2038、FAX:03-3587-2563)にお問い合わせください。
 ◎駐日フィジー共和国大使館:https://fijiembassy.jp/ja/

1 査証・入国審査
 入国時は残存有効期限が6ヶ月以上ある旅券が必要です。詳しくはフィジー外務省ホームページをご確認ください。
 ◎フィジー外務省(FAQ):https://www.foreignaffairs.gov.fj/embassy-to-tokyo-japan-2/faq/

(1)短期滞在
 日本人が観光等の短期滞在目的で渡航する場合、無査証での入国が認められており、通常4か月の滞在許可が入国時に与えられます。この滞在期間は、入国後、フィジー入国管理局に申請することにより、最長2か月間の延長が認められます。
(2)長期滞在
 就労、就学、居住等、長期滞在目的で入国する場合は、入国前に目的別の滞在許可を取得する必要があります。目的別に準備する書類等は異なるため、駐日フィジー共和国大使館ホームページ、またはフィジー入国管理局ホームページをご確認ください。手続きに相当の期間を要することもあるので、渡航までに十分な余裕を持って申請してください。
 ◎駐日フィジー共和国大使館(VISA):https://fijiembassy.jp/ja/consular-services-jn/visa/
 ◎フィジー入国管理局:https://www.immigration.gov.fj/

2 検疫・税関等
 入国および出国時の持ち込み禁止品または制限品、容量等について、詳しくはフィジー歳入関税庁ホームページおよびフィジー・バイオセキュリティー局ホームページをご確認ください。
 ◎フィジー歳入関税庁(FRCS):https://frcs.org.fj/our-services/customs/visiting-fiji/
 ◎フィジー・バイオセキュリティー局(BAF):https://www.baf.com.fj/traveling-to-fiji/

1 立入制限
 軍施設、大統領官邸など一部地域は一般人の立入が制限されています。政府関連施設や敷地、私有地等に立ち入る場合には、管理者から事前に許可を得るなどし、トラブルが発生しないよう手続きを取ってください。

2 写真・動画撮影
 一般論として、撮影が禁止されている場所での写真・動画撮影は控え、私有地内での撮影やプライバシーに関わる場所などでは、事前に相手の許可を得るなどして、トラブルが発生しないよう配慮してください。

3 ドローン
 フィジー国内でドローンを飛行させる場合、フィジー航空局に申請手続きを行う必要があります。詳しくはフィジー航空局ホームページをご確認ください。
 ◎フィジー航空局(CAAF):https://www.caaf.org.fj/ans-faqs/

4 違法薬物
 違法薬物の製造、輸出入、譲受渡および所持は、当国の法令により禁止されており、違反した場合には重い刑罰が科せられます。近年、大麻や覚せい剤などの違法薬物関連の犯罪が増加しているため、取締りが強化されており、外国人であっても例外扱いは一切ありません。また、日本の法律による処罰の対象にもなります(大麻取締法第24条の8(国外犯処罰規定))。街中で売人らしき者から声をかけられても相手にせず、最寄りの警察署に通報してください。

5 銃器所持
 銃器の所持は厳しく規制されており、警察官であっても武器は警棒のみで、通常は銃器を携帯していません。競技用などのスポーティング銃のみ、購入前にフィジー警察の許可を得れば取得可能です。スポーティング銃およびダイビングで使用するスピアガンを日本から持ち込む場合は、日本出発前にフィジー政府から許可書を取得し、入国時に提示する必要があります。詳しくは駐日フィジー共和国大使館にお問い合わせいただくか、フィジー歳入関税庁(FRCS)ホームページをご確認ください。

6 各種取締法規
(1)不法就労
 外国人がフィジー国内で働くためには就労許可が必要です。不法就労が発覚した場合には、雇用者および被雇用者ともに厳罰に処されます。
(2)政治活動
 外国人の政治活動は厳に禁じられており、違反者は滞在許可の取消し、強制退去等の処分を受けることがあります。
(3)賭博
 賭博は法律で禁止されており、公営ギャンブルの類はありません。
(4)飲酒
 路上や公園などの公共の場での飲酒は禁止されています。

7 交通事情
 「安全の手引き 4.事故対策(1)交通事故」をご確認ください。

8 マリンスポーツ
 「安全の手引き 4.事故対策(2)遊泳、シュノーケリング、ダイビング中の事故」をご確認ください。

9 ハーグ条約
 フィジーは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。詳しくは外務省ホームページをご覧ください。
 ◎外務省 ハーグ条約: http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
 ◎在外で入手できる情報提供・支援一覧:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/ha/page25_000837.html

10 在留届
 フィジーに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在フィジー日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

11 たびレジ
 在留届の提出義務がない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、フィジーで事件や事故、自然災害等が発生し、在フィジー日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

1 民族、宗教
(1)フィジーは、人口の約6割を占める先住民系フィジー人、人口の約3割を占めるインド系フィジー人、様々な出身・民族の人々が暮らす他民族国家です。
(2)地方の村や宗教施設等を訪れる際は、それぞれの民族や宗教の決まりに従う必要があります。地方の村を訪れる場合、女性は丈の長いスカートなどで足を隠す服装を求められる場合があります。

2 気候
 フィジーには雨季(11月~4月)と乾季(5月~10月)があり、スバ市は年間を通じて雨が多く、平均的な湿度が60%~80%あります。一方で西部地域のナンディ町周辺は比較的晴れが多い特徴があります。特に11月~4月の雨季は日差しが強いため、帽子や日傘を使用し、水分補給をこまめに行うといった配慮が必要です。

3 衛生・注意すべき病気・医療事情
(1)一般事情
 フィジーの医療や公衆衛生の水準は、先進国に比べ低いと言わざるを得ません。必要に応じて、常備薬等を携行してください。フィジー国内の衛生・医療事情等は、外務省ホームページ「世界の医療事情」で案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。海外渡航者向けの情報は厚生労働省検疫所ホームページでもご覧いただけますので、あわせてご確認ください。
 ◎世界の医療事情:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/fiji.html
 ◎厚生労働省検疫所FORTH 地域別情報(メラネシア):https://www.forth.go.jp/destinations/country/melanesia.html
(2)海外旅行保険
 大きな病気やケガの場合には、オーストラリアやニュージーランドといった最寄り先進国へ渡航する必要があり、急ぐ場合はチャーター機による緊急搬送となる可能性もあります。これらの医療費は高額となりますので、十分な補償内容の海外旅行保険に加入してください。外務省海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」もご確認ください。
 ◎海外旅行保険加入のおすすめ:https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html
(3)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省ホームページおよび、フィジー歳入関税庁(FRCS)ホームページをご確認ください。
 ◎厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

4 自然災害
(1)暴風雨
 フィジーは例年11月から4月まで雨季にあたり、この時期にはサイクロンや発達した熱帯低気圧による暴風雨が発生する頻度が高まります。この時期に渡航を計画する場合は、出発前に旅行会社から最新の情報を入手するなどして注意してください。滞在中の天候はフィジー気象局ホームページでもご覧いただけます。
 ◎フィジー気象局(Fiji Meteorological Service):http://www.met.gov.fj/
(2)地震
 揺れを感じた場合は、速やかに地震情報を収集し、津波の危険性がある場合には、現地当局等の指示に従って海岸付近から高台に避難してください。地震および津波情報は、米国地質調査所(USGS)のXアカウントでもご覧いただけます。
 ◎米国地質調査所X:https://x.com/USGS_Quakes

 ◎消防・救急:電話 911、または、910
 ◎警察:電話 917、または、919
 ◎在フィジー日本国大使館:(国番号679)330-4633

(問い合わせ窓口)
○ 外務省領事サービスセンター(海外安全相談班)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○ 領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く):(内線)5145
○ 領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連):(内線)3047
○ 領事局ハーグ条約室(一般案内窓口):03-5501-8466
○ 外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○ 在フィジー日本国大使館
  住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji(G.P.O. Box 13045)
  電話:3304633
   国外からは(国番号679)3304633
  ホームページ:https://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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